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公認会計士の経験から生まれた財務AI「ジュリエット」を開発・提供するジュリオ株式会社。公認会計士でありエンジニアでもある創業者・姥貝賢次氏の強い願望から生まれたこのツールは、業務の効率化を実現し、多くのユーザーから高い評価を得ています。

さらに、業務効率化を一層進めるために、文章をフローチャートに変換する「図形生成AI」も新開発。

このストーリーでは、創業者の姥貝氏が「ジュリエット」の開発に込めた想いと、その製品がどのようにユーザーの業務効率化に貢献しているのかを紹介します。

ジュリオ株式会社は、財務AI「ジュリエット」を開発・提供しています。このAIツールは、財務などを行うユーザーに対し、公認会計士が開発したノウハウの塊を、AIを通じてワンクリックで活用できるものです。また、最近では文章をフローチャートに変換する「図形生成AI」を実装し、業務効率化を一層進めています。

より多くの人々が財務知識を活用できる社会へ

ジュリオ株式会社の創業者である姥貝賢次氏は、公認会計士・公認システム監査人・公認不正検査士の経歴を持つ、現役の会計士でありながらエンジニアとしての顔を持つ人物です。彼が中心となり、財務の効率化を目指して「ジュリエット」の開発を始めました。彼の動機は、自身の経験から財務に関わる人々の手間と時間を削減し、より多くの人々が財務知識を活用できる社会を作りたいという強い願望からでした。

AI技術を活用した財務関連業務の効率化

「ジュリエット」は、税理士や会計のコンサルタント、経営企画、ファンドマネージャーなど、財務に深く関わるユーザーの課題を解決するために生まれました。

これらのユーザーは、財務諸表の解析やリスク管理、予測、内部監査など、多岐にわたる業務を行う必要があります。

しかし、これらの業務は専門知識を必要とし、また時間も手間もかかるものです。

そこで、AI技術を活用してこれらの業務を効率化し、ユーザーの負担を軽減することを目指しました。

ChatGPTを活用し、財務諸表のデータを分析可能に

「ジュリエット」の開発は、まず対話型AI「ChatGPT」をベースにした解析ツールの開発から始まりました。このツールは、エクセルなどで管理している財務諸表の表データを分析可能にするものです。

開発初期には、この解析ツールの精度向上に苦労しました。しかし、公認会計士のノウハウを活用し、独自のアルゴリズムを開発することで、高い精度を実現しました。

開発チームは当初、「最新のAIであるChatGPTは計算もできるはず」と考えていましたが、実際にはChatGPTの計算力はかなり低いことがすぐに明らかになりました。これは「財務AI」のコンセプトにとって大きな課題でした。そこで、開発チームは「計算」と「計算結果から洞察を得る」部分を分ける新しい設計に取り組みました。そして、「計算結果から洞察を得る」部分にChatGPTの言語能力を最大限に活用するように設計を改良しました。

この改良が「ジュリエット」の強みを生み出しました。「ChatGPTなのに計算ができる」ことが、「財務」領域において他との差別化を実現し、製品の品質を向上させることに繋がったのです。

開発チームの一員である田中氏は、「開発初期は試行錯誤の連続でしたが、一つ一つの問題を解決していくことで、製品の完成度を高めることができました」と振り返っています。

次に、セキュリティ面の強化に取り組みました。情報漏洩リスクやアクセス制限などのセキュリティ面での機能も強化されています。これにより、ユーザーは安心して「ジュリエット」を利用することができます。

また、新たな大型新機能の追加にも取り組んでいます。文章をフローチャートに変換する「図形生成AI」です。この機能により、ユーザーは文章で表現された情報を一目で理解できるようになり、業務効率化を一層進めることができます。

「ジュリエット」導入で業務時間半減。図形生成により業務や議事録のビジュアル化によるメリットも

「ジュリエット」はリリース後、特に財務や会計業務に従事するユーザーから高評価を得ています。その要因は、私たちが提供する図形生成AIが業務フローや議事録を視覚化し、業務時間を大幅に短縮する可能性を具現化したからです。これにより、ユーザーは業務内容をより深く理解し、業務効率化が可能となりました。

この成功は、ユーザーのニーズを深く理解し、それに応える具体的なツールを開発した結果です。開発当初から私たちは「ユーザーの課題解決に寄与することが私たちの存在意義であり、それが評価される」という信念を持っていました。その信念が評価され、多くのユーザーからの支持を得ることができました。

現在も「ジュリエット」への期待は大きく、その証拠として日々の問い合わせが途切れることはありません。これは、私たちの開発方針が正しく、多くの人々の課題解決に寄与できる大きな可能性を秘めているということを示しています。

効率化だけでなく、知見や洞察を企業経営に活用してほしい

ジュリオ株式会社の姥貝賢次氏は、「ジュリエット」の開発について、「我々の目指すのは、財務の効率化だけでなく、その業務を通じて得られる知見や洞察を、企業経営へ最大限に活用することです。そのためには、AI技術の活用が不可欠です。我々はこれからも、ユーザーのニーズに応えるための新たな機能の開発を進めていきます。具体的には、AIの能力をさらに高め、より精度の高い解析を可能にすること、また、ユーザーの業務フローをより視覚的に理解できるような新たな図形生成AIの開発を進めていきます」とコメントしています。

そして、彼は「我々のビジョンは、AI技術を活用して財務を革新し、全ての人々が財務知識を活用できる社会を実現することです。そのために、我々はこれからも挑戦を続けていきます」と締めくくりました。

商品情報・プロジェクト情報URLなど

ジュリエット　https://jurio.jp/