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初めてのプレスリリースで取材殺到。クラファン2000%達成も実現した「サウナ横綱」のストーリーの伝え方|Sauna綱【プレスリリースアワード2025】

埼玉県川越市に本社を構える株式会社Sauna綱(サウナつな)は、元力士・大翔龍こと竹内太一氏が業界初となる「相撲」をコンセプトとした飲食店併設のサウナ施設『サウナ横綱』をオープン。開業に際し実施されたクラウドファンディングでは、目標金額30万円に対し約700万円(達成率2,000%超)を達成し、大きな注目を集めました。テレビで目にした方も多いのではないでしょうか。

「相撲×サウナ」というユニークな発想を徹底的に落とし込み、開業までの背景も丁寧に伝えたプレスリリースは、人に語りたくなるストーリーを持つ発信に贈られる「ストーリー賞」を受賞。くすっと笑えるキャッチコピーや「取材が入るイメージができる」点が高く評価されました。

【受賞プレスリリース】まるで相撲部屋? 元力士・大翔龍による“業界初”「相撲」をコンセプトにした『サウナ横綱』、2024年11月下旬オープンのお知らせ

【受賞理由】
「相撲×サウナ」というサービス自体がユニークだが、そのユニークさを徹底的にプレスリリースに落とし込んでいるのがいい。とことん相撲に関連させたサービスを、クスッと笑えるキャッチコピーなどで面白く伝えている。開業ストーリーも共感を覚えるし、力士時代の写真が真剣な表情なのが素敵だ。 (小林 史憲)

出来過ぎくらいによく出来ている、相撲一筋で統一された発表。相撲部屋、疲れを押し出し、次の土俵、力士4名分、など枚挙にいとまがない(ちゃんこに至るまで)。さらに、事業開始前の過去ストーリーを2本も用意して、当時の写真まであって話題に膨らみがあり、取材が入るイメージがつく。 (三島 映拓)

株式会社Sauna綱 代表取締役 『サウナ横綱』オーナー

竹内 太一(Takeuchi Taichi)

中学を卒業して日本相撲協会に力士として入門。力士として17年間在籍し、2021年5月場所で引退。四股名は大翔龍、最高位は幕下九枚目。引退後は恵比寿サウナー、新宿テルマー、草加健康センターなど湯温浴施設で勤務し、経験を積んだ後、2023年9月に株式会社Sauna綱を設立。翌2024年11月に『サウナ横綱』をオープン。|一言|人生の苦難に立ち向かう人々がサウナで体調を整え心と体をリセットする「土俵」として疲れを押し出し明日への原動力にしてほしい。これからも『サウナ横綱』は【不撓不屈】の精神で精進します。

株式会社Sauna綱:ストーリー賞受賞

──プレスリリースアワード2025「ストーリー賞」の受賞、おめでとうございます。今回受賞したプレスリリースが御社にとって初めて作成したものだと伺いました。

はい。私は2021年5月に力士を引退し、創業から『サウナ横綱』のオープンまですべてゼロからのスタートでした。当初は業界とのつながりや発信力もなかったため、新規オープンの認知拡大につなげたいと考え、プレスリリースを利用することにしたのです。

──反響はいかがでしたか。

プレスリリースを配信して1ヵ月で13,409PVを記録し、25のサイトに転載されるなど、大きな反響がありました。

プレスリリース配信の翌日に開始したクラウドファンディングは、初日だけで415万円。最終的には694万円の支援が集まり、想定を上回る結果です。

さらに、開店時にはテレビの生中継も入り、カウントダウンでオープニングを迎えることに。その後も、『ZIP!』や『グッドモーニング』、『めざましテレビ』をはじめ9回のテレビ取材の機会をいただき、開店時の認知拡大につなげることができたと思います。

──受賞したプレスリリースは、「相撲一筋」で統一された発表の仕方が高く評価されていました。そこはやはりプレスリリースを執筆するにあたって大切にされたポイントだったのでしょうか。

そうですね。「相撲×サウナ」という業界初のコンセプトがしっかり伝わるよう意識しました。

例えば、内容がひと目で伝わるようにタイトルをわかりやすくし、内装などユニークな施設の魅力が伝わるように具体的な説明や画像を多く掲載。「元力士が立ち上げたサウナ」であることも伝わるように、現役時代のエピソードなどを交えながら開業までの経緯をストーリー形式で構成しました。

また、ビジュアル面でも目を引くよう、掲載する画像の選定にも工夫を凝らしています

『サウナ横綱』開業のストーリー  プレスリリースより

──さまざまなツールでの発信をされていますが、その中でもプレスリリースではどのようなことを伝えたいとお考えですか。

店舗でのイベント開催や新商品発売といったタイムリーで身近な情報は、日ごろからSNSを通じて発信していますが、それとは別に、プレスリリースでの情報発信も重視していきたいと考えています。プレスリリースにはSNSでのイベント告知などでは伝えきれない背景にあるストーリーや、私たちの想い、社会的な意義といったより深く多角的な情報を盛り込むことができると考えているからです。

私たちが大切にしている「なぜこの活動を行うのか」「どのような課題を解決したいのか」といった核心的な部分は、プレスリリースを通じてこそ、正確に、そして深く生活者の方やメディア関係者の方々にお届けできると思っています。今後も、それぞれのツールの特性を活かし、より充実した情報発信に努めていきたいですね。

──受賞したプレスリリースに限らずですが、発表する以外にプレスリリースの活用方法があれば教えてください。

メディア関係者をはじめ、取材のご依頼をいただいた際には、プレスリリースを積極的に活用いただいています。私たちのプレスリリースには、開業に至るまでのストーリーや事業に込めた揺るぎない思いなどがまとめられており、事前にご確認いただくことで、取材担当者が短時間で本質を把握することができます。取材をスムーズに進めていただくことができるんです。また、私たちが伝えたい「核となるメッセージ」がブレることなく届くことで、より効果的なプロモーションにもつながっていると考えています。

今後も、メディアの方々との円滑なコミュニケーションや、質の高い情報発信のための重要なツールとしてプレスリリースを積極的に活用していきたいです。

──最後に、今回の受賞が決まってから変わったことはありますか。

おかげさまで2025年11月23日に、開店1周年を迎えます。この記念すべき節目を目前に、このような栄誉ある賞をいただくことができ、喜びもひとしおです。

今回の受賞の知らせを受け、準備期間から今日に至るまでのこの濃密な1年間のできごとが、走馬灯のように思い出されましたね。新しい挑戦への不安と期待、予想もしなかった困難、それを乗り越えるために知恵を絞り、一丸となったチームの姿。そして何よりも、私たちが発信する情報を受け止め、共感し、応援してくださったすべてのお客さまの姿が思い出されます。

この賞は、プレスリリースという形で私たちの想いや活動を世に伝える努力が認められた結果だと感じておりますが、それは同時に、私たちの活動を支えてくださった皆さまとの信頼の証であると受け止めております。

これからも、この受賞を大きな励みとし、皆さまに愛され、必要とされる企業であり続けるよう、さらに邁進してまいります。

まとめ:ブランドの核を伝えるはじめてのプレスリリース

株式会社Sauna綱は、「相撲×サウナ」という前例のない発想で、飲食店併設型サウナ施設『サウナ横綱』をオープン。初のプレスリリースでありながら、開業までの背景や創業者の想いを丁寧に伝え、メディア露出やクラウドファンディング成功など大きな成果を生みました。徹底した世界観づくりと一貫したメッセージ発信が評価され、「ストーリー賞」を受賞。

施設オープンを超え、ブランドの理念や社会的意義までを伝えることで、新たな価値を創出した好例といえるでしょう。

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この記事のライター

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『PR TIMES MAGAZINE』は、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社 PR TIMESのオウンドメディアです。日々多数のプレスリリースを目にし、広報・PR担当者と密に関わっている編集部メンバーが監修、編集、執筆を担当しています。

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