「本来守られるべき権利を侵害されている方の一助となる」“弁護士費用保険サービス”の社会的意義と今後とは。

弁護士

2022年9月15日 15時21分株式会社アシロ

アシロは、「関わる人を誰よりも深く幸せにすることで、よりよい社会の実現に貢献する」という企業理念のもと、社会基盤である法律・弁護士業界とインターネットを結び付けた事業を展開しています。

地域や相談内容を指定して弁護士・法律事務所を検索できる「弁護士ナビ」シリーズや、弁護士の転職支援サービス「NO-LIMIT」など複数のサービスを展開してきましたが、2022年4月に弁護士費用保険「ベンナビ弁護士保険」を販売する株式会社カイラス少額短期保険を子会社化し(※1)、2022年9月には「株式会社アシロ少額短期保険」に商号変更(※2)を行いました。

※1 株式会社アシロ、弁護士費用保険「ベンナビ弁護士保険」を販売する株式会社カイラス少額短期保険を子会社化

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000032382.html

※2 株式会社アシロ、連結子会社である㈱カイラス少額短期保険の商号変更のお知らせ

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000032382.html

現在アシロでは、保険事業の成長に力を入れて取り組んでおり、今後のアシロを支える事業のひとつとしていきたいと考えてます。

今回は、保険事業の概要と今後の展開についてお話したいと思います。

■”アシロ少額短期保険”の事業内容について

アシロ少額短期保険では、個人の方が法的トラブルに直面した際、その解決を弁護士に依頼する際の費用を補償する保険「ベンナビ弁護士保険」(※3)を提供しております。

※3 「ベンナビ弁護士保険」について

https://kailash.co.jp/

具体的には、法的トラブルを解決するために、弁護士に事件委任をしたときにかかる弁護士費用を補填するための少額短期保険です。弁護士に支払う法律相談料、着手金、報酬金、手数料、日当等のうち、着手金を補償の対象としています。

また、付帯サービスとして60分初回相談無料の弁護士を紹介するサービスを展開していますので、｢どの弁護士に依頼すべきかわからない｣という方も、安心してまずは相談していただくことが可能となっています。

■保険事業の社会的な役割について

日本では“二割司法”と言われている状況があり、法トラブルに遭った人の２割しか満足な司法サービスを受けられておらず、残りの８割は法的な支援を受けられずに泣き寝入りをしている現状があります。

この“二割司法”という実状は、弁護士費用の高さが背景にあると考えております。

つまり、費用の高さが原因で本来保護されるべき権利が侵害されている方が８割もいると捉えることができます。本来法律は、国民全員の権利を保障するために存在するものですが、法的紛争を解決する上で、専門家である弁護士の力を借りることはマストです。

弁護士費用がネックとなって法的弱者が救済されない等といった社会課題の解決の一助となるべく、本保険商品の普及を進めております。

■保険事業がアシロに加わることで、事業戦略上どのような効果があるのでしょうか？

親会社である株式会社アシロではメイン事業として「弁護士ナビ」シリーズを運営するリーガルメディア事業を展開しており、２つの相乗効果があると考えております。

１点目は、弁護士への法律相談が増加することによる市場の拡大です。リーガルメディア事業は弁護士の方々から広告掲載料をいただくビジネスモデルであり、それが故に弁護士市場に依拠しています。弁護士保険の加入が普及することで弁護士に依頼する方々が増えて、弁護士市場そのものが拡大すれば、リーガルメディア事業の成長にも繋がっていきます。

２点目は、リーガルメディア事業への送客という点です。リーガルメディア事業では、法律事務所に相談者を送客していますが、「ベンナビ弁護士保険」がその一翼を担うことができます。具体的には、被保険者がトラブルに直面した際、どの弁護士に依頼すればよいかわからないという折に、リーガルメディア事業で接点のある法律事務所への送客の実現が可能となります。