麹ビジネスを担う中級者を育成。「麹検定」2級試験、2025年10月に初開催！

室町時代創業の種麹メーカー・株式会社糀屋三左衛門（本社:愛知県豊橋市、代表取締役:村井裕一郎）が主催する「麹検定」。2024年に始動した3級試験に続き、 2級試験を2025年10月に初開催いたします。

株式会社糀屋三左衛門

2025年6月17日 10時10分

◆“麹作り”に挑戦する中級者へ。2級へのステップアップに込めた狙い。

　麹検定は2024年に発足してから、「日常生活に気軽に麹を取り入れるための基礎知識」を受検者に習得していただきました。

　「3級で麹の基礎的な知識と使い方を学んだ人が、もっと実践的に麹に触れ、自ら育てる楽しさを味わえるように」。その狙いから、2級は単なる知識試験に留まらず、麹の作り方、調理への応用まで実務色を強めました。麹を「買う」「料理に使う」段階を超え、“自分で麹を作って食やキャリアに活かす”中級者層へのキャリアアップを後押しします。

　2級の出題試験では「麹菌学」「調理応用」などを中心に、実務に直結する知識が問われます。合格者が「自宅で麹を育ててオリジナルの発酵調味料が作れる」「商品開発に役立つスキルが身につく」レベルの知識の習得を目指します。

◆食品メーカーの人材育成にも効果大

　例えば、醸造メーカーにおいては、直接醸造を学んでこなかった新入社員の方が体系的に麹について学ぶことで、電話や見学の応対、または営業や商品企画などの場面で即活用できる知識を学ぶ機会としての活用が期待できます。

　あるいは、醸造以外の業種で醸造や発酵に関心のある企業の方にとっては、醸造や麹についてビジネスレベルの基礎知識を獲得する機会として、社内研修・キャリアアップ支援ツールとして利用できます。

　また、社内認定資格として社内報やｗｅｂサイトで合格者の紹介を行うことで、広報価値も期待できます。

◆受験者の声

「基礎知識がつくため入門の方にはぴったりの内容だと感じた」（30代・醸造メーカー経営者）
「重要なポイントがまとめられていて、明確だったため（テキストがわかりやすかった）」（20代・醸造メーカー事務職）
「麹の特性や栄養成分について知ることができて、普段の麹の製造時では得られないことが多くあり、とても勉強になりました。」（30代・醸造メーカー製造・品管）
「わかりやすい、要点がコンパクトにまとまっている」（40代・醸造以外の食品メーカーマーケ・企画

◆２級試験概要

申込開始日　　　　：2025年7月24日（木）
試験期間　　　　　：2025年10月2日（木）～10月16日（木）
受験方式　　　　　：CBT形式（スマートフォン・コンピューターで受験）
　　　　　　　　　　試験期間内いつでも、自宅や職場から受験可能
麹検定公式サイト　：https://koji-kentei.jp/　

　　　　　　　　　　３級試験情報も公式サイトにて公開しております

◆麹検定設立の背景と目的

　近年、「発酵食品」への関心は健康や美容といった生活分野全般に広がりを見せています。特に「腸活」や「菌活」などの新しいライフスタイルの普及とともに、麹の持つ可能性にも注目が集まっています。

　一方で、麹に関する正確で実用的な知識や具体的な活用方法について、十分に知られていないという課題があります。また、世間で「発酵ブーム」「麹ブーム」と叫ばれる中でも、実際には味噌や醤油など日本の伝統的な発酵食品の市場は縮小傾向にあり、生産量と消費量ともに減少しています。

　麹検定の目的は、より多くの人々に麹の魅力を楽しんでもらい、正しい知識を身につけてもらうこと、そして多彩な麹を使ったレシピの普及を通して、国内での麹の消費拡大を図ることにあります。麹文化を通じて、新たな食の価値を創造し、伝統食文化の再活性化を目指します。

株式会社糀屋三左衛門（https://kojiyasanzaemon.store/）

代表取締役：村井裕一郎

所在地：愛知県豊橋市牟呂町内田111-1

室町時代創業の種麹メーカー。創業以来、麹づくりのもととなる種麹（麹菌）を3,000社以上の醸造メーカーに供給。日本独自の「麹文化」を後世に継承していくためのデザイン経営を取り入れ、2021年に立ち上げた新規事業「KOJI THE KITCHEN」プロジェクトでは、麹を学び、美味しさを味わうためのイベントを随時開催している。種麹製品の他、甘酒ブランドoriseや麹などD2C製品の製造・販売を行う。