【インタビュー企画第１弾】

「ないものはつくっちゃおう！」クリエイター魂が燃える、

創作へのこだわりとありたい世の中をつくる意地

【みんマスファクトリー船長：矢野大輔】

みんマスファクトリーは、

様々なバックグランドを持った人たちが自主的に集まり、

マスク工場の立ち上げからマスク生産までを行うプロジェクトです。

どんな人たちが集まっているのでしょう？

プロジェクトメンバーに話を聞いてみました。

―　こんにちは、今日はよろしくお願いします。

　　矢野さんは、街を光らせる照明デザイナーですよね。

　　なのに、なぜマスクを作ろうと思ったのですか？

（みんマスファクトリー船長：矢野大輔 、以下船長）

新型コロナウイルス感染症の流行以前は、

イルミネーションの仕事で予定が埋まっていました。

しかし、他の多くの分野の方々と同じく、

照明デザインの仕事も軒並み中止や延期になりました。

ただ、その時に感じたのは

「実際に仕事があると、

現場に出て直接多くの人と接して作業をしないと何も形にならないな」

ということでした。

３月末の当時、世の中ではマスクが品切れで手に入らず、

活動をするにも安心して外出ができない。悩みながら、

「マスクって、自分で作れないのかな？」

とWEBで検索したら、なんとマスク製造機が普通に売られていたんです(笑)

使い捨てマスクが一日に数万枚という規模で生産できる、

これだけあれば世の中の人も助かるだろうな、と思ったのが始まりです。

―　本来のお仕事ができない、

　　さらに今後も仕事を再開するためにはマスクが必要だ、

　　この状況は世の中のみんな同じでは？

　　と思い、 それを実行に移したんですね！

（船長）

もちろん、一人ではできないので仲間を募ろうと思い、

まずFacebookに投稿したんです。

そしたら、あっという間に100人以上の仲間が集まりました。

投稿した日が４月１日だったので、

エイプリルフールの冗談だろうとノリで参加した人もいたかもしれません。

しかし、実際に協賛金が集まりはじめ、

みんなの応援を受けて、動き出すぞ、と腹をくくりました

（船長の投稿より）

― まさしくみんな同じ思いを持っていたんですね！

　ところで矢野さんは、ご自身のことを「船長」とお呼びになりますよね？

　それにはこだわりが　あるのでしょうか？

（船長）　　

みんマスファクトリーは誰でも参加できるオープンプロジェクトです。

先ほど言ったように、自分のFacebookで「やろうよ」と呼びかけて、

それが広がり、興味を持ってくれた人がスラックに入ってきて

オンラインで進めています。

100人以上の人たちがそのスラックに入ってきて

プロジェクトを動かそうとしているのが、

まさに大きな船に船員が乗り込んできているように思え、

自分は舵取りをして船を進ませるキャプテンだなと思ったので、

「船長」と名乗っています。

設計士、医師や衛生管理の専門家なども参加してくれて、

あんしんして使えるマスク、と言えるものが生産できる体制になりました。

―　そんな多様な方の乗るみんマスファクトリーの作るマスク、

「みんマス」はどのような特徴があるのでしょうか？

（船長）　

マスクの性能について、きちんと調べて良いものを作っている、というところです。

作るからには安心して使えるフィルター性能のあるものを作りたいので、

マスクについては素人でしたがすごく勉強しました。

知っていますか？「使い捨てマスク」と一言で言っても、

基準に合ったもの、ないもので全然性能が違うんです

―　いえ、知りませんでした！

　「使い捨てマスク」って違いがあるんですね！

（船長）

そうなんです。

フィルター性能には基準があって、

例えば「花粉が防げるマスク」と「ウイルス飛沫を防げるマスク」は

マスクの生地の目の粗さが全然違うんです。

フィルター性能の試験をする施設もあるんです。

私もこの度勉強し、船員の専門家に話を聞いて多くを知りました。

そして、知らずにマスクを使っているだけでは、

予防しているつもりでも感染を防げていない、

ということがあることも知りました。

みんマスファクトリーの船員にはデザイナーも多いので、

これらを一般のみなさんにもわかりやすくビジュアルで伝えられるような、

世間の「マスクリテラシー」を高める役割も果たしていきたいと思っています。

顕微鏡比較画像（みんマス調べ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

―　マスクを生産するだけでなく、

　　世の中の「マスクリテラシー」を高める！

　　ワクワクしますね。それでは最後にみなさんに一言お願いします。

（船長）

コロナ禍と呼ばれる状態はまだしばらく終わらないと思います。

マスクは生活の必需品になりますよね。

今、私にできることは、国産の安心して使っていただけるマスク

「みんマス」を1人でも多くの方に届けることだと思っています。

みんマスファクトリーという船が座礁しないように、

集まってくれた船員と一緒に頑張ります。

世の中がまた、安心して外出を楽しみ人々に出会って

クリエイションを楽しめる状態に戻ってほしいと願っています。

ぜひ、一緒にマスクリテラシーをつけて、「みんマス」を使って、

楽しい世の中を創っていきましょう。

みんマスファクトリー船長（代表）の矢野大輔さんは、 Tokyo Midtown(左)やGINZA SIX(右)など都内大型商業施設のイルミネーションなどを手掛ける照明デザイナーです 。

（http://tokyolighting.com/）

みんマスHP：https://minmas.jp/

みんマスショップ：https://minmas.theshop.jp/

Twitter・Instagram：＠minmasujp

Facebook：https://www.facebook.com/minmasjp/

プレスリリース：

みんマスファクトリー合同会社

（2020年6月14日投稿）