プレスリリースは「リード文」が要!読まれるリード文を作る5つのポイント

メディア関係者の元には日々大量のプレスリリースが届きます。広報担当者が一生懸命書いたプレスリリースであっても、残念ながら多忙なメディア関係者にそれら全てを読む時間はありません。とはいえ、見ずに捨ててしまうわけでもないのです。2~3秒でプレスリリースのタイトルとリード文にざっと目を通し、全文読むに値するか否か判断しているのです。

「リード文」はプレスリリース全体の要約。まさにプレスリリースの要と言えるでしょう。本記事では、リード文の分量・文字数の目安や、読まれるリード文を書くときの5つのポイントを紹介します。

プレスリリースでリード文はなぜ重要なの?

メディア関係者がタイトルを見てプレスリリースに関心を持った場合、最初に読まれるのがリード文です。リード文にはプレスリリース全体の要約が記載されているため、全文読む必要があるかどうか判断するためにまず読まれる箇所なのです。

リード文に書かれた内容がメディア関係者にとって面白いと感じるものであれば、取材先候補として記憶に留めてもらうことができるでしょう。一方、リード部分の1文目で興味を持ってもらえなければ、そのまま全文読まれないこともあります。

これはメディア関係者にとってのプレスリリースに限った話ではありません。皆さんがネットニュースなどを見る際も、まずはタイトルに誘われて記事をクリックし、その後リード文にざっと目を通してから全文読むかどうか判断することが多いのではないでしょうか。それほどにリード文は、文章の導入として重要な役割を持ったパーツなのです。

プレスリリースのリード文の文量・文字数の目安は?

一般的にプレスリリースのリード文の文量は1~3文が目安と言われています。2~3秒でざっと斜め読みできる文量を意識しましょう。また、リード文の文字数は250~300文字程度が目安です。多くても400文字以内に収まるように心掛けましょう。読み手が素早く情報を理解できる量に留めることがポイントです。

プレスリリースのリード文

プレスリリースのリード文を書くときの5つのポイント

プレスリリースのリード文を書くときのポイントは「5W2Hを盛り込む」「具体的な数字を入れる」「リード文だけでプレスリリース全体の内容が理解できるように書く」「形容詞の使用・曖昧な表現・専門用語の使用を避ける」「1~3文かつ250~300文字程度にまとまるよう削ぎ落とす」の5つです。本項ではそれぞれについて詳しく解説していきます。

1.5W2Hを盛り込む

リード文の中には5W2Hの要素を漏れなく記載しましょう。5W2Hが整理されている文書は、必要な情報が一目で把握できます

【リード文の5W2H】

Who:誰が(主体・対象)
What:何を(取り組み内容)
Where:どこで(実施場所)
When:いつ(開始日や実施期間)
Why:どうして(背景や目的)
How:どのように(特徴など)
How much:どのくらい(金額や数量)

5W2Hを盛り込むことで読み手が素早く理解できるプレスリリースが書けます。中でも日付・金額・サイズなどの数字、サービス名・社名・地名などの固有名詞は、誤りがないよう特に注意すべき箇所です。プレスリリース配信前に複数回確認しましょう。

2.具体的な数字を入れる

先述のようにプレスリリースのリード文に5W2Hを入れることで「When(いつ・開始日や実施期間)」「How much(どのくらい・金額)」などの具体的な数字を記載することになります。さらに製品の性能などを裏付けるデータの記載があるとプレスリリースの説得力がアップします。数字やデータは具体的で明瞭な情報なので必ず盛り込みましょう。

たとえ具体的な数字が提示できなかったとしても、表現の工夫次第でプレスリリースの印象は大きく変わります。読み手により説得力を持って伝わるよう、書き方を推敲しましょう。

【数字が提示できなくてもアピールポイントを明確にした書き方の例】

×「使いやすくなった〇〇(製品名)」
○「独自の〇〇技術で〇〇部分を改良した〇〇(製品名)」

プレスリリースのリード文

3.リード文だけでプレスリリース全体の内容が理解できるように書く

多忙なメディア関係者がパッと目を通すだけでプレスリリース全体の内容が理解可能なリード文を作成しましょう。冒頭でも触れた通り日々多くのプレスリリースを受け取っているメディア関係者は、まずタイトルを見て興味を持ちリード文をざっと斜め読みしてから、全文読むべきプレスリリースかどうかを判断しています。

リード文には、具体的な情報を盛り込んだ概要のみを記載するという意識を持ちましょう。そのうえで、商品やサービスなどの詳細、創業からの熱い想いは本文に書くと良いでしょう。

4.形容詞や曖昧な表現・専門用語の使用を避ける

リード文に限らず、プレスリリースでは形容詞や曖昧な表現・専門用語の使用を避けましょう。

まず形容詞や曖昧な表現の使用についてです。多くの人に自社製品やサービスの魅力を伝えようと、「新しい」「素晴らしい」「珍しい」「美しい」などのポジティブな形容詞につい頼りたくなってしまいますが、主観的な表現はぐっとこらえてより客観的な表現ができないか考えてみましょう。ぼんやりとした曖昧な表現はなるべく避け、具体的な数字やよりイメージしやすい表現に言い換えます

【形容詞や曖昧な表現の書き換え例】

  • 「多くの」→「〇万台」「〇億個」「〇千人」
  • 「歴史ある」→「創業〇年の」
  • 「使いやすい〇〇(製品名)」→「〇〇のしやすさ当社比〇%アップの〇〇(製品名)」
  • 「大人気の〇〇(製品名)」→「〇万人のユーザーの意見を元に開発した〇〇(製品名)」

例のように数字やデータを記載することでより説得力のあるプレスリリースになります。

次に専門用語の使用についてです。業界内では多用されるものの一般的には認知度の低い単語=専門用語をなるべく使わないように注意しましょう。

プレスリリースのリード文にとって重要なのは、リード文だけを読んでプレスリリース全体の内容が把握できる簡潔さと明瞭さです。専門用語は、読み手が内容を理解するために単語の意味を調べる手間を発生させてしまいます。どうしても代替可能な単語がない場合を除いて、極力使用しないようにしましょう。

5.1~3文かつ250~300文字程度にまとまるよう削ぎ落とす

プレスリリースのリード文を、1~3文かつ250~300文字程度にまとめられるように工夫しましょう。たとえば「〇〇することができます」→「〇〇が可能です」とすると、4文字少ない表現になります。このように少しずつ要素を削ぎ落すことで簡潔なリード文が作成できます。

プレスリリースのリード文のポイント

簡潔で具体的なリード文で興味を引くプレスリリースにしよう

本記事ではプレスリリースのリード文の重要性と、リード文を書くときの5つのポイントを紹介しました。リード文はタイトルで興味をもって開いた後にまず読まれる箇所です。その後プレスリリース全文を読んでもらえるかどうかはリード文にかかっているといっても過言ではありません。

リード文だけでプレスリリース全体の内容が理解できるように書くことがポイントです。自分一人で何度も読み返していると考えが凝り固まってしまうため、他の人に読んでもらい助言を仰いでも良いですね。

必要最低限の情報をできる限り具体的に記載し、余分な言い回しを削ぎ落とした簡潔な表現を意識してプレスリリースのリード文を書いてみましょう。

この記事のライター

ならきち

在宅ライター主婦。会社員時代は中古IT機器の専門商社で広報をしていました。取材対応をはじめとするメディアリレーション全般、プレスリリース執筆、危機管理対応、記者会見の企画・運営、自社ブログ記事の企画・執筆などを担当した経験を活かし、広報担当者の役に立つ記事を書きたいです。現在はわんぱくな息子に翻弄されながら在宅でライターの仕事をしています。

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