一般社団法人デジタル田園都市国家応援団は、日本の行政DXをリードする自治体と民間企業で構成される官民連携のプラットフォームです。

多忙な自治体職員の業務効率化を目指し、ITエンジニア村井宗明が「ChatGPTマサルくん」を開発いたしました。

話題のChatGPTに、行政情報を追加学習した「公務員専用ChatGPT マサル」くん。

全国の自治体職員に爆発的に広がり、わずか４ヶ月で、利用回数は５万回に到達しました。

「ChatGPTマサルくん」は、ChatGPTに各省庁のホームページに記載の公開データ合計7900ページを学習させており、自治体職員の日々の業務での問合せに対応します。

一般社団法人デジタル田園都市国家応援団に所属する自治体の職員は簡単に、無料で利用することができ、業務の効率化のサポートをします。

「ChatGPTマサルくん」は下記の要件を満たし、職員の皆様が安心してご利用頂けるようになっています。

①行政情報に基づく高い正確性

②著作権を守るため公共データを使う

③行政用のセキュアな環境

また、アプリダウンロード不要、IDやメールアドレスの入力が不要、使いやすいインターフェースとういう点も5万回の利用回数に繋がったと考えます。

例えば、下記のような質問をマサルくんに投げかけます。

質問：大田区の物価高に悩む中小企業の経営相談の体制拡充について質問をされた場合の議会の答弁書を書いて下さい。

マサルくん回答：〇〇議員の質問にお答えいたします。

大田区における物価高に悩む中小企業の経営相談の体制拡充について、経済産業省では以下のような取り組みを行っております。

まず第一に、中小企業の経営相談窓口の充実を図っております。大田区内においても、地域の中小企業が経営相談をしやすい環境を整備するため、地域の商工会議所や商工会などと連携し、相談窓口の設置や拡充を進めております。また、経済産業省が運営する「中小企業基盤整備機構」や「中小企業庁」なども、中小企業の経営相談に対応しており、必要な情報や支援策を提供しています。(抜粋）

このような回答を即答し、自治体職員の皆様の回答案の参考文を作成することができます。

エンジニア村井が振り返る開発の経緯

開発者の村井宗明は、ChatGPTマサルくんの開発を振り返ってこう述べています。

「ChatGPTマサルくんは、職員の負担軽減や効率化をサポートするために起案しました。

また開発していく中で、自治体によってはLGWAN環境でしかインターネットが利用できないというケースもありました。

そういった自治体向けに、新たにメール回答版を開発しました 。

こちらのメール版は、メールにて質問を投げかけ、5分以内にメールで自動回答ができるバージョンとなっています。今後こちらもご案内していきます。」

さらに効果的な使い方

「ChatGPTマサルくん」は自治体ごとに情報を追加させて、カスタマイズさせることが可能です。一自治体ごとのデータを学習させ、その自治体で働く職員の方々の業務をさらにサポートすることが可能になります。

また、学習させるデータ次第で住民向けのChatGPT、民間企業向けのChatGPTにすることも可能です。

こんなデータをいれて業務効率化を目指したい、等々ご相談頂ければ幸いです。

※無料版マサルくんで現在学習しているデータ

マサルくんでは出来ないこと

ただし、ChatGPTにも弱点があります。前例がないこと、斬新な提案はできません。

繰り返しの作業や、前例があることはChatGPT等のAIに任せて業務時間を短縮し、

生み出された時間で、前例がないことや斬新な提案の時間に充ててほしいと考えます。

今後について

まずは、一般社団法人デジタル田園都市国家構想応援団のホームページに記載の無料版をお試し頂き、来年度の予算確保に繋げて本格導入して頂けますと幸いです。

無料版を含めた実証実験の結果をもとに、さらに使いやすく、業務効率化のサポートができるように改善や修正をしていきます。

マサルくんのお試しはこちらから。

https://digital-supporter.net/dxgpt/