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【例文あり】送別会の挨拶|立場・役割別に押さえたい例文と基本マナー

【例文あり】送別会の挨拶|立場・役割別に押さえたい例文と基本マナー

送別会の挨拶は、組織の雰囲気や価値観が表れる大切な場面です。広報PR担当者の場合は特に、自社の送別会だけでなく、他部署の進行を取り仕切ったり、挨拶内容について相談を受けたりすることもあるのではないでしょうか。

本記事では、広報PR担当者の視点から送別会の挨拶について整理します。単なるスピーチ例ではなく「対外的な印象にどう影響するか」という観点でも、立場別の例文や注意点を解説。メディア関係者が参加する場面を想定した例も含め、実務ですぐに活用できる内容をまとめました。

退職時の挨拶品(お菓子)の必要可否や選び方などはこちらで紹介しています。合わせて参考にしてみてください。

目次
  1. 広報PR担当者としての送別会挨拶の重要性

  2. 立場・役割で異なる送別会の挨拶

  3. 送別会で挨拶をする順番・タイミング

  4. 送別会の挨拶の基本構成

  5. 【送る側】送別会の挨拶例文

  6. 【送られる側】送別会の挨拶例文

  7. 送別会での乾杯挨拶の例文

  8. 挨拶で使えるユーモア・軽い一言の作り方

  9. 送別会の挨拶で気をつけたいマナー

  10. 送別会挨拶でよくある質問(FAQ)

  11. まとめ|送別会の挨拶は相手への敬意と感謝を伝える大切な機会

広報PR担当者としての送別会挨拶の重要性

送別会での挨拶は、企業の内部文化を反映する重要な機会です。広報PR担当者として挨拶を行う場合、個人的な印象だけでなく、企業やチームといった組織全体のイメージに影響することを理解しなければなりません。

社内関係者のみの送別会であっても、その言葉は組織風土を象徴するものとして受け取られます。貢献への感謝を伝えると同時に、これまでの歩みを振り返る場ではありますが、退職や異動の背景に踏み込まず、事実と感謝に基づいた表現を心がけることが、広報PR担当者としての基本姿勢といえるでしょう。

立場・役割で異なる送別会の挨拶

送別会の挨拶は、上司・同僚・部下など相手との関係性と立場によって適切な内容を考えなければなりません。幹事や進行役を担う場合はその役割に徹し、特に広報PR担当者であれば社外出席者との関係性が企業全体の印象に影響することにも配慮が必要です。立場と役割で異なる送別会の挨拶について解説します。

上司・同僚・部下の立場で異なる伝え方

送別会での挨拶は、相手との関係性によって内容や口調が変わります。上司は会社・チームの代表として、同僚であれば一緒に働いた仲間として。部下の場合は、上司から学びをもらった側として感謝を伝えるべきでしょう。

立場に応じた表現とエピソードに配慮し、相手との関係性を引き出せるような挨拶を検討することが大切です。加えて、特定の人物に限定するような内輪ノリは避け、参加者全員に向けた挨拶であることも前提に考えます。

幹事や進行役を担う際に注意したいこと

幹事や進行役を担う場合、個人的な想いを伝える挨拶は必須ではありません。挨拶の有無を問わず、送別会を進める者としての役割を優先できるよう念頭に置く必要があります。

全体の流れを把握したうえで進行する必要があるため、出席者全員の注意を引きながら時間配分を調整し、挨拶やそのほかのプログラムに導くことが大切です。広報PR担当者が幹事を務める場合は、メディア関係者や社外の出席者を事前に確認したり、社内関係者の挨拶の内容に配慮したりと企業としての立場を踏まえた中立性を保つことが求められます。

広報PR担当者が意識したいメディアとの関係性

メディア関係者が参加する場では、社外向けのイメージを意識した挨拶を検討する必要があります。これまでの協力に対する敬意を表しつつ、過度な営業的発言や、私的な癒着を感じさせる表現は避けなければなりません。

また、メディア主催の会に参加するケースも想定できます。付き合いの長いステークホルダーとして登壇する場合にも、企業としての継続的な信頼関係を前提に、組織の立場で言葉を選ぶことが大切です。企業やチームに対する透明性を保ちつつ、メディア関係者に誤解を与えない配慮こそが、継続的な関係性を築くカギといえます。

送別会で挨拶をする順番・タイミング

送別会での挨拶の順番は、送る側から先に実施するのが一般的です。送別会の全体的な流れも含めて、挨拶をする順番やタイミング、各場面での担当事項などを解説します。

送る側→送られる側の順が一般的

送別会での挨拶の流れは、通常送る側が先に話し、その後返礼というかたちで送られる側が挨拶をします。あくまで主役は「旅立つ人」であり、その立場を尊重した進行が望ましいとされています。

その他の順番は、役職の高い立場の人から順に、上司や部門代表者、同僚、部下の流れで進めることが多いですが、主役である送別する方との関係性や人柄を優先してもよいかもしれません。また、複数の部署が関わる送別会の場合は流れが複雑になるため、事前に幹事から登壇者へ流れや依頼内容を共有すると安心です。

乾杯前・締めの挨拶など、場面ごとのタイミング

飲食を伴う送別の場もあります。その際、以下のような流れで閉会の挨拶まで進めるのが一般的です。参考にしてください。

  1. 開会の挨拶(幹事・進行役)
  2. 代表から挨拶(最も役職が高い立場の人が行うことが多い)
  3. 乾杯の挨拶(直属の上司や役職が高い立場の人が行うことが多い)
  4. 食事
  5. 送る側の挨拶
  6. 記念品などの贈呈
  7. 送られる側の挨拶
  8. 締めの挨拶(中締めも含む)
  9. 閉会の挨拶(幹事・進行役)

食事と歓談の後にメインの挨拶を行うのが一般的ですが、途中で退席しやすいよう中締めを挟み、その際に行うこともあります。

送別会の挨拶の基本構成

送別会の挨拶は、「冒頭・本文・抱負・結び」の4段階で構成するのが理想的です。明確に分けて構成する必要はありませんが、感謝やエピソードが自然に伝わる流れとして押さえておきましょう。

送別会の挨拶における基本構成についてそれぞれ解説します。

冒頭:感謝または送別の言葉

  • 送られる側の場合:送られる側の方は、冒頭で「本日はこのような会を開いてくださりありがとうございます」と、送別会の開催と参加に対するお礼を述べます。
  • 送る側の場合:送る側であれば参加のお礼を伝えたり、「お疲れさまでした」「これまでのご尽力に感謝します」と主役をねぎらう言葉を添えたりするとよいでしょう。

聞き手の注意を引くフェーズですが、長い前置きは避けて1~2文で済ませるのが一般的です。

本文:エピソード・学んだこと・感謝の詳細

感謝や送別の言葉を述べた後は、相手との関係を示す具体的なエピソードを話します。

  • 送られる側の場合:在籍中を振り返り、単に経験談としてではなく経験時のエピソードや学びを交えて感謝を伝えます。個人的な事情や内部事情には触れず、事実に基づいた内容に絞ります。
  • 送る側の場合:主役との具体的な仕事の場面を紹介し、その貢献や姿勢への評価を言葉にします。内輪ネタや一部の人しかわからない話題は避けます。

エピソードが長すぎるのは適切でないため、多くとも2~3個の短い話に絞ったほうがよいでしょう。

今後への言葉:抱負・願い

エピソードを交えて感謝を伝えた後は、相手の今後の活躍や、抱負などを述べましょう。

  • 送られる側の場合:転職であれば「新しい環境でも引き続き努力してまいります」「これまでの経験を今後に活かしていきます」のように、立場とシーンに合った抱負や前向きな言葉を選びます。
  • 送る側の場合:主役が会社・チームを去った後も成長を続けること、主役の今後の活躍を応援する姿勢を示します。

いずれも、感情的な表現に偏らず、これまでの感謝と今後への前向きな姿勢が伝わる表現を意識することが大切です。

結び:簡潔な締め

最後に「△年間ありがとうございました」と会社・チームに向けて感謝を伝えたり、「これまで本当にお疲れさまでした」と主役を労ったりする一文で締めくくります。引き続き歓談が続く場合は、「みなさんで今夜を楽しみましょう」と場を盛り上げる一言で締めるのも有効です。

特に社外関係者が同席している場合は、企業広報としての立場をより意識し、表現に配慮した挨拶にまとめましょう。

【送る側】送別会の挨拶例文

ここからは、送別会で実際に活用できる挨拶例文を、上司・同僚・部下など立場やシーンに応じてご紹介します。これらはあくまで基本の「型」ですので、相手との具体的なエピソードをひとつ添えるだけで、より体温の宿る挨拶になります。

上司から部下への挨拶例

転職や退職をする部下に向けて、上司(役職が上の立場の人)から挨拶をする場合の例文です。印象的なプロジェクトや一緒に切磋琢磨した企画などがあれば、エピソードに盛り込んで上司としての感謝・期待を伝えましょう。

〇〇さん、△年間本当にお疲れさまでした。

▽▽への転勤、寂しい気持ちでいっぱいですが、〇〇さんほどの適任者はいないと、上司としても誇らしく思っています。

思い出に残っているのは、(プロジェクト名など)に一緒に取り組んだときのこと。慣れない業務に追われる中、専門知識と判断力を持つ〇〇さんがいてくれたおかげで、スムーズに成功まで運ぶことができました。あのときの、仲間を引っ張ってくれた頼もしい姿を今でも覚えています。

また、後進の育成にも率先して取り組んでくれて、多くの部下が〇〇さんから学びを得たことと思います。その誠実さと責任感は、本当にチームの財産です。

これからは新しい場所でのチャレンジになりますが、〇〇さんならきっと活躍されることと思います。チームで一緒に頑張った経験を自信に変えて、前向きに楽しく進んでいってください。

〇〇さん、本当にお疲れさまでした。これからのご活躍を心から応援しています。

同僚へ送る挨拶例

チームの同僚を送り出す場合は、同僚ならではの視点で少し砕けたエピソードを盛り込んでもよいでしょう。個人的な関係性や約束に触れるのではなく、これまでの感謝を言葉にすると自然な締めくくりになります。

〇〇さん、△年間お疲れさまでした。

私たちは入社当初から、同じチームで一緒にプロジェクトを進めてきました。時には意見がぶつかることもありましたが、〇〇さんはいつも丁寧に説明してくれて、私たちの意見も尊重してくれました。その姿勢があったからこそ、チームとして高いパフォーマンスを発揮できたのだと思います。

特に印象に残っているのは、(プロジェクト名など)の進行中に予想外の課題が発生したときのことです。一度はくじけかけた私たちに前向きな言葉をくれたことで、最終的には大きな成功へとつなげることができました。あのときは本当にありがとうございました。

新しい環境でも〇〇さんの柔軟な思考を発揮して、挑戦を続けてくれると信じています。ぜひ、ときどき連絡をください。

〇〇さん、本当にお疲れさまでした。これからのご活躍を心から願っています。

部下から上司への挨拶例

部下から上司に向けて挨拶する際は、硬すぎず、くだけすぎない表現を心がけることが大切です。上司から学んだことを具体的に振り返ったり、印象に残っている言葉を明言したりしてもよいでしょう。

〇〇さん、本当にお疲れさまでした。△年間、お世話になりました。

私が入社したときは正直、何もわからず、毎日不安を抱えながら出社していました。でも、〇〇さんの丁寧なご指導のおかげで、ここまで成長することができました。解決策だけでなく、その理由も教えてくださったことが、今の私の仕事の基盤になっていると感じています。

特に(プロジェクト名など)で私が失敗したときのことは印象に残っていて、〇〇さんは私を咎めることなく、「この失敗から学ぶことが大切だ」という前向きな視点を示してくださいました。その言葉があったからこそ、今でも失敗を恐れずに挑戦する勇気を持てています。

〇〇さんがチームを去るのは寂しいですが、新しい環境での活躍を心からお祈りしています。〇〇さんが築いてくださったこのチームがもっと成長し、その成果がお耳に届くことが恩返しだと信じ、これからも一層尽力していきたいと思います。私たちチームに学びをいただき、本当にありがとうございました。

ユーモアを交えた柔らかい挨拶

ユーモアを交えた挨拶で送り出したいときは、失礼にならないエピソードと表現に注意しましょう。単におもしろい話として披露するのではなく、そこから得た学びや知識に感謝する流れを作ることが大切です。

〇〇さん、△年間お疲れさまでした。

みなさん、〇〇さんといえばどんな印象があるでしょうか。私たちチームの中では「常に多方面で活躍している人」という印象が強かったのではないでしょうか。個室にこもって仕事をしているかと思ったら、給湯室で後輩からの相談を受けていたり、時には他のチームの仕事を手伝っていたり。私たちチーム以外にも本当に頼りにされているんだな、といつも感じていました。

思い返してみると、そうして〇〇さんが動き回ってくれたからこそ、チーム全体がうまく回っていたんだと思います。

新しい職場でも、周囲に人が集まってくる人間力と行動力を発揮され、大活躍されることと思います。今日は〇〇さんのそうした活動を、あらためて振り返りたいと思います。本当にお疲れさまでした。

短めでまとめたい場合の挨拶例

短い挨拶にまとめたいときは、具体的なエピソードを省略しても問題ありません。シンプルすぎると業務的な印象が強くなるため、一言で伝わるエピソードを添えるとよいでしょう。

〇〇さん、△年間本当にお疲れさまでした。チームで一緒に働くことができて、本当に幸いです。

〇〇さんとの時間の中で、今年の春に行った部門を超えた〇〇イベントでの運営など、非常に多くのことを学ばせてもらいました。それらは、これからの私の人生の財産になると思います。

次のステップでも、チームで培った経験を活かして活躍されることを心から応援しています。〇〇さん、本当にお疲れさまでした。

社外向け:メディア関係者を想定した挨拶例

メディア関係者に向けて挨拶を行う場合は、内部事情が入っていないか注意しなければなりません。記憶に残っているプロジェクトややり取りがあれば、情報に気を付けながらエピソードとして盛り込むことも可能です。また、社内の人を紹介する際に敬称を省略するのが一般的と言われてきましたが、現在は薄れてきています。会社の風土に合わせた判断でよいでしょう。

本日はお集まりいただきありがとうございます。当社の〇〇(さん)の送別会をさせていただいています。

〇〇(さん)は、当社に入社してから△年間、XXXチーム(部門名など)の最前線で活躍してまいりました。特に、業界の課題解決に向けた複数の重要なプロジェクトに携わり、クライアントの信頼を勝ち取るための対策を数多く推進してくれました。〇〇(さん)の専門知識と実行力は、当社の事業成長に大きく貢献してくれたと感じています。

〇〇(さん)の力があれば、新しい環境でも大きな成果を挙げられると思います。本日は、〇〇(さん)のこれまでの活躍・歩みに感謝を伝え、新たなチャレンジを応援する場とさせていただきます。〇〇(さん)、△年間本当にお疲れさまでした。

幹事・進行役からの短い挨拶例

幹事・進行役を担う場合は、個人的な想いではなく、組織から参加者に向けた感謝を述べます。挨拶をする直前であれば、その後の流れを簡単に説明することで参加者も動きやすくなるでしょう。

みなさん、本日はお忙しい中、〇〇さんの送別会にお集まりいただきありがとうございます。

これから、上司、関連部署のみなさん、同僚のみなさんから、〇〇さんへのメッセージをいただく予定です。その後、〇〇さんからご返礼をいただきたいと思っています。

〇〇さんは△年間、XXXチームで多くのプロジェクトに携わり、重要な企画を成功に導いてくれました。本日は、〇〇さんの新しい挑戦を、心から応援する素敵な時間にしたいと思います。どうぞ思う存分、楽しい時間をお過ごしください。

【送られる側】送別会の挨拶例文

自分が送別会の主役になる場合は、会を開いてくれたことに対する感謝を述べたうえで、具体的なエピソードや今後の抱負を伝えます。特定の人物とのエピソードを紹介する場合でも、会全体に共有できる内容かを意識し、内輪的にならないよう配慮しましょう。

上司・役員へ向けた挨拶例

上司や役員に向けて挨拶する場合は、成長を感じたり、自身の転換期となったエピソードを交えながら感謝を述べましょう。「学んだことを今後も活かして頑張ります」といった抱負を添えることで、前向きなチャレンジ精神を伝えられます。

本日はこのような温かい送別会を開いていただき、ありがとうございます。

〇〇部長には、入社からこれまで、懇切丁寧なご指導をいただきました。困難な課題に直面したときの「一緒に乗り越えよう」という言葉には、何度も励まされました。部長のその言葉があったからこそ、ここまで成長できたと感じています。

部長から教わった、課題に向き合う姿勢や、チームを大切にする考え方は、これからの人生の指針になると思います。

新しい環境でも、ここで学んだことを大切にしながら取り組んでまいります。本当にありがとうございました。

同僚・チームメンバーへ向けた挨拶例

同僚やチームメンバーに向けた挨拶であれば、一緒に切磋琢磨したことや、チーム全体で頑張ってきたことなどをエピソードとして話すとよいでしょう。

みなさん、今日は本当にありがとうございます。△年間一緒に働く中で、たくさんの楽しい思い出を作ることができました。

時には意見がぶつかることもありましたが、チームのみなさんの協力と信頼があったからこそ、難しい課題を乗り越えてこられたと思います。

新しい場所でも、ここでの経験を糧に努力してまいります。本日は、本当にありがとうございました。

異動・退職など理由別の挨拶例

異動や転職先が決まっている状況であれば、部署名や企業名などを明示する場合は、公開の可否を確認したうえで伝えます。結婚や定年などで退職する場合は、今後のチャレンジよりも、「退職後も健康・活躍を祈っています」というメッセージにフォーカスするのも一案です。

本日はこのような素敵な送別会を開いていただき、ありがとうございます。チームのみなさんからたくさんの温かいお言葉を頂戴し、感謝の念でいっぱいです。

みなさんと離れることに寂しさはありますが、XXチームのみなさんがご活躍されるとともに、これまで以上に発展していくことと思います。


最後になりましたが、株式会社〇〇のますますのご繁栄と、XXチームのみなさんのご健康、ご活躍をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。

本日は本当にありがとうございました。

ユーモアを交えた柔らかい挨拶例

ユーモアの内容は関係性などによって変わりますが、自分にとって印象的なエピソードを盛り込むかたちで問題ありません。適切なエピソードがわからないときは「主役になって緊張しています」「うまく話せるかわかりませんが……」のように、送られる側の立場としての緊張感を素直に伝えてもよいでしょう。

本日は、こんなにも盛大な会を開いてくださり、ありがとうございます。

正直なところ、自分が主役になる日が来るとは思っておらず、非常に緊張しています。

振り返ると、この会社では本当に多くの経験をさせていただきました。特に印象に残っているのは、(プロジェクト名など)で締め切り直前までバタバタしていたときのこと。毎日のように焦りが隠せない私を、チームメンバーが代わる代わる昼食に誘ってくれましたね。企画は無事成功し、「お疲れさま!」と言い合った日のことをよく覚えています。

新しい環境でも落ち着きを保ちつつ、ここで学んだチームワークを大切にしていきたいと思います。今後も成長を重ねられるよう、精一杯努力してまいります。

△年間、本当にありがとうございました。

短文・一言で伝える挨拶例

立場や関係性を問わず伝える挨拶を押さえておきたいときは、以下のような文を参考にしてみてください。在籍期間の感謝を伝えるだけでなく、「ここで働けてよかった」「次のステップも頑張りたい」という感謝・抱負を表すことが大切です。

みなさん、△年間ありがとうございました。こんなに素敵なチームの一員として仕事ができたことを、本当に幸せに思います。

ここで学んだことを新しい環境でも活かせるよう努力してまいります。今日は本当にありがとうございました。

社外向け:メディア関係者を想定した場合の挨拶例

メディア関係者など社外ステークホルダーが参加している場合は、会を開いてくれたこと・参加してくれたことに対する感謝と、組織同士の付き合いに対する感謝を伝えます。

本日は、このような温かい機会を設けていただき、ありがとうございます。

在職中は、みなさまに大変本当にお世話になりました。△年間、多くのプロジェクトに携わり、さまざまなステークホルダーのみなさまと協力させていただく機会に恵まれました。

特に、メディアのみなさまとのお仕事を通じて、情報発信に対する責任感が培われたと感じています。在職中に得た気付きや知見は、新しい環境でも大切な財産になると思っています。これらを存分に活かし、社会の発展に貢献できるよう、一層精進してまいる所存です。

本日は本当にありがとうございました。

個人としての関係継続を示すのではなく、「これまでのご支援に心より感謝申し上げます」など、これまでのご厚情への感謝を伝える形で締めくくります。

送別会での乾杯挨拶の例文

乾杯の挨拶は、主役の直属の上司や役職の高い立場の人が担うケースが多く見られます。近年、会食の場などでも乾杯の挨拶の機会自体が減っていますが、乾杯の挨拶の参考として2パターンの例をご紹介します。

乾杯前に話すべき内容

乾杯の挨拶は、会場を一気に温める役割があります。ダラダラと話すのではなく、端的な内容で1分程度の短い時間を意識しましょう。

本日は、〇〇さんの送別会のため、お忙しい中お集まりいただきありがとうございます。

〇〇さんは、先ほどの紹介にもあった通り、これまで当社の重要なプロジェクトを数多く成功させ、部下や後進の教育にも積極的に取り組んでくださいました。〇〇さんの専門知識と判断力は、当社にとって大切な財産でした。

このたび、〇〇さんは新しい環境へチャレンジされることになりました。寂しさもありますが、これまで〇〇さんが築いてくれた土台を大切にしながら、チーム一同さらに成長してまいります。〇〇さんの今後のご活躍を心より願っております。

それでは、〇〇さんの今後のより一層のご活躍と、この場にいるみなさんのご多幸を祈念いたしまして、乾杯!

短くまとめる乾杯挨拶例

乾杯の挨拶を短くまとめる場合は、参加者に対する感謝を述べた後に主役について軽く触れます。乾杯の音頭のみでは唐突な印象があるため、主役の役割や期待感などを添えるとよいでしょう。

みなさま、本日は〇〇さんの送別会にお集まりいただき、ありがとうございます。

チーム長としてさまざまな企画の立案・実行を担った〇〇さんの知識と行動力は、当社の大切な財産です。

新たなステージでも、その力を存分に発揮してご活躍されることと思います。

それでは〇〇さんのご活躍とこの場にいるみなさまの健康を願いまして、乾杯!

挨拶で使えるユーモア・軽い一言の作り方

場を和ませるユーモアは、主役の人柄を思わせるだけでなく、自分の緊張をほぐす効果も期待できます。相手に失礼な印象を与えず、なおかつ参加者全員が理解できるような内容に配慮することが大切です。

場を和ませる一言の作り方

あたり前ではありますが、相手を嘲笑するような冗談は避け、人柄や習慣を親しみやすい表現で伝えるよう意識してみるとよいでしょう。

  • チーム代表として挨拶させていただきます。かなり緊張していますが、主役の〇〇さんに免じてご容赦ください。
  • 〇〇さんについて話したいことがいっぱいで、時間内に終われるかが一番のプレッシャーです。
  • 〇〇さんといえば、朝イチに「今日は静かに始めたいね」と言いつつ、一番元気な朝礼で場を盛り上げてくれる人でしたね。

使ってはいけない「不適切なユーモア」

ユーモアはあくまでも、参加者全体が「ユーモアだ」と認識できるポジティブな内容であるべきです。相手の年齢・性別・容姿・能力に関するネガティブな冗談を入れたり、プライベートに関する下品な暴露話をしたりといったトークは適切といえません。

メディア関係者など社外の人が出席している場合は特に、内部事情や業績、特定の取引先に関する軽率な発言など、企業の信用に影響し得る冗談は絶対に避けましょう。誰もが気分よく笑える内容であるか、広報PR担当者側で事前に確認しておくと安心です。

送別会の挨拶で気をつけたいマナー

送別会で挨拶を述べる際は、ネガティブな内容を避けたり長さを調整したりといった配慮が必要です。特定の人にしかわからない内輪ノリや冗談は避け、適切な長さと内容の挨拶を徹底しましょう。ここからは、送別会の挨拶で気を付けたいマナーを5つご紹介します。

ネガティブな内容・内部事情に触れない

送別会はあくまでもこれまでの感謝を伝える場であり、退職の理由や背景を詳細に語る場ではありません。会社を離れる理由が個人の感情的なものであっても、挨拶に盛り込むのは避けるべきです。

参加者がネガティブな印象を受けると、チームや企業全体のイメージにも大きな影響を与えます。特に広報PR担当者の場合は、企業としての一貫した姿勢が伝わる表現を心がけ、内部事情には触れない配慮が重要です。

長すぎる挨拶は避ける

挨拶の時間に明確なルールはありませんが、長くても3~4分程度が目安です。

一般的な話すスピード(1分あたり約300~最大350字)で考えると、

  • 乾杯の挨拶(約1分):300〜350字程度
  • 通常の送別挨拶(3〜4分):900〜1400字程度
  • 5分を超える挨拶:1500字以上

がひとつの目安になります。

5分を超えると聞き手の集中力が低下するだけでなく、他の参加者の挨拶に設けられる時間が短くなってしまうかもしれません。乾杯の挨拶であれば、1分程度に収められるとよいでしょう。

実際の挨拶にかかる時間がわからない場合は、原稿を用意し、実際に声を出して何度か読んでみる、そして実際に時間を計っておくのが安心です。長すぎる場合は省略できる部分を探し、適切な長さに抑えられるよう事前に調整しておきましょう。

内輪ノリを入れない

エピソードトークを盛り込むのは問題ありませんが、相手を限定するような内輪ノリは避けるべきです。

メディア関係者など、社外ステークホルダーが参加している場合は特に注意が必要です。相手との関係性が伝わり、感謝の気持ちも受け取ってもらえるような挨拶の内容を考えましょう。

個人事情に踏み込みすぎる表現は避ける

退職理由はもちろん、相手のプライベートな事情に踏み込み過ぎるのも適切ではありません。家族や友人など、私生活をあらわにするようなエピソードは避け、プライバシー保護を徹底した挨拶を考えましょう。

個人情報に踏み込みすぎると、相手に不快な思いをさせるだけでなく、企業のコンプライアンスに対して信頼性を下げる理由になり得ます。本人が公にしている内容であっても、第三者がそれに触れるリスクを考慮して避けるのが適切です。

オンラインの場合は、画面越しで伝わりやすい話し方に気をつける

オンライン送別会では、対面以上に話し方への工夫が必要です。音声が遅れたり動作が止まったりといった通信環境の差も考慮し、普段よりややゆっくりなペースで話すよう意識したほうがよいでしょう。

原稿を用意する場合は、視線が下がりすぎないよう、カメラの近くに置ける場所を決めておくことも大切です。非言語情報が限定されるオンラインでは、話し方や目線、身だしなみ、背景などに気を配る必要があります。また、開催する人に関しては通信環境を整え、テストしておくと安心です。

送別会挨拶でよくある質問(FAQ)

最後に、送別会の挨拶についてよく見られる質問と回答をご紹介します。

FAQ

Q1. 緊張して話せない場合はどうすれば?

緊張で思うように話せない可能性を考慮し、事前にメモを用意メモやスマートフォンの下書きを用意しておくのがおすすめです。緊張しやすい方であれば、時間を測りながら何度か口に出して練習しておくと、心の余裕につながります。

特にスマートフォンなどを使用する場合は、操作に時間を取られないよう事前に表示画面を整えておくと安心です。

Q2. 泣いてしまいそうな時の対処法は?

挨拶の途中で泣いてしまいそうになったときは、一度深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。感情が高ぶるのは自然なことですが、詰まってしまったら一度間を置き、最後まで感謝を伝えきることを優先しましょう。

Q3. 挨拶の順番が変わった場合どう対応する?

送別会の前に順番が変更された場合は、幹事に適切な対応を聞いておくのがベストです。挨拶の直前に順番が入れ替わった場合でも、冒頭で簡単に状況に触れたうえで予定通りの挨拶を続けると、参加者の混乱も防げます。

Q4. 送別会に参加できない場合の挨拶はどう送る?

送別会に参加できない場合は、動画を撮影したり、メールを作成したりしてメッセージを伝えるのが一般的です。通常の挨拶と同様に、長すぎないボリュームを意識して簡単なエピソードや感謝の気持ちを伝えましょう。

社外関係者が含まれる場合は、内部事情や機微情報に触れないよう注意しましょう。

Q5. 送別会の挨拶はどのくらいの時間が適切?

送別会の挨拶は3分前後の長さが目安です。詳細な文字数や時間の目安については前章をご参照ください。乾杯の挨拶であれば、30秒~1分に収めるのが適切です。

Q6. 原稿を読みながら挨拶をするのは失礼?

原稿を読みながらの挨拶は失礼ではありません。むしろ、「言葉を選んで丁寧に伝えようとしている」という誠実な印象を与えます。 ただし、終始手元ばかりを見ていると、感謝の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

文節の区切りや結びの一言では意識的に顔を上げ、相手や参加者の目を見て話す「アイコンタクト」を意識しましょう。原稿はあくまで「お守り」として持ち、相手に直接語りかける姿勢を忘れないことが大切です

まとめ|送別会の挨拶は相手への敬意と感謝を伝える大切な機会

送別会の挨拶は単なる形式的なスピーチではなく、相手への敬意や感謝を言葉にのせ、今後の良好な関係へとつなげる重要なコミュニケーションの場です。広報PR担当者にとっては、特に「その言葉が誰に、どのように伝わるか」を多角的に意識する姿勢が欠かせません。

時にはユーモアを交えたエピソードで、場に彩りを添えたい場面もあるでしょう。今回ご紹介した注意点や挨拶例文を参考に、主役も参加者も心地よく過ごせる送別会を実現してください。

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この記事のライター

PR TIMES MAGAZINE執筆担当

PR TIMES MAGAZINE執筆担当

『PR TIMES MAGAZINE』は、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社 PR TIMESのオウンドメディアです。日々多数のプレスリリースを目にし、広報・PR担当者と密に関わっている編集部メンバーが監修、編集、執筆を担当しています。

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