株式会社インターン（本社：東京都中央区、代表：半澤洋）がイベントプロデュースの面で協力するPON酒女子は、日本酒イベント「PON酒 Marché」を2020年8月26日に開催しました。

イベントでは、福井県の7つの蔵に協力をいただき、蔵元の代表7名が福井会場に集結し、東京と福井の2会場をオンラインで中継しました。

コロナ禍でも、感染症拡大防止対策を万全に行い、キャンセル待ちが出るほど人気となったこのイベント。

今回は、イベントの主催者であるPON酒女子代表の塚原さんに、「PON酒 Marchéについて」と「PON酒女子の想い」をお伝えいただきました。

PON酒 Marchéについて

塚原さんは、「PON酒女子」として、

日本酒を若い世代を中心に広める活動を行っています。

その一つが日本酒イベント「PON酒 Marché」です。

2019年10月から始まったPON酒 Marchéは隔月で開催し、

今回の2020年8月26日で6回目となりました。

PON酒 Marchéは、

「日本酒を通して地域共創を実現し、日本文化を世界に発信する」

というビジョンのもと、

” 日本酒でつながろう、人・酒蔵・地域 ”

というテーマで開催しています。

日本酒に馴染みが少ない20代・30代や日本酒初心者を中心に、

日本文化である日本酒を気軽に楽しんでもらいたいという想いから

このイベントは作られました。

実際にイベントに参加すると、数種類の銘柄を飲み比べて自分の好きな味を見つけたり、

日本酒についての基礎知識を得ることができます。

きっかけは一つの記事から

「福井の日本酒、飲食店休業で大打撃」

2020年4月18日、福井新聞ONLINEに掲載された一つの記事が目にとまり、

何かできることはないかと思い、塚原さんは一通のメールを送りました。

すると、福井県の田辺酒造蔵元の田辺様から返信があり、

すぐにオンラインでミーティングを開き、

今回の合同イベント開催の流れとなりました。

福井県とのつながり

「最初、福井県の酒造組合宛にメールを送った時、返信がくるかどうかドキドキしました。」

と笑顔で話す塚原さん。

塚原さんが福井新聞の記事を見て送ったメールに返信したのは

福井県酒造組合の副会長であり、

田辺酒造の代表取締役である田辺さんです。

組合の方でも、福井県内での地酒消費を増やすための取り組みを行っていたところだったと伺いました。

今回のイベント開催をとおして、福井県の地酒や観光地としての魅力が東京に伝わり、

注目されるきっかけになればと塚原さんは期待されています。

直接行けなくても、「人」で地域とつながる

「日本はどこへ行ってもおいしい食べ物とお酒が楽しめます。

だからこそ、

”この人がいるところへ旅行に行きたい”

”この人が作ったお酒だから飲んでみたい”

というつながりを作りたいんです。」

8/26のPON酒 Marchéは、

福井県の蔵元7名が福井のサテライト会場に集まり、

オンラインで東京のサテライト会場とつないで開催されました。

東京会場では、各蔵が1つずつ厳選した合計7銘柄のお酒を事前に仕入れ、

参加者の方に飲み比べをしていただきました。

各蔵元からは、お酒の説明だけではなく、

”杜氏さんのPRタイム”という時間や参加者からの素朴な質問ができる時間も設けられており、

より「人」として蔵元と参加者が繋がれる機会となりました。

「今は東京から県外へ行きにくいですが、

落ち着いたら、ぜひ参加者の方には蔵へ遊びに行ってもらいたいです。

私もまだ福井県に行けていませんが、

すでに福井県に行ったかのような親近感を感じています。

現地に知り合いがいるって嬉しいですね。」

日本酒を通して日本という国の良さを広めたい

日本酒の良さを広めるために、精力的に活動しているPON酒女子の塚原さんから、プロジェクトチーム立ち上げの経緯をお話いただきました。

「私は日本酒がもともと好きで、銘柄について調べていた時、

全国に10000以上の銘柄があることを知って驚きました。

その一つ一つ、製法、名前、ラベル、ボトル、

全てに杜氏さんの想いが込めて作られていて、

日本文化としての日本酒の素晴らしさと、

全国でお酒を作ることができる土壌の豊かさを誇らしく思いました。

日本酒を通して、日本という国に想いを馳せることで、

日本の良さを再認識し、誇りを持ってもらいたいと思いました。

ゆくゆくは、日本の文化としての日本酒をプロデュースし、

世界にもっと発信していきたいです。」

PON酒女子の今後について

「私もまだまだ知らない地域がたくさんあるので、

この活動を通して、たくさんの日本の魅力を発見できることが嬉しいです！

これからもどんどん日本全国の魅力を発信していけたらと思います。」

PON酒女子の活動としては、

イベントの定期開催以外にも、

Youtubeで動画配信したり、

酒蔵見学ツアーを組んで行きたいとのことです。

また、自分たちで日本酒をプロデュースし、

世界に売り出していくことも計画されています。

「なかなか大人数で集まったり、

県をまたいで移動することが難しい時期ですが、

今できることで貢献していきたいです。」

今後、PON酒女子のさらなる活躍にご期待ください。

公式HP：https://sites.google.com/view/ponshu-marche/