セキュリティ強化が欠かせない今、PR TIMESでも2025年9月9日から「IPアドレス制限」機能を企業ユーザー管理画面で選択できるようになりました。
本記事では、IPアドレス制限を使うとどんな効果があるのか、導入するか迷ったときの判断材料として役立つ情報をまとめています。PR TIMESにおいて、利用するかしないかで迷った際は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
IPアドレス制限とは?
IPアドレス制限とは、通常のID・パスワード認証に加え、あらかじめ許可したIPアドレスからのみアクセスを認める仕組みです。PR TIMESの企業アカウントで設定すると、許可外のIPアドレスからはログインできません。仮に第三者がIDやパスワードを不正取得しても、登録されていないIPからはアクセスできないため、不正ログインの防止や外部からの攻撃対策として有効です。
IPアドレス制限を「利用する」場合のメリット
IPアドレス制限を設定すると、あらかじめ許可したIPアドレスからのみログインが可能になります。これにより、第三者によるなりすましのログインや、外部からの不正アクセスを防ぐことができるため、アカウント全体の安全性を高められます。
また、設定は企業アカウント単位で適用されるため、登録されているすべてのユーザーに同じ制限をかけられるのも特徴です。特に、ユーザー数が多い企業や外部委託先とアカウントを共有しているケースでは、セキュリティリスクを下げる有効な手段となります。
PR TIMESのIPアドレス制限の設定方法
本機能は、PR TIMESの初期状態では「利用しない」に設定されています。
機能を「利用する」場合に、IPアドレス制限の設定・変更ができるのは、企業アカウントのメインユーザーのみです。管理画面の「設定」ページから詳細メニューに進むと、現在の設定内容を確認できます。
設定を変更する場合は、メインユーザーにだけ「IPアドレス制限利用設定を変更」ボタンが表示され、そこから変更画面へ進むことが可能です。
「利用する」にした場合は、以下のように表示されます。

接続中のIPアドレスが信頼済みとして登録されている場合は「現在のIPアドレス」として表示されます。

設定方法については、下記の内容もご覧ください。
https://tayori.com/q/prtimes-faq/detail/1018494
PR TIMESのIPアドレス制限を「利用する」際の注意点
IPアドレス制限は、不正アクセスや不正ログインを防ぐ有効な手段です。ただし、これまで利用していたユーザーのIPアドレスを登録していない場合や、設定に不備がある場合には、正規のユーザーであってもログインできなくなる恐れがあります。
この制限を有効にすると、アカウント内のすべてのユーザーに一律で適用されます。ログインには、事前に許可した特定のIPアドレスからのアクセスが必須。ユーザー数や利用環境に応じて、導入の可否を検討するとよいでしょう。
なお、IPアドレス制限は企業アカウント全体で「利用する」「利用しない」を選択する仕組み。初期状態は「利用しない」となっており、この場合は従来どおりID(メールアドレス)とパスワードのみでログイン可能です。
IPアドレス制限に関しては、専用問い合わせフォームにて受け付けています。
下記のフォームをご利用ください。
https://tayori.com/f/prtimes-ip-address-authentication
PR TIMESのIPアドレス制限設定に関するよくある質問(FAQ)
──許可登録・信頼済みのIPアドレスは、どこで確認できますか?
管理画面の「設定」>「IPアドレス制限利用設定」から「信頼済みIPアドレス一覧」を確認できます。なお、設定を変更できるのはメインユーザーのみ。
サブユーザーの場合は同じ画面をクリックしても操作できないため、一覧も確認不可となります。必要な際は企業アカウントのメインユーザーへ確認を依頼してください。
──二段階認証とIPアドレス制限、両方の設定を有効にすることはできますか?
併用可能です。両方を「利用する」に設定すると、まずは登録済みのIPアドレスからのログインが必要。その確認がとれた後に、二段階認証の認証メールが送信される流れとなります。
一方、登録されていないIPアドレスからログインを試みても、その時点で拒否されます。IDやパスワードを入力しても「許可されていないIPアドレスからのログインです」と表示され、二段階認証の認証メールも送信されない仕組みです。
【PR TIMESノウハウ】管理画面の二段階認証の設定方法は?ログイン方法と手順を解説
このほかの、よくある質問は、以下のリンクからご確認ください。
https://tayori.com/q/prtimes-faq/category/146673
まとめ:PR TIMESのIPアドレス制限を検討するときの参考に
PR TIMESでは、新しく「IPアドレス制限」を設定できるようになりました。許可したIPアドレスからのみログインできる仕組みのため、不正アクセスやなりすましを防ぐ効果が期待できます。
本記事では、PR TIMESにおけるIPアドレス制限の設定方法や注意点をまとめてご紹介しました。自社の利用環境によっては登録作業や運用面で工夫が必要になる場合もあるため、導入するかどうかは環境に合わせて検討することが大切です。
また、二段階認証とあわせて利用することも可能で、組み合わせることでさらに強固なセキュリティ対策につながります。利用するかしないかで迷ったときには、判断の参考としてぜひこの記事を活用してみてくださいね。
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