千葉大学の入学式でエコ&読書啓発!学生デザインの間伐材のしおりを新入生にプレゼント

レジ袋有料化に伴う基金を有効活用

千葉大学環境ISO学生委員会は、4月5日(月)に行われた令和3年度の入学式で、学部新入生全員に、ヒノキの間伐材で作られたしおりをプレゼントしました。
  • しおりについて
新入生に対する入学のお祝い、および環境配慮への意識啓発と読書の推進を目的に、間伐材を使ったしおりを作成しました。間伐材とは、密集した人工林において、樹木の根元に充分な光を届けるために、森を保全する目的で一定の間隔で伐採した木のことです。
【サイズ】 縦135mm×横33mm×厚さ0.5mm
【材 質】 ヒノキの間伐材を薄くスライスしたものを貼り合わせて加工されています。
【制作個数】2,700個

 

ヒノキの間伐材を使ったしおりヒノキの間伐材を使ったしおり

【デザイン】
千葉大学のマスコット「ニシ(うさぎ)」「イノ(かもめ)」「マツ(さい)」と、環境ISO学生委員会のマスコット「いそちゃん」が前に向かって進んでいるデザインです。新入生はコロナ禍での入学となり、不安もあると思いますが、千葉大生としての一歩を歩み出したことを誇りに思い、夢に向かって頑張ってほしいという思いが込められています。

 

【配布方法】
令和3年度の入学式は新型コロナウイルス感染対策として、10学部を2グループに分けて開催しました。
日時:2021年4月5日(月)〔第一部〕12:30~13:00 〔第二部〕15:00~15:30
第一部の前と第二部の前には、座席消毒などを行う会場準備の時間があり、その時間に、環境ISO学生委員会の学生17名が手分けして椅子の上に1つずつ置いていく形で配布しました。
 
  • 企画を担当した学生の声(工学部3年 三輪慧)

配布した学生たち(前列左から3人目:三輪)配布した学生たち(前列左から3人目:三輪)

自宅で過ごす時間が多くなったコロナ禍に、少しでも素敵な時間を作れればと思い、ヒノキのしおりを製作しました。本を開くたびにふわっといい香りが広がり、読書の時間を彩ります。新入生に配布するものなので、お祝いの気持ちを込めてしおりには紅白の紐を使い、千葉大学のマスコットを入れました。コロナ禍だったため、企画メンバーとの打ち合わせもすべてオンラインとなり、デザイン案を出したり修正したりといった活動をスムーズに行うなどが大変なこともありましたが、良いものができたと思います。新入生の皆さんには、本を読みながらこのしおりを使うことで、間伐材のこと、環境のことを意識してもらえたらと思います。
 
  • 新入生へのプレゼント企画について
千葉大学で環境活動を行っている「環境ISO学生委員会」が、新入生に環境意識を啓発するグッズを入学式でプレゼントする企画を始めたのは、2018年度のことです。

それ以前から、三菱王子紙販売株式会社と協同で環境意識向上のためのプロジェクトを実施しており、2015年には間伐材で作ったオリジナルシャープペンシルを製作し、学内で販売しました。2016年度は出張エコ教室で使用するための環境ラベルを紹介する教材ノートを作成しました。 
2015年度プレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000015177.html

そして、2017年度には同委員会が、大学から排出される古紙(新聞・雑誌・OA用紙・ダンボール)を有償で業者に回収してもらうことを大学側に提案しました。それまで古紙は無償で回収されていましたが、“古紙は売れる”ことに目をつけて、環境的付加価値をつけてリサイクルすることを目指し、従来の回収スキームの変更を提案したのです。これにより大学側に新たに収入が入るようになり、同委員会がその売上の一部をもらい受け、同社と協同して、学生や教職員のエコ意識啓発につながる商品を製作し、学内で配布・販売を行いました。
2018年度(間伐材ノート) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000015177.html
2019年度(間伐材の扇子) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000341.000015177.html

この取り組みの一環で、2017年度から着手した企画がこの「新入生へのプレゼント企画」です。2018年度の入学式では、古紙を使ったブックカバーを、2019年度にはポケットティッシュを、2020年度には杉の間伐材を使ったしおりをプレゼントしました。
2018年度(ブックカバー) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000270.000015177.html
2020年度(間伐材しおり) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000015177.html

2018年度~2020年度までは大学から排出される古紙の売却の売上を活用していましたが、古紙単価が下落したこともあり、製作費に「レジぶー基金」を使用することになりました。
 
  • 「レジぶー基金」とは
千葉大学では環境ISO学生委員会の発案により、2006年度から千葉大学生協(以下生協)においてレジ袋の有料化(1枚5円)を実施しており、エコバッグの利用が定着しています。例年、年間100万人以上が利用する物販店舗におけるレジ袋の平均購入率は0.5%未満です。これにより、有料化前までレジ袋の購入に充てられていたお金と、レジ袋の販売収入を生協から拠出いただき「レジぶー基金」をつくり、同学生委員会がさまざまな環境活動を実施して、レジ袋削減にご協力いただいた学内の学生や教職員に対し還元しています。今回のしおりの製作費にもこの「レジぶー基金」を使用し、間伐材という材質だけでなく財源もエコに工夫しました。
 
  • 千葉大学環境ISO学生委員会について

 

マスコット いそちゃんマスコット いそちゃん

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。また、千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約200名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトもいくつか実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
◆近年の受賞歴
「International Green Gown Awards(国際グリーンガウン賞)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000282.000015177.html
「International Green Gown Awards 2019 奨励賞」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000357.000015177.html
「ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会 最優秀学生活動賞」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000015177.html
「平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000228.000015177.html
「第3回 サステイナブルキャンパス賞」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000224.000015177.html
「ISCN Awards 2017 ~Sustainable Campus Excellence Awards~」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000015177.html
 
  •  本件に対するお問い合わせ先

千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572

◆千葉大学の環境への取り組み
https://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment/index.html
https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/chiba_u_csr.html
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