#新潟県 #オーガニック #創業ストーリー

2023年12月12日 10:30

株式会社ピーナッツバター

株式会社ピーナッツバターは、2023年8月に創業した、小売業・飲食業・ケータリングサービスを提供する会社です。父が膵臓がんを患ったことを契機に、食の大切さやメンタルケアの重要性を感じた代表が、その想いや経験を共有しようと始めた事業です。今日は、6月からの半年間で2店舗の開業と4つの事業を展開している株式会社ピーナッツバターについて、代表の堀口からお伝えします。

「おもしろくない」と飛び出した新潟。父の病気で気付いた経験や想いを故郷に還元

・株式会社ピーナッツバターについて教えてください弊社は、拠点を新潟県燕市にかまえる、2023年8月に創業した新しい会社です。現在の事業は小売業・飲食業・ケータリングサービスを行なっております。よく会社の由来を聞かれるのですが、美味しいピーナッツバターをパンに塗る時、食べる直前のワクワク感がありますよね。そのポジティブな気持ちで事業を行なっていきたいという気持ちを込めて、命名しました。

・代表の堀口さんについて教えてください。

私は新潟県燕市吉田（旧西蒲原郡吉田町）出身の1981年生まれです。19歳の頃に貯めたお金で上京をして現在は神奈川県藤沢市に住まいがあり、地元の燕市と２拠点生活を送っています。

23年前に上京した頃は「新潟っておもしろくない。東京にいって輝く世界を見てみたい」といった単純な想いを持っていました。上京後はバンド活動をしつつサラリーマンを経て、33歳でデザイナーとして独立し、2021年に株式会社MAYROWに法人化し、これまでwebデザインを中心とした業務を行なってきました。

・デザイナーである堀口さんが地元で新しい事業をされている理由はなんですか？

2020年に、父が余命6ヶ月の膵臓がんである事がわかりました。その時、病院に治療を全て委ねるのではなく、自分たちで情報を集めて、試して、父のライフスタイルに合う治療法を探してそれを実行しようという事で家族一丸となって闘病生活を行なっていく事を決めました。その頃から新潟に戻る事が多くなりました。結局、父は1年半後に亡くなってしまいましたが亡くなる１ヶ月前まで、ゴルフをしたり一緒に予後を精一杯楽しむ事ができました。

闘病生活を一緒に送っていた中で食べ物の大切さや、メンタルケアの重要性を実感しました。その意識や経験を地元新潟で発信していきたいと思い、2023年6月に一店舗目のMother Organic（マザーオーガニック）というオーガニックショップと、10月末には、生ハムとシャンパンのお店「あわや」を地元の新商業施設ネクストジェネレーションタウンにてスタートしました。

6月にオープンしたオーガニックショップ｜Mother Organic

10月にオープンした「生ハムとシャンパンのお店 あわや」

暗中模索の中で仲間がサポート。培った技術を駆使した、トライ＆エラーとサービス対応スピード

・全く新しい事業を始められたとの事でしたが苦労した事はありませんでしたか？

テナント出店を決めた段階では商品ラインナップも仕入れ先も運営方法も、何もわからない状態でした。どこから手を付けたら良いのか。行動タスクに落とすまでが一番苦労しました。でもそんな中で地元の仲間たちが力を貸してくれました。仕入れ先は大工さんやバイヤー業をしている同級生が、サポートしてくれました。

また、偶然の出会いから店舗デザインや商品陳列などをしてくれたディレクター、現在のショップ店長の今日子さんも一年前には知らなかった人たちが、今では大切な仲間になってくれています。体力的には苦しかった事もありましたが、苦労という点ではまわりの人たちのサポートで全て乗り越える事ができました。

・現在の事業に元々行なっていたwebデザイン事業は役立っていますか？

はい。すごく役立っています。現在のweb事業はWiXというサイト制作ツールをメインとして制作を行っております。ノーコードでパワーポイント感覚でwebサイトを作る事ができるのが特徴です。弊社はこのWiXのパートナーとして最高レベルであるレジェンドレベルの制作会社として活動しております。

これまで、様々な業種のwebサイトを作成してきた事が大きく役立ちました。クライアントとのやりとりや要望を自社のサービスに落とし込む事で、ブランディングと多角的な観点から訴求ポイントを明確にする事ができました。

自社でwebサイトを作れるという事は、新しいサービスが思いついた時にwebサイトを作ってスピード感を持ってスタートする事ができます。また、お店のPOPやサインなどに関しても他社に依頼する事なく、自社で出来るのでトライ&エラーを容易に試す事が出来るという点が大きいです。

かつての自分に新潟のおもしろさを伝えたい。地元コラボや洗練されたサービスから起こる化学反応

・今後の展開について教えてください

現在運営しているオーガニックショップに関しては、より情報やサービスを必要としている人に届ける事が出来るよう、サービスと規模を徐々に拡大していけたらと思っています。

また地元企業などともコラボレーションしていきながら新潟ならではのケミストリーも起こしていきたいと思っています。また、飲食店・ケータリング事業に関してはオープンしたばかりなので、内容をブラッシュアップしていき多くの人に喜んで活用していただけるよう努力してまいります。

・最後にこの記事を読まれている方にメッセージはありますか？

久しぶりに新潟に帰ってきて、一番思うのは「新潟のことを知らない」という事です。これまでも多くの人たちに関わっていただきましたが、今後も色々なサービスや人々と繋がって、より新潟を楽しい街にしていけたらと思います。

上京した時の自分に「23年後の新潟はめちゃくちゃおもしろい場所だよ」と自信を持って紹介出来るように、楽しみながら頑張っていきますので、弊社の事業に興味がある方はぜひお力をお貸しいただけたら嬉しいです。

【展開サービスのご紹介】

・日本一小さいオーガニックショップ｜Mother Organic

https://www.mayrow.jp/mother

・生ハムとシャンパンのお店 あわや

https://www.mayrow.jp/awaya

・立ち食いそば｜隣のそば屋

https://www.mayrow.jp/tonari

・燕三条ケータリング専門店｜Dish

https://www.mayrow.jp/dish

・WiXに特化したwebサイト制作｜湘南スイッチ

https://switch-shonan.wixsite.com/wixpro

【過去の配信記事】

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/128365