• ストーリーをシェアする

20代で起業した私がM&A業界で動画マーケティングを推進する理由

#創業エピソード  #誕生秘話  #コロナ禍における奮闘

2021年2月17日 10時00分 株式会社マーブル

M&A知識メディア「SOGOTCHA(ソガッチャ)」や月額制のM&Aアドバイザリーサービス「SOGOTCHA MOA(ソガッチャモア)」などを運営する株式会社マーブルは、2021年1月にM&Aや金融経済分野に特化した動画制作事業「SOGOTCHA VIZ(ソガッチャビズ)」及びM&Aノウハウの見える化・研修事業「SOGOTCHA LAB(ソガッチャラボ)」をローンチしました。


代表の高橋が会社を立ち上げ、営業活動を本格化させようとしていた矢先、新型コロナウイルス感染症の拡大により緊急事態宣言が発出されます。焦りともどかしさを抱えながら、前だけを見て走り続けた1年間の軌跡を振り返ります。


高橋祐未:1990年宮城県仙台市生まれ。東北大学理学部数学科卒業。2013年より都内で事業会社・投資ファンド運営会社を経て、2019年株式会社マーブルを設立。


現在、日本にある多くのM&A仲介やFA(フィナンシャル・アドバイザー)は成功報酬型のフィー体系となっており、比較的大規模なM&A案件を取り扱わないと採算が合わないようなビジネスモデルになっています。


一方で、中小企業の事業承継における後継者不在が喫緊の課題となっていたり、成長のために戦略的なM&Aを繰り返している企業などにとってはフルサポート前提の既存サービスはややトゥーマッチだったりと、M&A市場にも様々なニーズが生まれてきていると感じていました。


そこで、月額制のM&Aアドバイザリーサービス「SOGOTCHA MOA(ソガッチャモア)」を事業化すべく、2019年12月に株式会社マーブルを設立。同時に、自社のマーケティングのためにM&A知識メディア「SOGOTCHA(ソガッチャ)」を立ち上げます。


精力的にSOGOTCHA MOA(ソガッチャモア)の営業活動に勤しんでいた矢先、緊急事態宣言が発出されました。まさにこれからというタイミングで人と会うことが制限され、様々なことにチャレンジしたいけれども自由に動けない状況にとてももどかしさを感じました。


しかし、ここで腐っていては仕方がないと、今自分たちにできることを必死に考えます。直接人に会えないのならウェブマーケティングに注力しようと、動画やブログのコンテンツ制作に力を入れることにしました。


ウェブからの問い合わせを獲得すべく、1日1本ずつ、動画とブログを上げる日々。しかし、ウェブマーケティングの経験がある者はチームにおらず、インターネット記事を参考に、キーワードを変えてみたり、動画の長さを変えてみたり、ドラマ仕立ての動画を作ってみたり、・・・。


見様見真似で試行錯誤を続けるものの、動画の再生数やサイトのPV数が伸び悩む時期が数ヶ月続きました。


そんなある日、ホームページの問い合わせフォームから「SOGOTCHA(ソガッチャ)の動画を社内勉強会の資料として使わせて欲しい」という問い合わせが入ります。あくまでM&Aアドバイザリーサービスへの集客を目的に無料で公開していた動画でしたが、コンテンツそのものに価値があると気付いた瞬間でした。


さらに、同業界の企業から「当社のマーケティングのために動画を作ってほしい」という問い合わせをいただいたり、弊社と同じく事業承継の課題に取り組む方から協業の提案をいただいたり、大学で経済学を教える方から「授業で動画を使わせてほしい」という連絡があったりと、動画コンテンツへの引き合いが続々と入り始めました。


打ち合わせの際に話を伺うと、

「M&Aスキームをはじめとした専門的かつ抽象的な概念を動画制作会社に伝えるのは難しい。そのためある程度自分たちで企画する必要があるが、そこまでリソースはかけられない。その点、SOGOTCHA(ソガッチャ)はM&Aの知識もあり、わかりやすい動画を作る技術もあるのでお願いしたい」


「事業承継を推し進めていくためには、第三者承継(M&A)の活用が不可欠。そのためには、わかりやすい教育コンテンツが必要である。SOGOTCHA(ソガッチャ)の動画コンテンツを利用させてほしい」

など、自分たちでは気づいていなかったところにニーズがあることを知りました。


それから、動画制作を事業化するためにパッケージ化したり、プロセスを見直して手順を効率化したりして、この度のサービスローンチとなりました。



M&A業界にも動画マーケティングの波が押し寄せてきていることをひしひしと感じます。他の業界と同じように、専門家がナレッジを独占する時代は終わり、ユーザーが知識を得て、情報の非対称性は解消されていきます。その上で、クライアントと同じ目標に向かって伴走するパートナーとしてのM&A専門家が今後は求められるだろうと考えています。


これからのM&Aはもっとわかりやすく、より身近な存在になっていくでしょう。また、そうあるべきだと考えています。SOGOTCHA(ソガッチャ)の動画コンテンツや動画制作技術が役に立つのであれば、私たちはその手助けをしたいと思っています。


また、今回は詳しく触れませんでしたが、M&Aノウハウの見える化・研修事業「SOGOTCHA LAB(ソガッチャラボ)」も同時にローンチしました。これは、個人に帰属しがちなM&Aノウハウを会社の資産として活用することで、M&Aを支援するサイドのパフォーマンスを底上げしようとする取り組みです。


M&Aは、大企業の成長戦略や大規模な業界再編の手段としてだけではなく、後継者不在によって失われる技術や雇用を守ったり、個人のキャリアの新たな選択肢になったりと、その活用の幅や可能性が広がりつつあります。


しかし、冒頭にも述べましたが、これらの新たな形のM&Aをサポートする体制はまだ十分に整っておらず、その成約件数は限定的です。


マーブルは、今後もM&Aを軸としつつも既存のビジネスモデルに捉われずに様々な事業にチャレンジし、我々のビジョンである「M&Aが、当たり前の世界」を実現することで、これらの課題の解決を目指しています。