千葉大生が余ったコスメを集めてお絵かき&ごみ拾いイベントを実施

~千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト~

国立大学法人千葉大学

国立大学法人千葉大学の環境ISO学生委員会(以下、学生委員会)と株式会社京葉銀行(以下、京葉銀行)は、2017年度より協同でecoプロジェクトを実施しており、SDGs達成に向けた取り組みを行っています。 その一環として、2021年12月11日(土)に地域の親子連れを対象に、使わなくなったコスメを活用したお絵かき(コスメペインツ)とごみ拾いを行うイベントを実施しました。
  • 家族でエコにちょうせん!~クリーン&カラー~

日程:2021年12月11日(土) 午前の部10:00~12:30 午後の部14:30~17:00
​場所:千葉大学西千葉キャンパス
主催:千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
協力:株式会社モーンガータ

完成した作品を持って記念撮影をする参加者と学生たち(午後の部)完成した作品を持って記念撮影をする参加者と学生たち(午後の部)

 

 

当日は、午前の部、午後の部と合わせて、15組38名(うち子ども2歳から小学6年生まで20名)の方が参加しました。

ごみ拾いの様子ごみ拾いの様子

イベントでは身近な環境問題に目を向けることを目的に、学生と参加者が一緒になってキャンパス周辺歩道のごみ拾いを行いました。
続いて、家庭で使わなくなったアイシャドウやチークなどの粉状化粧品を特殊な液体に溶かして絵の具に変えて、塗り絵や木箱に絵を描く「コスメペインツ」を楽しみました。

 

お絵かきの様子お絵かきの様子

この企画は、「使わなくなったコスメがもったいない」という学生たちの気づきから生まれ、化粧品から絵の具を作る技術をもつ株式会社モーンガータ様との出会いで実現しました。この体験を通じて、参加者がリユースやリサイクルだけでなく、アップサイクル※への関心を高めることで、持続可能な開発目標(SDGs)の目標12「つくる責任つかう責任」に貢献するきっかけとすることを目的に企画されました。
※アップサイクルとは、廃棄物や不要品の素材の原料化や再利用ではなく、新しい価値を与えることで、元の製品よりも次元・価値の高いモノを生み出すこと。
 
  • 100個以上の使わなくなったコスメを集めてイベントに活用

 

イベントのために集めたコスメイベントのために集めたコスメ

株式会社モーンガータの独自調査(2021年6月実施/回答者数5,423人)によると、86.3%の人が余ったコスメは使いきれずに捨てているという結果でした。
生活に身近なコスメを再活用することで、環境負荷の削減や環境意識を身近なものと感じてもらいたいという想いで、学生たちはイベントの開催に向けて、学内の教職員や学生と京葉銀行の行員に呼びかけて、使わなくなったコスメを100個以上集めました。また、参加者には自宅に眠っていて使用しないコスメも持参していただきました。
 
  • 参加した方の感想

お絵かきした作品お絵かきした作品

・ごみ拾いからのお絵かきで、エコについて話し合うとても良い時間となりました。
・子どもの環境に対する意識も高めることができ、親子で楽しめてよかったです。大学・企業・地域がつながることができる素敵なイベントでした。
・使わなくなったメイク用品からキラキラの絵の具ができて、楽しくお絵かきできました。
・コスメのキラキラが絵の具となり、見ている親も描いている娘も楽しい時間を過ごすことができました。エコを前面に出し過ぎず、楽しいエコな時間って素敵だなと思いました。
・ごみ拾いなど近所でもやってみたいです。
・楽しかったし、子どもが環境に向き合うことができました。
・忘れられないくらい楽しかったです(小学1年生)
 
  • イベントを担当した学生の声(環境ISO学生委員会)
須山優理乃さん(園芸学部2年)
イベントを起案したのは、使用することが出来るにも関わらず、捨てられてしまう化粧品がたくさんあるという事実に驚いたからです。その事実を広めたいという気持ちと、化粧品を有効活用したいという気持ちが、この企画の立案につながりました。企画時の苦労としては、化粧品を回収するにしても回収したものをどうやってリサイクルをすれば良いか、などの活用法が考案できなかったことです。そんな中、モーンガータ様からお声がけいただき、化粧品を絵の具に変えるという方法でアップサイクルできるとわかり、イベント実現が前進していきました。
新型コロナウイルス蔓延下であったため、企画しても集客が上手くいかない不安や、開催自体が危ういという懸念もありました。しかし、参加者同士の接触を防ぐことなど様々な工夫を考えつつ、魅力的なイベントになるよう会議を繰り返しました。
何ヶ月も話し合ってできたこの企画を、実際に参加してくださった参加者の方の楽しそうな顔や、アップサイクルの魅力、そして廃棄コスメの量の多さを知ってもらうことなどを通して、とても達成感を感じました。
授業やテレビなどで口頭で環境問題の説明を聞くことももちろん大切なことですが、ごみ拾いを行うことでごみ拾いの重要性を考えたり、化粧品の廃棄される量を感じたりすることはより大切なことだと思います。楽しみながら、環境問題について学び考える、そんな企画をこれからも実施していきたいです。

仁井田咲良さん(法政経学部2年)
私はこのイベントでは、地域の方々と一緒にごみ拾いを実施する企画の担当でした。日常的に歩いている道にごみが落ちているのをよく見かけており、ごみ拾いを企画としてやりたいと考えていたため、今回それを実現できたことを嬉しく思います。実際に注意して歩いてみると、予想していたよりも多くのごみが見つかったので私たち学生も驚きました。子どもたちも一生懸命にごみを探しており、終わった後にはもっとやりたかったと言ってくれた子もいたので、ごみ拾いそのものを楽しんでくれたということが伝わってきました。今回のごみ拾いに参加したことが、身近な環境にたくさんのごみがあるということを考えるきっかけになってくれればいいと思います。

岩井沙綾さん(理学部2年)
私はこのイベントに広報担当として携わり、いろいろな方とかかわることのできる機会が多く、とてもやりがいを感じました。しかし同時に、広報が失敗したらイベントの開催自体がなくなるのではないかという不安もあり、頭を悩ませた日々は、大変ではありましたが、今ではとても良い思い出です。イベントの応募が来るたび本当に嬉しく、参加してくださった皆様には本当に感謝してもしきれません。
この企画のコスメペインツはもともと、化粧品を使い切ることなく廃棄してしまっていた私自身の悩みから発案したものが、たくさんの方の手をお借りして実現しました。環境問題の解決というのは大きすぎる問題で、為す術がないと思うこともあるかもしれません。でも私は、一人一人ができることを少しずつやっていけばいいのだと思っています。行動すること、0から1を作り出せたら、その先はきっと想像しているより大きなことに繋がっていくと思います。このイベントが皆様の「1」を作り出す機会となることができていたら、とても嬉しく思います。今後も楽しめるイベントを企画・準備して、輪を広げていきたいと思っています。
 
  • (主催)「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について

千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト  https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/
 
  •  (協力)株式会社モーンガータについて
使わなくなった化粧品を不思議な液体 magic water で簡単に絵具へと大変身させるキット「SminkArt キット」や、メイクアップ化粧品から絵具を作って塗る楽しい ''ときめいた'' ひと時 (とき) を創る (メイク)「SminkArt ときめくペイント」、SminkArt キットで作った絵具や SminkArt ときめくペイントで塗った塗り絵を、切って貼って楽しめるSminkArt 塗り絵シールの製造販売などを手掛けています。
https://man-gata.com/
 
  • 本件に関するお問い合わせ​
​国立大学法人千葉大学 環境ISO事務局 TEL:043-290-3572
京葉銀行 経営企画部 広報グループ TEL:043-306-8065

▼千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクトに関連する2020年度・2021年度のプレスリリース
【親子参加者募集】12月11日(土)家族でエコにちょうせん!~クリーン&カラー~
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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月