50代以上のシニアに特化した人材紹介と人材派遣の会社、株式会社シニアジョブに初めて来社した人は、シニア人材を扱う会社なのに20代の若い社員が中心のオフィス風景に驚きます。

70歳の社員もいるものの、代表取締役の中島康恵は29歳。

その他の社員も、20代が大半を占めています。

そんな環境で今年6月に誕生したのが、新卒一期生から大抜擢された人事責任者。

シニアの人材ビジネスであれば、年齢の近いベテラン社員が活躍しそうなイメージに反して、若手が多く活躍する理由はどこにあるのか？

そして、入社2ヶ月目にして自分の1歳下の21年卒新卒採用を取り仕切り、自分よりも年上の中途採用にも臨む22歳の人事責任者が抜擢された理由とは？

新卒人事責任者の活躍を通じて、シニアジョブが考えるシニアと若者の関係性について、お伝えします。

◆株式会社シニアジョブ　人事責任者　山田 萌香 （やまだ ほのか）

1998年生まれ。シニアジョブ初の新卒新入社員として2020年入社。入社前の2019年からインターンとして活躍し、優秀な成果を残す。入社後の2020年6月より人事に抜擢され（人材コーディネーターと兼務）、7月より責任者としての職務を開始。フレッシュな感性を活かして、人事でも人材コーディネーターでも最高のパフォーマンスを発揮中。

新卒から人事責任者に抜擢された経緯

後にシニアジョブの人事・採用を担うことになる山田萌香とシニアジョブの最初の接点は、2019年5月の会社説明会でした。

一次選考を突破した山田は、その月のうちに業務体験に挑み、内定を得た後の7月にはインターとしてシニアジョブの仕事を経験し始めているので、2020年4月の入社からたった2ヶ月間の情報のみで人事責任者を務めるようになったわけではありません。

また、前任者の退職など、山田の人事責任者就任を急がせた要員もありました。

しかし、それでも大学卒業後、入社からたった2ヶ月で人事を任せるという決断に至った一番の理由を、代表取締役の中島康恵は「2ヶ月間の働きぶりをみて任せられると直感した」と語っています。

シニアジョブの人事担当は、人材コーディネーターなどの業務と兼任です。

事業そのものがシニアの人材紹介、人材派遣であり、転職・再就職するシニアの経歴・スキルのヒアリングを行い、人材派遣の場合は自社で雇用する決断を求められ、社会保険などの知識も必要です。

もちろん、山田も人事専任ではなく人材コーディネーターとの兼任ですが、人材コーディネーターの業務でもトップクラスの成績を収め、成長も著しかったことが、中島が山田の人事責任者就任を決断させた要点の一つでした。

シニアジョブでは社員の行動指針と人事評価の指標として、独自の「6スタンス・6スキル」を制定しており、この指標に照らし合わせても山田の評価は高く、中島は山田の抜擢を決断しました。

シニアを支援する会社が若手を採用する理由

そもそも、シニアの活躍を支援し、どの会社よりもシニア活用の重要性を熟知して、実際に70歳・68歳の社員が活躍しているシニアジョブが、新卒採用を含め、若手人材の採用に注力する理由は何処にあるのでしょうか？

ベテラン人材では何故ダメなのでしょうか？

その背景には、シニア支援のマインドをより若い世代に継承し続けたいという中島の想いがあります。

コロナ禍によっても、新卒からシニアに至るまで、内定取り消しや失業など深刻な影響を受けていますが、ともすると、支援の優先順などで若者とシニアは対立することもあります。

しかし、労働人口が減少し続ける日本では、もはや若者とシニアが対立する余裕などないのではないでしょうか？

とはいえ、今の若者は日常的にシニアと接する機会が減っているため、意識的に若手人材を採用してシニア支援のマインドを継承してもらう必要があるとシニアジョブでは考えています。

今回、新卒一期生で入社2ヶ月目のタイミングの山田が人事責任者に抜擢された理由には、年齢や在籍期間に関わらず、姿勢やスキルを評価するシニアジョブの社風だけでなく、このような会社の高い新陳代謝とシニア支援のマインド継承のシンボルとして、若手人材の採用で活躍してほしいという期待が込められています。

新卒から人事責任者になった山田萌香のコメント

2019年7月からのインターンで、シニアジョブの社員や社風には馴染んだ状態で2020年4月の入社を迎えました。

入社後、あまり経たないうちにコロナの影響でリモートワークになってしまい、今後の成長にも不安を感じましたし、入社直後は同期のほうが早く次のステップに進んでいるのを見て、悔しさを強く感じることもありました。

6月になり、急に人事責任者に抜擢され、前任者からの引き継ぎも十分な時間がなく、本当に自分に務まるのだろうかと自信を無くすこともありました。

第三者認証の審査やオンライン講座の講師など、初めてのこともたくさん経験しました。

それでも明日の、来年のシニアジョブのメンバー、これからシニアジョブを大きくしていくメンバーを集めて、活躍できる環境を作っていく仕事には大きなやりがいを感じています。

私にとっても初めてのことだらけですが、私が新卒1期生であるように、シニアジョブという会社もまだ若く、私以上に毎日、毎月、毎年がチャレンジの会社なので、そう考えるとむしろ楽しさも感じます。

日々チャレンジのシニアジョブに入社する方もまた、新卒だけでなく中途の方もチャレンジだと思うので、よりよい環境で全力のチャレンジができるよう、頑張り続けたいと思います。

新卒を大抜擢した代表取締役・中島康恵のコメント

シニアジョブはチャレンジを推奨し、失敗を許容する会社です。

本当に失敗で攻めることはなく、売上も社長の私や部門のトップは真剣に考えますが、社員に追いかけさせることはありません。

ですので、人事・採用も、失敗しないことよりチャレンジを大事にします。

仮に私が採用に反対の応募者がいても、山田が採用すべきだと言えば、人件費や組織構築のリスクを社長として負ったとしても、なるべく山田の意見を尊重するようにしています。

何故そこまで新卒から間もない担当を尊重し、信頼するのかというと、私自身が毎日・毎年カイゼンを続けていて、シニアジョブという会社もカイゼンの連続だからです。

上場を狙い、急成長を目指す企業文化の中では、失敗しない確実性ではなく、カイゼンや歩みを止めることのほうが怖いと私は思っています。

そして、シニアの転職・再就職を支援していく気持ちは、若い年代にこそ真剣に考え、継承されなければなりません。

私は私たちよりもさらに若い山田に、若い世代をどんどんシニアの活躍の支援に巻き込んでくれることを期待しています。

今回、登場した山田萌香は、内容のとおりシニアジョブの人事・採用を担当しており、一緒に働く新たな仲間の募集を行っています。

シニアジョブの採用情報はこちらからご覧ください。

会社概要

社名　：　株式会社 シニアジョブ

代表　： 代表取締役 中島 康恵

本社　：　東京都新宿区大久保1-14-15　三辰ビル7F TEL　：　03-6908-9822

URL ：　https://corp.senior-job.co.jp/

事業内容　：　シニアの人材ビジネス提供

お問い合わせ先

株式会社シニアジョブ　広報部　安彦（あびこ）

TEL：080-4107-5851 e-mail：m-abiko@senior-job.co.jp