コロナ禍で誕生したおうちでかくれうなぎ

コロナ禍で2月3月は大幅に前年度売り上げを伸ばし、うなぎ料理は免疫力アップにつながりコロナ特需の部類に入るのではないかと思うほどでした。

ところが3月末に入り自粛モードが高まりこの頃から町内で感染者が出たら店舗での食事は止めて出前とテイクアウトの営業に切り替えようと決めており、4月に入り町内で感染者が出て4月11日から当分の間営業自粛にして今後の対策を考える時間にあてました。日を増すごとに自粛モードが高まり町内でもゴールデンウィーク期間の営業自粛要請が出て当店は5月の12日まで営業自粛しました。

ピンチはチャンス！

この約1カ月の間、はらたいらさんの、ピンチはチャンスでもある！の言葉を思い出し、まずは休業要請協力金20万円を出してくれた南伊豆町に恩返しのためにふるさと納税返礼品に新商品を追加することから考えることにし、新商品は「かくれうなぎ」に決定！

かくれうなぎの通販は東海地震で店舗が倒壊し営業が困難になった時のために秘密兵器としてとってありました。

今は有事！秘密兵器投入！とすぐに決断しました。

自粛期間中テレビを見ることが増え『おうちで』って言葉を耳にすることが増え、お！『おうちでかくれうなぎ』とネーミングが舞い降りてきました。

日頃の心がけ　感謝と恩返し

日頃心掛けているのは感謝と恩返しです、はらたいらさん、お客さん、南伊豆町、修行中料理の心得を教えてくれた先輩たち、恩返しは店舗の継続だと思ってます。

この8月21日に永眠いたしました初代高野安夫には感謝の気持ちでいっぱいで恩返しのため継続していけるよう努力することを誓いました。

かくれうなぎ誕生の店川八で新たなスタート

5月13日営業再開の前日の5月12日店舗の屋号を『川八』から「かくれうなぎ誕生の店川八』に変え新たなスタートをすることにしました。

おうちでかくれうなぎは不発に終わりましたがその分お店でかくれうなぎが驚くほど増えて6月～9月まで毎月前年度売り上げを超えることができました、結果的にかくれうなぎのPRにつながり大成功でした。

ピンチの時こそチャンスがあると教えてくれたはらたいらさんに感謝です。

自社サイトで売れる喜び

自社サイトでの通販開始は10年以上さかのぼります、当時はランキングサイトに登録して上位に表示されサイト経由での注文が多かったと思いますがここ近年そのサイトも無くなり注文も激減し自社サイトを2000年2月にリニューアルしましたが全く注文も入らず苦戦してました。

コロナ禍でチャンスを頂き注文が入ってきたのも嬉しかったですが短い期間でリピータも増え、お礼の言葉や応援のメッセージを頂いたときは感激しました。

印象に残ってるのが、お盆で帰省できない東京都と愛知にいる子供たちとリモート食事会をするために注文しました！送料無料はありがたいですとメッセージが来ました。

コロナ禍で外出自粛を余儀なくされてる方への応援をかねての送料無料ですのでありがたい言葉を頂けました。

今後の展開

常に進化を念頭に置き進化のための退化を恐れず前に向かって進むのみです！

『かくれうなぎ誕生の店　川八』のストーリーが続くよう努力してまいります。