広報・PRの仕事をしていると、よく登場する専門的な用語があります。広報・PRに携わる多くの人が、業務上で知らない言葉に出合い、意味を調べた経験があるのではないでしょうか。
経営層、メディアをはじめとする多くの関係者と仕事をする広報担当者だからこそ、知っておきたい言葉の種類はビジネス用語からメディア用語、IT用語まで多岐にわたります。
このページでは、なかでも広報PR活動でよく使われる言葉を、広報・PR用語としてまとめて紹介します。わからない用語に出合ったときに意味を調べたり、用語の復習をしたりして、活用してみてくださいね。
あ行
RFP(アールエフピー)
RFPとは、「Request for Proposal(リクエスト フォー プロポーザル)」の略で、PRエージェンシーや広告代理店などのパートナー企業に対して発注元企業から送る提案依頼書のことです。
コンペを実施する際に参加を依頼したり、特定のプロジェクトに対する提案を依頼したりする際に作成します。適切な提案を受けるために、プロジェクトの目指すゴールや自社の要望をあらかじめ伝える役割があります。
アーンドメディア
アーンドメディアとは、レビュー記事やSNS投稿など、報道機関をはじめとする第三者によって自社の情報が発信されているコンテンツのこと。生活者が接触するメディアを3つに分けたトリプルメディアや、4つに分けたPESOモデルの分類のひとつです。
第三者目線での発信であるために読み手からの信頼度が高いといわれ、会社や商品・サービスのブランディングの構築に寄与します。一方で、情報の所在は第三者にあるため、基本的に情報のコントロールはできません。
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IR(アイアール)
IRとは、「Investor Relations(インベスター・リレーションズ)」の略。機関投資家や個人投資家に向けて、企業の経営・財務状況など、投資判断に必要な情報を提供する活動のことです。
具体的には、企業説明会や決算説明会などを開催したり、財務状況や今後の経営戦略をまとめたアニュアルレポートを作成・公表したりする活動があります。
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アイキャッチ画像
アイキャッチ画像とは、ユーザーの視線を引きつけるための画像のこと。具体的には、プレスリリースのメイン画像や、ブログ・記事のサムネイル画像を指します。
プレスリリースやコンテンツを視覚的・端的に表現することで、閲覧数や回遊率などに重要な影響を与えます。
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アカウンタビリティ
アカウンタビリティとは、経営の説明責任のこと。説明報告責任や情報開示責任ともいいます。企業や組織および所属する個人の行動に関して、社会に向けて明確な説明を行う責任です。
もともとは会計用語であり、経営者の株主に対する財務状況に関しての説明義務という意味でした。現在の対象は財務状況に限らず幅広くなっています。事象や改善策、今後の方針や考え方を開示していくうえで、広報PR活動は重要な役割を担います。
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アナリティクス
アナリティクスとは、ソフトウェアベースのアルゴリズムと統計を用いて、データが持つ意味を解き明かす手法のこと。直訳すると「分析性」「分析論」です。
なかでも有名なGoogleアナリティクスは、Googleが提供するアクセス解析ツール。サイトの訪問者数や流入経路、使用されたデバイスなどを計測できます。広報活動においては、コーポレートサイト、オウンドメディアなどの効果測定時に用いることがあるでしょう。
アングル
広報PR活動におけるアングルとは、情報の切り口や解釈する角度、観点のこと。
ひとつの情報でも掲載するメディアの特性や届けたい生活者の属性に応じて取り上げる切り口が変わるため、広報PR活動におけるアプローチや設計方法が変わります。
例えば、化粧品の新商品に関するプレスリリースを取り上げる場合であれば、美容系メディアでは商品の機能性やトレンド感など商品情報をアングルとして、ビジネス系メディアには市場規模の推移や売上実績などをアングルとして組み立てます。
アンコンシャスバイアス
アンコンシャスバイアスとは、無意識の思い込みや捉え方の偏りのこと。人は自分の過去の経験や知識・価値観から認知や判断を行い、その結果が発言や行動に表れます。同じ事象に対しても人によって自然と解釈が異なり、この解釈の偏りのことを意味します。
アンコンシャスバイアスは誰もが持っているものですが、自分では気付づきにくく、完全になくすことは難しいもの。コミュニケーションを司る広報担当者としては、この概念を理解し、必要に応じて排除したり、調整したりすることが重要です。
インフルエンサー
インフルエンサーとは、影響力のある個人のこと。影響力の範囲にはさまざまな種類があり、マスメディアで影響力を持つタレント・モデルから、業界内の有識者や、SNSでフォロワーを多く抱える人も含まれます。
マーケティング活動や広報活動において、インフルエンサーを起用したり、インフルエンサーと協力したりする施策もあります。
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エゴサーチ
エゴサーチとは、インターネット上における自社の評判について、検索サイトやSNSなどで調査すること。「ego(=自我・自己)」と「search(=調べる)」を組み合わせた言葉です。
広聴活動の一環として、ソーシャルリスニングやリスクマネジメントを目的に行われることがあります。その他の広聴活動の手法についても、ぜひ確認してみてください。
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SEO(エスイーオー)
SEOとは、「Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)」の略で、検索エンジンの最適化のことです。つまり、自社のページを検索エンジンに正しく評価してもらい、検索結果の上位に表示するための方法です。
広報担当者向けのSEO対策については、下記記事をご確認ください。
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SNS(エスエヌエス)
SNSとは、「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」の略で、オンライン上で社会的なネットワークやコミュニティを生み出すサービスのことです。
現在は多くの企業が、TwitterやFacebook、LINE、Instagram、Tik Tok、YouTubeなどのSNSを活用して広報活動を行っています。
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オウンドメディア
オウンドメディアとは、自社で保有するメディアコンテンツのこと。自社のWebサイトや紙媒体の会報誌など、企業が制作・発信しているものすべてを含みます。日本では、企業が運営するWebマガジンやブログを指すことが多いでしょう。
自社で所有している情報を有益なコンテンツとして配信し、広告以外の方法でコーポレートや自社サービスの認知度・好意度を高め、マーケティングやブランディングに寄与する手法として活用されます。
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OGP(オージーピー)
OGPとは「Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)」の略。SNSでWebページがシェアされたときに、ページのタイトル、URL、概要、画像を表示させる仕組みのことです。特に、シェアされたときに表示される画像は「OGP画像」と呼ばれます。
プレスリリースやオウンドメディアでのコンテンツを公開する際には、OGPを適切に設定することが重要です。
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オープンハウス
企業や組織が、オフィスや工場・研究所などにステークホルダーを招き、自社の活動を公開すること。主に企業活動への理解促進や交流を目的に開催されます。招待される対象はユーザーやメディア関係者、従業員の家族や地域住民などさまざまです。
夏休みなど、学校の長期休暇中に、従業員の子どもたちに親の働く姿を見てもらったり、仕事の疑似体験コーナーを設けて、メディア記者に取材してもらったりするケースもあります。
オピニオンリーダー
オピニオンリーダーとは、ある集団において大きな影響を及ぼす人物のこと。特定の集団やそこに属する人々の購買や行動などの意思決定に関して影響を与えます。
例えば、著名な評論家や、その領域を研究する学者や専門家などを指します。オピニオンリーダーは固定された存在ではなく、情報提供を行う領域やターゲットによって変わります。
音声配信
音声配信とは、音声コンテンツを配信できるサービスを利用して情報発信すること。
音声コンテンツに関して、ラジオよりも身近になったメディアが「音声配信サービス」です。ニュースやドラマコンテンツ、英会話などの教養系、雑談など幅広いジャンルが展開されており、広報活動に活用するケースも増えています。
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か行
解像度
解像度とは、画像の密度のこと。単位はdpi(ディーピーアイ)で算出されます。解像度が高いことは、同じ面積でも画像を構成するドットの数が多いことを意味し、より細かな部分まで表現された、なめらかな画像になります。
プレスリリースやメディアキットで提供する画像は、できるだけ解像度の高いものが望ましいとされます。適切な画像サイズは、下記の記事で確認してみてください。
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開発ブログ
開発ブログとは、エンジニアを対象に自社のサービス開発や運用によって培った技術をオープンソースとして公開・共有するWebサイトのこと。
主に、自社のエンジニアが中心となって運用します。自社だけで知見をストックするのではなく広くシェアすることで、エンジニア全体のレベルアップやイノベーションを推進するために多くの企業が開設しています。
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株主総会
株主総会とは、株式会社における最高意思決定機関として、株主をはじめとするステークホルダーが参加する機会のこと。株式会社に対して株主権を保持している株主とともに、経営の行く先を決定する重要な場です。
会社法で定められた「定時株主総会」と任意で開催される「臨時株主総会」の2種類があります。
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危機管理広報
危機管理広報とは、災害やテロ、事件・事故、不祥事など、企業や組織にとって危機的状況が発生した場合に、事業や組織への被害を最小限にとどめつつ事態を収束するためにとる活動のこと。
危機管理広報の業務は、トラブル発生前の業務とトラブル発生後の業務に分けられます。有事に備えて確認しておきましょう。
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寄稿
寄稿とは、新聞・雑誌・Webメディアなどのメディアに対して提供した原稿のこと。
各メディアの記者が作成する記事とは異なり、自らが書いた文章をコンテンツとして提供します。自分たちの言葉で企業やサービスの魅力を表現することで、自社や執筆者の認知度向上につながります。
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記者クラブ
記者クラブとは、公的機関や業界団体などの各組織を継続して取材することを目的に、大手メディアが中心となって構成する任意組織のこと。記者クラブへ直接プレスリリースを持ち込むことを、投げ込みということもあります。
新聞社や放送局などの記者によって構成され、各省庁・政党・行政機関、警察や消防などの公的機関、東京証券取引所や商工会議所などの業界団体内に設置されています。
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記者懇談会
記者懇談会とは、企業や組織の代表者と複数の記者が、特定のテーマや情報に限定することなく自由に意見交換する場のこと。
年に1回から数回と定期的に開催する企業もあれば、大きな節目に合わせて不定期に開催する企業もあります。
記者発表会
記者発表会とは、メディア関係者に対して、新商品や新プロジェクトなど自社の新たな取り組みを発表するイベントのこと。
記者発表会の事前準備や注意点について、あわせて確認しておきましょう。
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技術広報
技術広報とは、自社の技術に関する情報を外部に戦略的に発信する広報活動のこと。
技術力の発信で企業のブランド力が向上し、優秀な人材が集まるリクルーティング効果も期待できます。技術広報のメリットや役割などは、下記記事で詳しく紹介しています。
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キャプション
キャプションとは、画像や写真に付け加えられたテキストのこと。英語の「caption」には、「タイトル」「説明」「テレビの字幕」といった意味があります。
図や写真、映像など視覚的素材の補足説明を言葉で明示することによって、理解を促す役割があります。プレスリリースの画像素材にも付けることができます。
クラウドファンディング
クラウドファンディングは、インターネットを通して不特定多数の人々から資金を調達すること。「群衆(crowd)」と「資金調達(funding)」を組み合わせた造語です。
クラウドファンディングは主に「購入型」「寄付型」「投資型」の3種類に分けられます。資金調達の目的だけでなく、情報発信や広報施策として活用される場面もあります。
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クリッピング
クリッピングとは、広報活動におけるメディア露出情報を収集し管理すること。主に広報PR活動の効果測定の一環で実施されます。
もともと新聞や雑誌の記事を切り抜いて保管することを意味する言葉でしたが、現在はテレビやラジオ、Webメディア、SNSといったあらゆるメディアが対象です。
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景品表示法
景品表示法の正式名称は「不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)」といい、日本の法律のひとつ。さらに略されて「景表法」と呼ばれることもあります。
景品表示法の役割は、虚偽や誇大な広告表示を排除し、消費者がより良いサービス・商品を自主的かつ合理的に選択できる環境を守ること。この法律では実際よりも良く見せかける表示や過大な景品を付けた販売を禁止しています。
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校閲
校閲とは、文書・原稿などに誤りや不備がないかをチェックすること。誤記や表記のゆれ、事実関係の誤りや不適切表現の有無などを確認し訂正します。また、同じ文章内で論理構成や内容に矛盾が起きていないかも確認します。
広報PR活動では、プレスリリースや広報のさまざまなコンテンツを公開するにあたり、事前に校閲を行います。誤字脱字のチェックができるツールもあるので活用してみるのもよいでしょう。
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広告換算値(広告換算額)
広告換算値(広告換算額)とは、広報・PR活動によって掲載につながった広告の掲載価値を示す参考値のこと。
近しい条件で広告出稿した場合の広告費をもとに算出されるため、掲載内容の質・量では変化せず、媒体ごとにおおよその露出価値を換算した数値指標です。また、同一のパブリシティに対しても、算出企業によって広告換算額が異なります。
正確な金額換算がなされるものではありませんが、影響度の傾向を把握する指標として広報PR活動の効果測定に用いられる場合があります。
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校正
校正とは、記載内容や文字、色彩などに不具合がないかを確認し、修正すること。誤字脱字のチェックや修正も行います。
文章を中心に確認する文字校正と、写真やデザインなどの色彩を調整する色校正があります。
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広聴
社内外のステークホルダーから自社に対しての期待や評価、要望などをヒアリングする活動のこと。ステークホルダーの「本音」を拾い上げる取り組みともいえます。
「広報」活動として自社から情報発信をするだけでなく、ステークホルダーからの意見に広く耳を傾ける「広聴」活動も広報PR活動の一環です。
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広報誌・広報紙
「広報誌」は、官庁・自治体・団体・企業などが内外に向けて、自らの活動を伝えるために制作・発行される冊子のこと。タブロイド判や新聞のような形式で発行される場合には、広報紙と表記される場合もあります。
広報誌・広報紙は宣伝や伝達だけが目的ではなく、関わる人同士の交流のきっかけになることも。
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コーポレート広報
コーポレート広報とは、商品・サービス中心ではなく企業自体・企業全体についての情報を、社内外に向けて発信する活動のこと。主な役割は、企業ブランドの確立と企業文化の醸成です。
コーポレート広報を行うことで、企業ブランディングの推進や企業文化を形成・維持、広報活動全体のベースを作るといったメリットがあります。
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コーポレートブランディング
企業が社会に存在する理由を明らかにすることで、生活者や株主などのステークホルダーから正しく認知されるとともに、応援してもらえる体制を作り出すこと。
コーポレートブランディングは、企業としてのブランド価値を、5年あるいは10年先を見据えた計画をもとに長期的に行う活動です。
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コンプライアンス
コンプライアンスとは、法令遵守のこと。企業や組織が、法令や規則をしっかりと守ることを意味します。
現在は、法令や所属団体の規則だけではなく、倫理や社会規範を守るという解釈で用いられる場合もあります。
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さ行
サービス広報
サービス広報とは、自社の商品・サービスの認知を得て、生活者の購買意欲を促進し、最終的には購買につなげるための活動のことです。
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採用広報
採用広報とは、自社の求める人物像にマッチした人材に、自社を就職先として選んでもらうための関係構築を行うこと。
就職や転職を希望している人材に限らず、潜在的な採用候補者との関係構築も役割に含まれます。
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社内広報
社内広報とは、従業員やその家族などの大切な人たちに、自社の方針や自社の活動などを伝えるとともに、気付きを与え、社内外に向けたより良い行動を促すことを目的とした活動のこと。「インナーコミュニケーション」「インターナルコミュニケーション」と呼ばれることもあります。
具体的には、社内報やブログの運営、メディア掲載報告、社内向けイベント企画などのアプローチ方法があります。
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社内報
社内報とは、社内広報のために従業員へ情報を発信する活動、およびそのツールのこと。ツールとしては、冊子やイントラネット、自社のオウンドメディアなどがあります。
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情報解禁・情報解禁日
情報解禁とは、企業や組織内の公開していない情報を、公に発表すること。発表する日のことを「情報解禁日」といいます。
多くの場合、プレスリリースはこの情報解禁日に配信します。ほかにも自社の公式サイトや公式SNS、メディア報道も、原則としてすべて情報解禁日時以降に公開されます。
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ステークホルダー
ステークホルダーとは、企業や組織を取り巻くすべての利害関係者のこと。
具体的には、株主・経営者・従業員・顧客・取引先・金融機関・競合相手・地域社会・行政機関などが含まれます。
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ステルスマーケティング
ステルスマーケティングとは、商品・サービスの広告を、広告と気付かれないように宣伝するマーケティング手法のこと。「ステマ」の略称でも呼ばれます。
例えば、体験記事・口コミなどの広告掲載にあたり報酬が発生していても、その事実がないように見せかけるといった宣伝方法があり、消費者心理を悪用した、モラルを欠いた行為とされます。
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スポークスパーソン
スポークスパーソンとは、コメントする役割を担う責任者もしくは担当者のこと。具体的には、社内外とのコミュニケーションを担う広報担当者や、記者発表会などに登壇する代表者などが該当します。
スポークスパーソンとなる人物は、事前にキーメッセージの確認や想定問答集を用意しておくなど、企業として一貫した情報発信ができる準備を行う必要があります。取材に対する心構えや立ち居振る舞いを習得するためのメディアトレーニングを受ける場合もあります。
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ソーシャルリスニング
ソーシャルリスニングとは、TwitterやInstagram、ブログなどのソーシャルメディア上の声を集め、自社や自社の商品・サービスに対する評判・改善点などを調査・分析すること。
ユーザーをはじめとする生活者のリアルな声に耳を傾け、今後の自社の商品やビジネスプロセスに活かす広聴の手法のひとつです。
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た行
タイアップ
タイアップとは、複数の企業や組織が協力・提携して事をなすこと。広報・PR活動では、メディアと協力して企業の商品やサービスを宣伝する記事広告を「タイアップ記事」や「タイアップ広告」と呼びます。
ほかにも、宣伝効果を狙ってキャラクターやテレビ番組などと協力して企画された商品は「タイアップ商品」となり、2社以上で提携して実施するキャンペーンを「タイアップキャンペーン」と呼びます。
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調査リリース
調査リリースとは、企業が自社に関係する調査を実施し、その調査結果や考察結果をプレスリリースとして配信すること。
予定しているプレスリリースの理解をより促すために調査結果を活用する方法や、調査結果とその考察結果そのものを新情報としてプレスリリースを配信する方法があります。
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著作権
著作権とは、「著作権法」のもとで定められる権利のこと。著作権法は、小説や音楽といった著作物に関連する著作者等の権利を保護し、またそれらの文化の発展に寄与するための法律です。
プレスリリースをはじめとする文書や画像素材などの著作物を取り扱う広報担当者として、著作権法の骨格や著作権が発生する範囲を、詳細に把握しておくことが大切です。
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ディスクロージャー
ディスクロージャーとは、企業の情報開示のこと。特に、投資家に向け、投資判断に必要な経営方針や財務情報、組織情報、商品の内容などの企業活動に関する情報を開示することを意味します。
ディスクロージャーには、法律や取引所のルールに基づいて開示するものと、自主的に開示する任意のものがあります。
な行
ナレッジベース
ナレッジベースとは、社内外の知識や見識(ナレッジ)をまとめて、社内に共有できる状態にしたデータベースのこと。
各メンバーが有する業務に関する知識や経験を、属人的な情報とせずに、社内の誰もが活用しやすい状態にすることで、企業や組織における重要な知的資産となります。
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入稿
入稿とは、原稿を渡すこと、または原稿を受け取ること。もともとは印刷するための原稿を印刷会社へ渡すことを指す言葉です。
現在は印刷物に限らず、何らかの原稿や画像データを取引先に納品したり、プレスリリースを配信するサービスやブログなどに原稿をアップロードしたりすることを意味する場合もあります。
ニュースリリース
ニュースリリースとは、自社のニュースを発表する公式文書のこと。
現在は、プレスリリースとほぼ同義で捉えられることが増えています。細かな違いとしては、プレスリリースはプレス=報道関係者向けの資料であるのに対し、ニュースリリースは幅広く世の中に情報発信する際に用いられる傾向があります。
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【テンプレートあり】ニュースリリースの書き方10のポイント
「ニュースリリース」はプレスリリースと何が違うの?ニュースレターとの違いとは?
ニュースレター
ニュースレターとは、報道関係者や顧客などのステークホルダーに向けて自社の動向やトレンド情報などを発信する文書のこと。
ニュースレターはプレスリリースやニュースリリースとは異なり、必ずしも新規情報がなくても配信できます。ただし、新規情報というフックがない場合にもきちんと読んでもらうための工夫が求められます。
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ノンブル
ノンブルとは、ページ番号のこと。
プレスリリースやファクトブック、広報誌など広報文書が複数ページにわたる場合、ページ単位で共有される場面も想定されます。そういった場合に備え、ページ番号をふっておくと便利です。
は行
パブリシティ
広報業界におけるパブリシティとは、メディアで報道や紹介されるための活動のこと、および報道されたコンテンツのこと。
プレスリリースやプレス向けイベントなど、報道関係者に向けて発信した結果、ニュース掲載や報道につながった場合に「パブリシティ(報道)につながった」などのように使用します。
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パブリック・アフェアーズ
パブリック・アフェアーズとは、社会的・公共的な側面に重点を置いて企業が行う活動全般のこと。
その中でも、社会と向き合って社会のあり方・ルールを変える機能と、社会の価値観の変化を正確に捉え自社に還元する機能の2つの側面があります。単なるコミュニケーション手段を超え、会社の本質に根ざしながら、社会に対して働きかける活動といえます。
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ハルシネーション
ハルシネーション(Hallucination: 幻覚)とは、もっともらしいが事実とは異なる内容を人工知能が出力する現象。「AIが幻覚を見る、AIが嘘をつく」と表現されることもある。
東京大学松尾研究室の上田雄登さんの取材より引用:
AIに選ばれるための競争、人間の役割|東京大学松尾研究室・上田氏-後編-
PR(ピーアール)
PRとは、「Public Relations(パブリック・リレーションズ)」の略です。企業とその企業に所属する個人にとって大切な存在との間でなされる、お互いに有意義な関係を築くためのコミュニケーションを起点としたあらゆるプロセスのこと。
情報発信により自らの何かしらを広く知らせる活動に限りません。社会の声に耳を傾けて、自らを取り巻く環境や社会における自らの存在を把握し、それらに応えるように行動し、自ら変化した結果を伝えていく絶え間ない実践の積み重ねです。
大切な存在には、ユーザー、従業員や経営者そして株主、サプライヤーやパートナー、金融機関、地域や国、メディアやオピニオンリーダーなどステークホルダーが含まれますが、それだけにとどまりません。
大切な存在は、想像すればするほど対象が広がります。現時点で顕在化している対象だけでなく、潜在的に可能性がある存在対象も含まれます。さらには未来から望まれるという視点も加えられます。
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ヒートマップ
ヒートマップとは、ユーザー行動を色別に視覚化した手法のこと。
サイトを訪れたユーザーがページ内でどこに注目しているのかが、サーモグラフィーのように表示されるので、誰もが直観的に理解しやすい分析方法です。
ヒートマップ分析はプレスリリースやオウンドメディアのコンテンツなどの、広報PR活動の効果測定方法として活用できます。PR TIMESで配信したプレスリリースは、ヒートマップを確認することができます。
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【PR TIMESノウハウ】ヒートマップとは?見方・使い方と活用方法・ヒートマップを使うメリット
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ファクトブック・ファクトシート
ファクトブックとは、企業やブランドに関して、事業内容やその歴史、業績などを伝えるために数的根拠や事実をもとに情報をまとめた資料です。数ページにわたる冊子やデータをファクトブックと呼びますが、商品軸などでよりライトにまとめた資料をファクトシートと呼ぶこともあります。
ファクトブックやファクトシートは、メディア関係者に業界・サービス理解促進を図り、報道価値を見いだしてもらうことを目的に作成します。
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ブランディング
ブランディングとは、企業や組織などの「ブランド」への共感や信頼を構築し、それらを通じて顧客にとっての価値を高めるための活動全般のこと。ブランドとは、生活者がある企業・組織・製品・サービスに対して持つイメージの総体のことです。
企業・組織のマーケティング戦略を実現する手段のひとつとされます。
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プレスキット
プレスキットとは、メディア関係者向けに作成する、広報・PR用の情報や画像・動画素材などをまとめた資料一式のこと。
内容には、会社情報や企業ロゴ・ブランドロゴ、企業やサービスの説明資料などが含まれます。メディアからの問い合わせや取材対応があった際にスムーズに提供できるよう、データファイルで用意しておきます。また、メディア関係者がいつでもダウンロードできるよう、Webサイト上にアップロードしておくこともおすすめです。
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広報の必需品「プレスキット」とは?作り方・必要な7つの項目・ポイントを紹介
【PR TIMESノウハウ】プレスキット機能の使い方や活用方法は?メディア向け素材を簡単に共有しよう
プレスツアー
プレスツアーとは、企業の工場や店舗、地方自治体などの特定の場所や施設へメディア関係者を招き、現地を視察することで理解促進を図る取材旅行のこと。
すぐに報道されることを前提に行う場合もあれば、長期的視点での理解促進を目的に開催することも多くあります。
【もっと詳しく】
プレスプレビュー
プレスプレビューとは、自社施設やオフィスのオープンやイベントの開催に際して、一般公開の前にメディア関係者限定で公開することで報道してもらうための広報・PRイベントのこと。「メディア向け内覧会」「プレスデー」などと呼ばれることもあります。
プレスリリース
プレスリリースとは、メディアやステークホルダーをはじめとする大切な存在に、自社の新たな企業活動を公に伝えるためのコンテンツのこと。
例えば、新サービスの開始、限定商品の発売、キャンペーンの開始、イベントの開催、プロジェクトの発足、業務提携など、今までに発信していない新しい試みや出来事がプレスリリースを配信する契機となります。万が一、不祥事や不測の事態などが発生した場合も、同様にプレスリリースを配信する契機となり得ます。
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プレスリリースとは?意味、配信する5つの目的を広報担当者が解説
【現役広報が教える】プレスリリースの書き方10のコツ・基本の5構成
プレスリリースのネタ30選|現役広報が教えるプレスリリースの種類一覧
プレスリリースのネタ探し10の方法を伝授!探すときの3つのポイントとは?
プレリリース
プレリリースとは、ソフトウェアやアプリなどの正式公開前のバージョンのこと。プレビューや試用の目的で提供されるソフトウェア、オンラインサービス、追加の製品や機能などのプレリリース版を意味します。
プレスリリースと1文字違いで言葉は似ていますが、内容はこのように異なり、広報PR活動の手段ではなく、事業開発や改善といった目的で活用されます。
【もっと詳しく】
プレゼントパブリシティ
新聞や雑誌、Webメディアなどの読者向けプレゼント欄への掲載を図るパブリシティの手法のこと。略称として「プレパブ」と呼ばれることもあります。
特定の商品やブランド、企業の認知度の向上などを目的に実施します。メディアではプレゼント欄を定期的に募集していることも多く、通常のパブリシティより掲載確度を高められる場合があります。
【あわせて確認】パブリシティ
プロンプト
大規模言語モデルに入力されるテキストデータ。文脈情報を除いた指示のみを指して用いられる場合もある。
東京大学松尾研究室の上田雄登さんの取材より引用:
情報加工が得意なChatGPT。クリエイティブの量産が可能に|東京大学松尾研究室・上田氏-前編-
プロンプトエンジニアリング
生成系学習モデルへの入力をプロンプト(Prompt)と呼び、対話型AIの学習モデルは文章によるプロンプトを受けると、適した(ような)文章を返す。アウトプットの精度を上げるためのプロンプトを作成する人を指す。
国立情報学研究所の佐藤一郎さんの取材より引用:
AIにない「無知の知」が人間の強みに|佐藤一郎氏-後編-
文脈情報
大規模言語モデルに参照させたい情報がある場合に、プロンプトに挿入したテキストデータ。
東京大学松尾研究室の上田雄登さんの取材より引用:
情報加工が得意なChatGPT。クリエイティブの量産が可能に|東京大学松尾研究室・上田氏-前編-
ペイドパブリシティ
ペイドパブリシティとは、新聞や雑誌やWebメディアなどで、記事の体裁での広告を出稿すること、およびその記事コンテンツのこと。記事広告や記事体広告と呼ばれることもあります。
メディアの広告メニューとして用意されていることが多く、通常のパブリシティとは異なり、掲載時期や掲載内容のコントロールができることがメリットです。
ペイドメディア
ペイドメディアとは、広告費などの対価を支払って掲載するメディアのこと。生活者が接触するメディアを3つに分けたトリプルメディアや、4つに分けたPESOモデルの分類のひとつです。
具体的には、テレビCMや新聞広告、バナー広告やタイアップ記事、SNSのプロモーション投稿などがあてはまります。
ボイラープレート
ボイラープレートとは、プレスリリースの最後に記載する企業概要のこと。短文にまとめ、定型文として毎回記載する方法で活用されます。
海外企業のプレスリリースでは慣習的に取り入れられている方法です。もともと日本企業ではあまり見られない手法でした。海外企業の日本進出や日本企業が英文リリースを出すことも増えた現在では、国内でも取り入れるケースが見受けられます。
ホワイトペーパー
ホワイトペーパーとは、市場環境やケーススタディ、課題に対するソリューションなど、顧客や潜在顧客にとって価値のある情報をまとめた文書のこと。
企業のマーケティング施策のひとつとして、見込み客を獲得・育成するためにダウンロード形式で配信されるものです。
【もっと詳しく】
ま行
マスメディア
マスメディアとは、「mass(マス=大衆)」に対して広く情報伝達をするメディアのこと。一般的には、新聞・雑誌・テレビ・ラジオの4種類の媒体を指します。
マスメディアの4大媒体には、それぞれ発信方法や内容の特徴があります。
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メディアオーディット
メディアオーディットとは、メディアから見た企業の広報PR活動を評価する調査のこと。
具体的には、メディア関係者から、企業や商品の認知度・イメージなどの実施目的に応じた項目をアンケート形式でヒアリングします。その結果を分析することで、自社の広報PR活動に活かすことができます。
メディアキャラバン
メディアキャラバンとは、商品やサービスのプレスリリースや商品サンプルなどを持参してさまざまなメディアを訪問する広報PR活動のこと。
メディアでパブリシティとして報道されたり、自社に対する理解を促したり、メディアリレーションズを深めたりする目的で実施されます。
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メディアトレーニング
メディアトレーニングとは、企業や団体のインタビュイーとなり得る人物を対象に、メディア対応スキルの習得を目的として実施する研修のこと。
研修対象は主に社長や役員など、記者会見などで発言する機会のある人物です。インタビュー、記者会見、緊急時の謝罪会見など、事前にトレーニングを積むことで本番でも落ち着いて対応できるように備えます。
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メディアブリーフィング
メディアブリーフィングとは、記者発表会や記者会見などのメディア関係者を集めた場において、開会直前の時間帯に、進行スケジュールや取材環境などについて説明すること。
本番の流れや登壇者の動線、ホワイトバランスや音声などの撮影環境の確認、注意事項などを伝えます。事前にアナウンスを行うことで、メディアが取材しやすい環境を整えます。
メディアプロモート
メディアプロモートとは、商品やプレスリリースなど自社についてメディアに取り上げてもらうことを目的に、メディアにアプローチする広報PR活動のこと。
具体的には、プレスリリースを配信し、その後電話や対面で案内をします。
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メディアリスト
メディアリストとは、自社のプレスリリースの送付先(テレビ、新聞、雑誌、Webメディア、ラジオ、フリーペーパーなどのさまざまなメディア)をまとめたリストのこと。
一般的に、メディアの正式名称やコーナー名、住所、メールアドレスなどの連絡先、担当者名などを情報としてストックします。
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メディアリレーションズ
メディアリレーションズとは、メディアと良好な関係性を構築する広報PR活動のこと、およびその関係性のこと。
広報PR担当者は、メディアをよく理解し、価値ある情報を提供し、スムーズなコミュニケーションをとることが求められます。
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や行
薬事チェック
薬事チェックとは、医薬品や医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品に関する広報や宣伝活動を行う場合に、薬機法およびその他の守るべき法律や業界ルールに違反していないかを確認すること。
万が一薬機法に違反した場合には、措置命令・中止命令や刑事罰を受けたり、課徴金が発生したり、社会的信用を失ったりするなどのリスクがあります。広報担当者として、正しい知識を身につけておきましょう。
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UGC(ユージーシー)
UGCとは、「User Generated Contents(ユーザー ジェネレーテッド コンテンツ)」の略で、生活者によって生成されるコンテンツのこと。
具体的には、SNSに投稿されたコンテンツや口コミサイトへの投稿、通販サイトでの商品レビューなどが含まれます。自社や商品に対するUGCのポジティブなコメントやその量は、客観的な評価として信頼性の向上につながります。
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ら行
ラウンドテーブル
ラウンドテーブルとは、少人数のメディア関係者を集め、自社に関する情報提供を行う広報イベントのこと。1回あたり10人以下で開催されることが多く、会議室などのスペースを利用して、自社や商品、プレスリリースに関するプレゼンテーションなどを行います。
少人数で行うため、質疑応答や意見交換を含めた双方向のコミュニケーションがとりやすく、濃い情報を提供しやすい手法です。
リーク
広報PR活動におけるリークとは、一斉発表をする前に特定のメディアに限って先んじて情報提供する方法のこと。
他社に先行した独自情報やスクープを取り上げたいというメディアのニーズに応じた情報提供方法です。特に新聞や週刊誌などの経済ネタを担当する記者に対して行うことが多いとされています。
ただし、メディア間での情報格差が生じることから関係性を棄損したり、正式発表のインパクトが薄れたりする可能性も。メリットと注意点を踏まえてリークを行うかは慎重に判断しましょう。
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リード文
リード文とは、文章の冒頭に記載され、記載内容の要旨を簡潔に示す文章のこと。
プレスリリースにおけるリード文は、プレスリリース全体の要約を記載します。読み手にとって、タイトルの次に目を通す文章となるため、興味を持たれるか否かの決め手ともなり得る重要な役割を担います。
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リスクマネジメント
リスクマネジメントとは、企業や組織における想定されるリスクを管理し、損失を回避もしくは低減させる取り組みのこと。
リスクマネジメントを目的とする広報活動のことを「危機管理広報」と呼びます。
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リライト
リライトとは、完成した、またはすでに公開された文章を書き換えて、より良いコンテンツへブラッシュアップすること。
記載内容に変更があった場合に更新をしたり、読み手の利便性を向上させたりすることなどを目的に実施します。
レタッチ
レタッチとは、撮影した写真や画像データを加工したり修正したりすること。フォトレタッチの略称として用いられます。
広報PR活動でも、画像を用いてより適切に伝えたり、メディア素材として使いやすくしたりするために、画像編集ソフトを使って、画像データの修正・補正・加工・合成などの編集作業を行います。
広報用語をマスターして円滑に業務を進めよう
本ページでは、広報・PR業務で登場する用語を紹介しました。紹介している用語の中には、専門性の高い言葉もあれば、類似する意味を持ち混同しやすい言葉も含まれています。
用語を正しく知ることで、広報PR活動への理解を深めたり、次の一歩へのヒントにつながったりすることもあります。初めての用語に出合ったときに「あれ? そういえばこの言葉の定義ってなんだろう」と思う機会があれば、ぜひこの用語集を参考にしてみてくださいね。
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https://tayori.com/s/prmag-words-suggestion/
<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>
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