ヨーロッパ発、AIを搭載したユーモラスな語学学習プログラム「gymglishシリーズ」を販売する創業者の想い

創業ストーリー

2023年6月13日 10時00分 KOLENDA Japan株式会社

KOLENDA Japan株式会社（以下、当社）は、語学サービスを通じて、日本でもバイリンガルやマルチリンガルの方々が当たり前のように存在し、大いに社会で活躍いただけるような世の中の実現に少しでも貢献していくという理念のもと、2021年12月に設立されました。

当社は、昨年より欧⽶を中⼼に実績のあるAI搭載型オンライン語学学習プログラム「gymglish（ジムグリッシュ）」シリーズの英語版、フランス語版、ドイツ語版を順次リリースして参りました。今後、イタリア語版とスペイン語版の一般販売も開始いたします。

英語版「gymglish（ジムグリッシュ）」
フランス語版「frantastique（フランタスティック）」
ドイツ語版「Wunderbla（ヴンダーブラ）」
イタリア語版「Saga Baldoria（サガバルドリア）」
スペイン語版「Hotel Borbollón（オテルボルボリャン）」

「gymglish（ジムグリッシュ）」シリーズは、AIを使い効率的に語学学習ができるよう設計されたプログラムです。

AIがレッスンのレベルを受講生ごとに個別に調整するため、集中的、効率的に学習できる
１日１５分と短いレッスンで、エンタメ型コンテンツによって楽しみながら学習でき、継続し易い
AIが忘却曲線に則ったタイミングで復習の機会を提供し、文法や語彙を記憶として定着させる

このストーリーでは創業者の筒井良子が創業から現在までの事業展開を振り返り、「Gymglish（ジムグリッシュ）」の魅力を語ります。

欧⽶を中⼼に600万⼈以上の受講実績をもつAI搭載オンライン学習プログラム、4⽉21⽇より新たにドイツ語版「Wunderbla」をローンチ

PR TIMES

語学学習プログラム「Gymglish」シリーズを日本国内で提供開始するまでの経緯

語学学習プログラム「Gymglish」シリーズはフランスのA9社の人工知能研究者を中心とするチームにより開発され、2004年以来、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語の学習プログラムをリリースし、欧米を中心に600万人以上の受講実績があります。

Gymglishシリーズを日本でご紹介する理由は、確実に学習成果を出していくための仕組みがあることはもちろんですが、ヨーロッパ型の「語学学習は楽しんで良い」という発想に感銘を受けたからです。

米国ビジネススクールに入学するために語学で苦労。その後ドイツに移住して「gymglish」に出会う

当社創業者の筒井は30歳でアメリカのビジネススクールに留学しましたが、大学院に入学できるレベルまで英語を勉強するのには、大変な苦労をしました。とくに日本にある語学教材には発想が受験勉強の延長で無味乾燥なものが多く、語学学習は大変な苦痛でした。

筒井は2020年にドイツに一度移住をし、ドイツ語の勉強をする中でこちらのプログラムに出会いました。AIが受講生のレベルに調整したレッスンを提供する仕組みに関心するだけでなく、ユーモラスなコンテンツがあり、漫画を読むように楽しみながら学習を進めていける事に、日本での語学学習との違いに衝撃を受けました。日本で長く点数偏重型の英語教育を受けてきており、ヨーロッパ人の語学に対するアプローチが違うのだという事にあらためて気づかされました。

自分が興味を持つコンテンツで学習した方が、文法や語彙などが記憶として定着し易いという脳科学の知見もあります。そして、実際にヨーロッパの人達には、小説や映画を通じて、あるいはネイティブと話すことでその言語に接し、語彙やフレーズ等は文脈の中で、楽しみながら自然に覚えていくものだという発想があります。

第二言語習得という1960年代から活発となった研究分野があり、語学学習をする上で何が効果的なのかについて、半世紀ほどの間に知見が蓄積されてきていますが、日本の教育現場ではこのような知見をまだまだ生かす余地がある状態かと思われます。日本では今後、人口が減り、当然マーケットも縮小していきます。海外のマーケットを意識した仕事の仕方を今後はより真摯に考えていかざるを得ません。そこで、このような効果的な語学プログラムを取り入れる事で、日本人に貢献したいという想いが募っていきました。

フランスのA9社を説得し、協業体制へ

こちらのプログラムを日本で是非紹介したいと、2021年中ごろに開発会社であるフランスのA9社をパリまで訪ねました。A9社は2004年よりgymglishを販売しているものの、利益重視ではなく納得のいくプログラム開発をしたいとの経営方針のもと、ベンチャーキャピタルからの投資の誘いを全て断り、無理な営業計画を持たず「オーガニックに」に少しづつ成長してきたという会社です。

当初は、アジア圏はまだ営業計画にはないとのことで、先方は乗り気ではありませんでした。ですが、私自身が日本で英語習得に苦労したことや、このような語学プログラムが日本で貢献しうることを説明し、特別に代理店としての契約に漕ぎつけました。

そこで、昨年の7月から9月にかけて、アタラシイものや体験の応援購⼊サービスの「Makuake」で、こちらの英語プログラムgymglishをリリースしたところ、267名の方々に応援購入をしていただきました。この結果によってA9社にも日本のマーケットでのポテンシャルを実感してもらう事ができました。それまでは、プログラムの日本語でのメニュー表示が不自然な表現だったのですが、A9社に当社との協業体制をとってもらい、日本語の表示を根本的に改善する事ができました。

今年に入ってからは「Gymglish」シリーズの英語版だけでなく、フランス語版、ドイツ語版を順次リリースし、これまで合計で600名近くの方々にご登録をいただくことができました。

ユーザーの方々からは、「AIがストーカーのように痛いポイントをついてくるため、英語レベルの維持に役立っている」、あるいは、「漫画を読んでいるような気分になれるので、無理なく続けられた」といったお声をいただいています。

英語プログラム Gymglish : https://kolenda.co.jp/gymglish/

フランス語プログラム frantastique : https://kolenda.co.jp/frantastique/

ドイツ語プログラム Wunderbla : https://kolenda.co.jp/wunderbla/

Gymglish開発チーム

「Gymglish」シリーズは、フランスのA9社により「続けられる、そして、楽しい」をテーマに開発、2004年にリリースされました。開発のコアメンバーには、A9社の共同創業者であるAntoine Brenner（アントワーヌ・ブレナー）がいます。彼は、パリ第6大学で人工知能の研究で修士号を取得しています。また、VLCメディアプレイヤーの開発メンバーの一人でもあります。

開発チームにはクリエイティブ・ライティングや言語学のスペシャリスト、デザイナー等、多才な人材がいます。レッスンのコンテンツは全てインハウスで制作しており、プログラムの開発には一貫性を持たせています。

A9社には40名強の社員がおり、国籍は20か国、全員がバイリンガル、マルチリンガルであり、語学のスペシャリスト達により構成されています。

今後の展望について

多くの方々が語学に取り組んでおられると思いますが、第二言語習得論の知見を意識して、学習計画を組み立てている方は少ないのではないでしょうか。

語学と一言で言っても、「聞く、話す、読む、書く」は別々の能力だと言われ、それぞれトレーニングが必要です。また、語学学習では、同時にインプット型学習（文法、語彙、読解、リスニング）とアウトプットの機会（スピーキング、作文）を組合せて進める必要があります。というのも、インプット型の学習をしているだけでは、いつまでも自分で実際に使える（話す、書く）ための語学力にはなりません。長年、第二言語習得論の研究をされているケース・ウェスタン・リザーブ大学の白井恭弘教授は、「大量のインプットと少量のアウトプット」というバランスが良いと書かれています。

gymglishシリーズは、「文法、語彙、読解、リスニング」に特化したインプット型学習プログラムですが、今年中にはAIを活用した会話練習のアウトプット型学習機能もリリース致します。よりバランス良く語学学習に生かせていただけるのではと存じます。

そして、「gymglish」シリーズをご紹介することによって、「勉強しなきゃいけないから、やる」のでなく、「楽しいから、やる、続ける」という、語学に長けているヨーロッパ人の発想のエッセンスにも触れていただきたく考えております。ご期待ください。