Gunosyの働き方で大切にしていることとして、「長時間」ではなく、「長期間」一緒に仕事をしてほしいと思っています。メリハリのある働き方で生産性を上げ、終業後に各自の興味関心のためにインプットする時間を確保することを目指し、勤務体制や環境も整えてきました。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、Gunosyでも3月末より原則リモートの処置を行い、全社員が在宅勤務を行っています。情報サービスを提供するGunosyですが、実は全面リモートに振り切ったのは今回が初めてでした。新型コロナウイルスが感染拡大し始めた2月初旬から、徐々にリモート勤務への移行準備を始め、完全リモートに振り切ることが出来ました。Gunosyの社員が行っているリモートハック術は、オウンドメディア「Gunosiru」にてご紹介しています。

在宅リモート勤務の長期化に向けて

リモート勤務の長期化が見込まれる中で、「長時間」ではなく「長期間」働ける環境の整備としてリモート勤務中の福利厚生を設定しました。

１．在宅リモート勤務手当の支給

　・10,000円 / 月の支給　×　6か月　（2020年10月までの支給予定）

２．「オンラインシャッフルランチ」補助の実施

　・オンラインコミュニケーションの補助として、「シャッフルランチ」を

　　オンラインで実施。

　　※その際のランチ代の一定額を上限に補助。

シャッフルランチについて：部署を越えた社内コミュニケーション活性化のために、希望者に向けて、異なる部署の社員同士を「シャッフル」してチーム組し、ランチが楽しめる制度です。

※毎月1回開催。

緊急事態宣言が全面解除ー Gunosyの「新しい企業様式」

Gunosyでは創業当時から、数字を共通言語とし、役職関係なくフラットに全社員で意思決定を行うことを大事にしています。緊急事態宣言が解除された後の勤務体制を考えた際、「在宅勤務を基本とした勤務体制」に切り替えましたが、その意思決定をする際、全社アンケートを実施しました。

出社時の処理量を100％とした時、在宅勤務時の処理量の割合を回答してもらいました。

6割の社員が在宅時の方が出社時と同様以上の仕事を処理できると回答しています。

外出に関する意向については、8割以上の社員が外出したくない、公共交通機関を使用したくないと回答しており、まだ外出への不安の声が多い状況です。

在宅勤務で良かった点として、通勤が不要になり、自分の時間や家族との時間も増えたなどの回答が多くありました。

在宅勤務になって気になる点はやはり通勤がなくなった分、運動不足や、業務のオン/オフの切り替えの難しさ、オンライン上でのコミュニケーションや、出社時の会話や雑談等がなくなったための孤独感などが上げられました。

緊急事態宣言解除後の出社意向については、出社と在宅を組み合わせて勤務したいという意見が5割を超え、次いで完全に収束するまでは在宅勤務を希望するという意見となりました。

オンラインでも数字を共通言語とした会話は活かされており、目標に対しての進行状況や効果測定など、オフライン時とほぼ変わらず全社員が把握できているため、今回のアンケート結果があったのではないかと考えています。

こうした意見を参考にしながら、社員の健康維持と健康に対する意識も尊重し、当面の間、在宅勤務を基本とした勤務体制という、withコロナのGunosyとしての「新しい企業様式」が決定しました。

今後も社会情勢は変化することが見込まれるため、働き方のルールは状況に応じて都度検討し、変更していきたいと考えています。

withコロナ、afterコロナに向けた働き方は今後も状況に応じて変化が求められます。こういった環境下にいち早く適応し、生産性の維持・向上と、社員の健康管理を重視し、時には今回のようにアンケート実施などで社員の声もキュレーションしながら、Gunosyの「新しい企業様式」を提唱していきます。