学生が編集した千葉大学最初の「サステナビリティレポート」を発行
~SDGs達成に向けた取り組みを掲載、印刷・製本はグリーン電力で~
国立大学法人千葉大学では2004年度より毎年、環境ISO学生委員会が構成・取材・執筆・デザインの進行管理を担当して「環境報告書」を制作しています。本年度は「サステナビリティレポート」と名称を変更し、8月31日に「千葉大学サステナビリティレポート2019」を発行いたしました( http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment )。
- 学生がつくる千葉大学のサステナビリティレポートとは
本年度は16人の編集部、52人の執筆担当者、3人のデザイナーの計71人の学生が関わって制作しました。
本レポートは冊子で発行したほか、大学webサイトにて本日公開しました。
本日公開した「千葉大学サステナビリティレポート2019」
http://www.chiba-u.ac.jp/general/approach/environment
- 2019年版の特徴
■主な内容
はじめに
学長からのメッセージや千葉大学の特色でもある学生主体の環境マネジメントシステムの概要と成果など
第1章 総合大学としての特色を活かして~環境人材の育成~
環境に関する最先端の研究や教育、附属学校における環境教育など
第2章 サステナブルキャンパスを目指して~4つの柱で快適なキャンパスライフを~
「低炭素」「循環型」「自然共生」「安心安全」の4つの側面からの環境活動と成果、大学に関連する事業者の環境配慮活動について
第3章 千葉大学が誇る学生主体の環境活動~大学から、地域・社会・世界へ~
学生主体の活動、地域社会との交流、情報発信、日本から世界への飛躍、など
第4章 誰ひとり取り残さない社会の実現に向けて〜SDGsの社会的側面の取り組みについて〜
男女共同参画推進、学生による学生支援、障害者雇用の取り組みについて、など
第5章 環境・エネルギーマネジメントシステムの運用状況
内部監査、目標の達成度評価、法規制の順守状況、物質収支、環境会計、など
環境報告書の基本項目
第三者意見、用語集、環境報告書ガイドライン対照表、編集後記
■グリーン電力で印刷・製本
これまでも千葉大学の環境報告書は冊子の印刷・製本に必要な電力をグリーン電力でまかなってきました。「千葉大学サステナビリティレポート2019」を印刷・製本する時に使用した電力は348.17kWhで、バイオマス発電のグリーン電力でまかないました。
- 編集長のコメント
環境ISO学生委員会 サステナビリティレポート2019編集長 小出ひなた(園芸学部3年)
- デザインについて
<デザイナーのコメント>:安藤菜摘、有働茉莉、彭子耘
「千葉大学サステナビリティレポート2019」では、千葉大学のSDGsへのさらなる貢献をデザインのテーマとしました。表紙はSDGsのアイコンに基づいた17色を使用し、形の異なるブロックが上へと積み重なっている様子は、さまざまな活動で目標を達成し、それらが積み重なり持続可能な社会が生まれることを表現しています。本文は表紙との統一感を出し、なおかつ見やすい見出しやダイヤグラムのデザインを工夫しました。
- 過去の環境報告書に関するプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000015177.html
2015年受賞報告
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000015177.html
2016年版完成
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000015177.html
2017年版完成
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000015177.html
2017年版受賞報告
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000249.000015177.html
2018年版完成
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000306.000015177.html
2018年版受賞報告
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000335.000015177.html
- 千葉大学環境ISO学生委員会とは
千葉大学において学生主体で環境活動を行っている学生団体。千葉大学がISO14001の取得に動き出した2003年に発足し、それ以後、大学の環境マネジメントの運営組織の一部としてEMSの運営を担ってきました。毎年1~3年生まで約200名が所属。内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人としての活動も行っています。
NPO法人として、企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
■16年にわたる学生主体の環境活動が評価され、近年様々な賞を受賞しています。
「International Green Gown Awards(国際グリーンガウン賞)」Student Engagement 部門奨励賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000357.000015177.html
「ASCN(アジアサステイナブルキャンパスネットワーク)2019年次大会」最優秀学生活動賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000352.000015177.html
「International Green Gown Awards(国際グリーンガウン賞)」Student Engagement 部門賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000282.000015177.html
「2017 GUPES Green Gown Awards(GUPESグリーンガウン賞)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000261.000015177.html
「平成29年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000228.000015177.html
「第3回 サステイナブルキャンパス賞」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000224.000015177.html
「ISCN 2017 Sustainable Campus Excellence Award」Student Leadership 部門賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000186.000015177.html
- 本件に関するお問い合わせ
千葉大学環境ISO事務局
043-290-3572
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
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