Withコロナの時代を好機に!日本橋の老舗鮨店で「ファミリーデー」開催。子供と江戸前鮨を楽しめるスペシャルな土曜日を。

#飲食店  #コロナ  #イベント

2020年7月1日 14時41分 一般社団法人日本橋室町エリアマネジメント

(一社)日本橋室町エリアマネジメントでは、

「NIHONBASHI HEART BRIDGE PROJECT」を立ち上げ、歴史と文化、そして江戸っ子精神の根付く街・日本橋の中で、街を元気にする様々な活動を展開しています。日本橋は、伝統を守りながらも、人と人との繋がりを大切にしながら、挑戦を繰り返してイノベーションを生んできた街です。コロナ禍の厳しい状況の今も、人の繋がり・コミュニティの力を活かした様々な活動が生まれています。その活動事例のひとつとして、宮内庁御用達の老舗鮨店「繁乃鮨」の新たな取り組みをご紹介したいと思います。


【NIHONBASHI HEART BRIDGE PROJECT特設サイト】

https://nihonbashi-heartbridge.jp/


Withコロナの時代を新しいお客様との関係性づくりにチャレンジする好機に。


―はじめに自己紹介をお願いします。


昭和24年に創業した「繁乃鮨」3代目店主の佐久間です。もともとは、日本橋に魚河岸にあった頃に営業していた魚屋がルーツにあります。その頃から宮内庁の神事の魚を納めており、今も毎朝お届けしてからお店を開けています。おかげさまで長らく「宮中賢所御用達」の店として営業させていただいております。


―今回の企画の内容について教えてください。


普段は休業している土曜日にお店を開けて、ご家族連れのお客様に遠慮なくお鮨を楽しんでいただくための、いわゆる「ファミリーデー」です。お子様がいらっしゃると周りのお客さんに配慮しなきゃいけない、など気を遣ってしまうこともあると思うので、そういった方々に気兼ねせずにお鮨を楽しんでいただければと思い企画した、初めての試みです。一般の方に向けて土曜に店を開けるのは30年ぶりなんですよ。

店内は十分な間隔を確保して、感染対策も万全にしています。また、安心してご利用いただけるよう組数限定の完全予約イベントとさせていただきました。



今回のイベントのメニュー。大人2名・子供1名で合わせて1万円と、とてもお得な内容(画像提供:繁乃鮨)


―ファミリー向けのイベントにされたのには、どんな背景があるのでしょうか?


繁乃鮨はもともとビジネスマンの宴会や接待でのご利用が多く、大人のための店という色が強いお店で、ファミリーでのご来店は比較的少ないんです。けどやはり、子供たちや若い世代の方にも当店を知ってもらいたいという想いは以前からあったんですよね。

そんな中で、今回のコロナの影響があって。ビジネスマンの方のご利用はいきなりは戻らないだろうなと思ったときに、この機会に新しいお客様との関係性づくりにチャレンジしてみたいなと思ったんです。


繁乃鮨店主の佐久間一郎さん


―この状況を好機ととらえたわけですね。企画はどのように考えていかれたのですか?


まずは、仲良くしている、街づくりに関わっているメンバーや店のスタッフと一緒になってあれこれアイディアを出し合いました。その結果、日本橋の東エリアに増加しているファミリーの方々に向けた「ファミリーデー」を作ろうという話になりました。それも定休日である土曜日に、ファミリーだけに限定したイベントとして。同じ境遇の方しかいなければ、きっと気兼ねなく楽しんでいただけるはずですから。


―ファミリーの方だけの日なんですね。それならお子様がいても安心です。


はい。お子様に楽しんでもらうと同時に、子育て中の親御さんにも幸せな時間が届けられたらと思いますね。コロナ渦でなかなか外食ができなかったり、在宅勤務や家事の負担が増えたりと、皆さん大変な思いをしているでしょ?そんな親御さんにも笑顔になっていただきたくて。


お客様と一緒に作り上げるイベントへ。予約は5時間で完売。


―イベントでのメニューはどうやって決めたのですか?


地域SNSを活用して、地域のユーザーさんに事前にリクエストを聞いてみて、それを参考に決めました。仲間とアイディアを出し合う中で、日本橋にファミリー層の方が多く利用するオンラインコミュニティがあると知り、これはぜひ参加したいと思い、アカウントをつくり、情報発信をはじめました。予約もこの地域SNSを活用したのですが、予約開始5時間ほどで売り切れてしまいました!


地域SNS「PIAZZA」では、当イベントに対する多くの反響があった。


―リクエストを受けて今回新たに取り入れた食材はありますか?


サーモンですね。普通、江戸前鮨にサーモンはないんですよ。でもお子様はサーモン好きでしょ?要望も多いので、イベント限定でこの日だけ出そうと思っています。あとはお子様も「自分で選ぶ」「自分でつくる」ような体験ができるように工夫してみました。


―今回のイベントでデビューされる若手の職人さんもいると伺いました。


そうなんです。お客様と作り上げるイベントという意味で、皆様のリクエストも受けつつ、我々からもお客様にひとつ、“若手を育てる機会をいただきたい”というリクエストをさせてもらおうと思っています。イベント当日は、初めてお客様に鮨を握る新人職人にも、お寿司を提供してもらう予定です。毎日厳しく指導されて一生懸命練習していますよ。当日に向けて今から緊張していますが(笑)、ぜひ応援してやってください。


新人職人の丸山さん(通称まるちゃん・中央)(画像提供:繁乃鮨)


こんな時こそ、新しいことにチャレンジしたい


―コロナ渦で休業や営業形態の検討など、難しい舵取りを迫られてきたと思いますが、佐久間さんの姿勢はとてもポジティブですよね。


今回のことは、お店のあり方を見つめ直す良い機会になりました。1ヶ月間もお店を休むなんて未だかつてなかったこと。その間、お店のため、お客様のためにいったい何ができるんだろうと、じっくり考えましたね。

今は営業を再開していますが、この時期にお店に来ていただくということは、ある意味覚悟を持って、「このお店ならきっと大丈夫」と思って来店されるんだと思うんです。なのでその期待にしっかり応えて、お一人お一人に感謝の気持ちで接していきたいと改めて思いました。


繁乃鮨の内観(画像提供:繁乃鮨)


―最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。


今回はおかげさまでご予約で満席になってしまったのですが、また開催する時はご注目いただきたいですし、ぜひ普段のお店にもご来店いただけると嬉しいです。席と席の間の距離を保ったり、消毒液を設置したり、マスクを着用したり・・・と感染対策は万全に行っていますので、安心してお越しください。


お鮨屋さんはコミュニケーションの場でもあります。まずは暖簾をくぐっていただいて、気軽に話しかけてください。「佐久間さんはなんでそんなに色が黒いの?」なんてことでも、何でも答えます(笑)。そしてさらにはお客様同士の会話やつながりが生まれたらとても嬉しいですね。皆さんとお会いするのを楽しみにしています!


 

 

【NIHONBASHI HEART BRIDGE PROJECT これまでの活動】

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