ケイ.アンビエンテ株式会社は商社やアパレル、IT企業等様々な分野で活躍していたメンバーが集まった会社です。自分たちで面白いと思った商材を取り扱います。

今回は、クラウドファンディングに初めて挑戦し、なぜ470％の達成率を超えることができたか、プロジェクトの実行者　難波将鋭がお話させて頂きます。

(難波将鋭：商社勤務を経て、現職。現在は新商品の開発や新規客先の開拓を担当。)

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2020年から始まったコロナの世界的な影響により、実店舗での販売は非常に厳しい状態が続いています。世界では著名なブランドがどんどん倒産してしまいました。一方で世界各地の製造現場は企業からの発注がなく、数百万人が失業したと言われています。

世界の貿易が停滞し、各国で行われていた展示会やファッションショーも全て中止になりました。交流は激減し、我々も新しい商売の組みたてが出来ないという状況が続いていました。製造側も先の見えないトンネルに入ってしまったと感じていたと思います。

外との交流がストップしてしまっていたのは、ビジネスだけではなく、スポーツの世界でも同様でした。私も剣道を幼少より続けていますが、剣道の世界でも昇段審査や世界大会等で海外を訪れる機会がなくなってしまいました。

そのような閉ざされた世界の中で、剣道でつながっていたオランダの仲間より、オランダのスローケットを日本で販売したいということでお声がけ頂いたのが、今回のスローケットのクラウドファンディングを開催したきっかけです。

日本では夏前という季節もあり、商品が指示されるかどうかという不安の中でスタートした企画でした。ウール100％のスローケットを5月、6月で売るという通常のマーケティングでは考えられない企画でした。

商材としては長年繊維製品の取り扱いをしてきましたが、品質に間違いのない商品でした。売る場さえあれば売れるという確信を持って取り組みました。

いざプロジェクトを開催してみると、開始2時間半で目標金額を達成しました。世界の剣道家がつなぐプロジェクトとしてスタートしましたが、反響は想像以上でした。

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ご支援頂いた方のお名前を拝見すると、高校・大学時代の剣道部の後輩や先輩のお名前があり、まさに自分の周りの剣道家を巻き込んだプロジェクトとなりました。

購入を頂いた方のコメントの中に、「自分も剣道をしていましたので、ご縁を感じました」や「世界の剣道家がつながるプロジェクトに賛同します」といった剣道を通してご興味を持って頂いた方がたくさんいらっしゃるのが印象的でした。

当社の代表も剣道家です。このプロジェクトの発案者は剣道オランダの代表選手。生産者の娘も剣道オランダの代表選手です。

このメンバーでプロジェクトをＳＮＳにあげたところ、非常に多くの剣道家の方がシェアをして下さいました。また多くの日本やオランダを代表する剣道家に応援コメントをたくさん頂いたため、プロジェクトが剣道という共通の趣味を持った方々を通じ大きく広まったのがこのプロジェクトの成功のターニングポイントとなりました。

今後、このような世界の剣道家をつなぐようなプロジェクトを開催し、今までお世話になった剣道界に少しでも恩返しが出来るようにしたいと思います。このような良い商品がより多く世の中に出ていくように、またさらに剣道のご縁が広がるように業務・武道とも続けていきたいと考えています。