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ビジネスシーンでのお中元やお歳暮の基礎知識|会社としてのマナーから時期や予算・おすすめの贈り物まで紹介

ビジネスシーンでのお中元やお歳暮の基礎知識|会社としてのマナーから時期や予算・おすすめの贈り物まで紹介

日本の贈答文化として定着している「お中元」と「お歳暮」は、企業間の関係構築でも重要な役割を果たします。ただの挨拶ではなく、取引先への感謝や今後の良好な協力関係を示す手段であり、会社としてのマナーも求められます。

本記事では、ビジネスシーンでのお中元・お歳暮の意味、贈る相手・時期・予算の考え方、企業として気をつけたいマナー、さらに失敗しないギフト選びまでわかりやすく解説します。

目次
  1. お中元・お歳暮とは?

  2. お中元やお歳暮は誰に送る?

  3. お中元やお歳暮を贈る時期

  4. お中元やお歳暮の予算

  5. お中元・お歳暮を送るときのマナー

  6. ビジネス向けお中元・お歳暮ギフトの選び方

  7. 2025年のお中元におすすめの贈り物

  8. 2025年のお歳暮におすすめの贈り物

  9. お中元・お歳暮を受け取ったときのマナー

  10. ビジネスシーンでお中元やお歳暮をいただいたときのお礼状の書き方

  11. お中元やお歳暮を贈って末永く良好な関係を築きましょう

  12. お中元・お歳暮に関するQ&A

お中元・お歳暮とは?

企業としてお中元・お歳暮を贈る行為は、単なる挨拶ではなく、取引先との関係維持や信頼構築の一環として機能します。日本の贈答文化に由来する習慣でありながら、現代のビジネスでは「企業姿勢の表れ」や「丁寧なコミュニケーションの手段」として扱われています。

ビジネス慣習としての意味を理解しないまま対応すると、過剰な贈答や不適切な相手への贈り物がコンプライアンス上の問題につながることもあります。まずは企業としてのお中元・お歳暮の位置づけを押さえ、個人の感覚だけで判断しない体制を整えることが大切です。

お中元・お歳暮の意味と由来をビジネス視点で押さえる

お中元・お歳暮は、もともと季節行事として「日頃の感謝を伝える贈り物」が起源ですが、ビジネスでは過去一年のお礼や今後の関係継続の意思表示として活用されます。とくにお歳暮は年末の「締め」のタイミングで贈るため、その年に得た支援への感謝や翌年の協業に向けた前向きなメッセージとして捉えられることが多く、企業活動の一環として認識されています。

単なる季節の贈答ではなく、企業間の信頼関係を象徴する行為として扱われる点を理解すると、送付判断の基準づくりにも役立ちます。

個人間の贈答との違いと、企業としての位置づけ

個人の贈り物は「好意」や「親しさ」が基準になりますが、企業のお中元・お歳暮は「関係性の維持」「適切な礼儀」「社会的信用」が基準になります。企業として贈る以上、金額の妥当性や相手の受領ルール、コンプライアンスの観点が常に伴うため、個人の判断だけでは進められません。

また企業名義で贈るものは会社の姿勢として受け取られることが多く、担当者が個人感覚で選ぶと失礼や過剰接待に該当する危険もあります。企業文化やガバナンスの一部として捉え、社内ルールの整備が欠かせません。

お中元とお歳暮の役割の違いと、ビジネスではどちらを優先すべきか

お中元は「上半期のお礼」、お歳暮は「1年間のお礼」と位置づけられています。ビジネスではお歳暮のほうが重視される傾向が強く、どちらか一方を贈る場合はお歳暮を優先するのが一般的です。理由は、年末のタイミングが翌年の取引継続や関係構築を示す機会として適しているためです。

また、お中元は地域差が大きく配送トラブルも起こりやすいため、企業としてはお歳暮のほうが運用しやすい場合が多いといえます。まずはお歳暮を基本とし、関係の深さや業界慣習によってお中元も追加する選択肢を持つとよいでしょう。

お中元やお歳暮は誰に送る?

企業のお中元・お歳暮は、「誰に贈るか」を間違えると失礼にあたるだけでなく、社内の関係調整にも影響します。取引規模や関係性だけで判断するのではなく、企業ごとの受領ルールやコンプライアンスの基準を確認しつつ、贈答が本当に適切か判断することが重要になります。

特に最近は贈答を受け取らない企業も増えているため、事前コミュニケーションも欠かせません。社内外のルールを踏まえて、企業としての贈答方針を明確化することがスムーズな運用につながります。

社外:取引先企業・担当者・パートナー企業をどう選ぶか

取引額の大小だけで選ぶと贈り漏れや過剰対応につながるため、「実際に深い協業がある相手」「今後関係を強化したい相手」を基準とするのが適切です。担当者個人宛てか会社宛てかは、企業風土や相手の役職により変える必要があります。

個人宛てに贈る場合は、受領ルールで禁止されているケースもあるため、事前確認は必須です。また、スポット取引の相手に突然贈ると負担をかけてしまうため、1年の関係性を総合的に判断して対象を選定することが望ましいです。

社内:上司やグループ会社など、社内・関係会社に贈る場合の注意点

社内向けの贈答は、個人判断で行うと「えこひいき」や「過剰な心付け」と受け取られかねません。そのため、会社名義で贈る場合は必ず目的を明文化し、経費ルールと整合性を取る必要があります。グループ会社への贈答の場合も、同じホールディングス内であっても独立採算の会社の場合は社外贈答と同等の扱いが求められます。

いずれにせよ、社内の公平性と透明性を保つことが重要であり、部署ごとの独自ルールが混在しないよう運用を統一することが望まれます。

公務員・一部業種への贈答禁止とコンプライアンス上のNGケース

公務員や独立行政法人職員、金融機関の一部では、業務関連の贈答を明確に禁止しています。これらの相手にお中元・お歳暮を贈ると、贈収賄や利益供与として重大なコンプライアンス問題に発展します。

また、民間企業でも贈答を全面禁止としている場合があり、特に外資系企業に多く見られます。

取引先の贈答ポリシーを確認せずに送付すると、企業としての信用低下につながるため、必ず相手企業のガイドラインを事前に確認することが重要です。

お中元やお歳暮を贈る時期

お中元やお歳暮を贈る時期は、地域によって異なります。贈り先企業がどの地域にあるのかも考慮して贈る時期を選定する必要があります。お中元は一般的に、関東では7月初旬〜15日まで、関西では7月中旬〜8月15日までが贈る時期とされています。お歳暮は関東では12月初旬〜31日まで、関西では12月13日〜31日までに贈るのが一般的といわれています。単純に「関東・関西」で分かれているわけではなく、各地方によってお中元やお歳暮の時期は細かく分かれているため、地域別の適切な時期を事前に調べておくといいかもしれません。

ビジネスの場合、最近ではお中元やお歳暮が一定の時期に集中しすぎて先方の迷惑にならないようにしたり、他社と差をつけたりといった理由から、それぞれの地域のお中元・お歳暮の時期の前月下旬あたりから贈るなど時期を早めるケースも増えているようです。

近年では、ハイブリッドワークが推進されていることから、お中元やお歳暮を贈っても受け取る人がオフィスに不在というケースも考えられます。そのような場合、先方に再配達手配の手間を取らせてしまったり、お中元やお歳暮を受け取るために出社してもらったり、かえって迷惑をかけてしまうことになります。お中元・お歳暮を贈る際は先方へ事前に確認する・置き配の手配をする・傷まないものを贈るなど配慮することが大切です。

お中元やお歳暮の予算

先に述べたように、お中元は感謝の意とともに夏以降の健康を願って贈るものです。一方、お歳暮は、その1年間お世話になった感謝の気持ちを伝える意味があるため、お中元よりも2〜3割ほど高めの品を贈るケースが多いようです。予算の相場は贈る相手や目的によって違いがあります。

お中元・お歳暮の両時期は取引先に出向くチャンスでもあるため、営業担当者が複数の取引先へ挨拶回りをする場合であれば、お返しを必要としない1,000〜1,500円の品物を直接手渡しするのでもよいでしょう。お世話になった取引先企業にお中元・お歳暮を贈る場合は、3,000〜5,000円程度、取引先企業の社長個人宛てなど特に親しい関係の方に贈る場合は5,000〜10,000円程度のものを選ぶのが一般的です。高額な贈り物は「利益供与」と判断される可能性があるため避けるべきであり、あくまで季節のご挨拶として適切な金額に収めることが重要になります。

お中元・お歳暮を送るときのマナー

ビジネスシーンにおけるお中元・お歳暮は、日頃お世話になっている取引先などに贈るものです。マナーを知らずに贈ってしまうと、先方に対し失礼にあたることも考えられます。ここではお中元やお歳暮を贈る際に気を付けるべきポイントを説明します。

お中元イメージ

1.贈る先を慎重に見極める

お中元やお歳暮は基本的には毎年贈るものです。付き合いのある取引先すべてに贈るとなれば、それだけコストがかかってしまいます。受け取る側もお返しを考えなければならないため、場合によっては迷惑になってしまうことも考えられます。

毎年のお付き合いはあまりないものの、その年は特にお世話になったため、どうしても感謝の意を伝えたいという場合は、表書きを「御中元」「御歳暮」ではなく「御礼」とし、その年だけ贈り物をするのも一案です。

なお、上述したように政治家や公務員のほか一部の企業では「お中元・お歳暮を受け取らない」と決めている場合もあります。いきなり贈るのではなく、先方がお中元やお歳暮を受け取れるかどうかも事前に確認しておくのがマナーです。

2.お中元・お歳暮を贈ることを突然やめない

先に述べたように、お中元やお歳暮は一度贈ったら毎年恒例にするのがマナーです。しかし、付き合いがなくなってしまったためにお中元やお歳暮を贈るのをやめることを検討するケースもあるかもしれません。そのような場合でも、突然贈るのをやめてしまうのは、失礼にあたるだけでなく相手に心配をかけてしまうことにもなりかねません。

どうしても贈ることをやめたい場合は、お歳暮だけを贈るようにし、その次は年賀状だけにするというように段階的にやめるか、お互いに贈り合うのをやめる提案をする、こちらから辞退を申し出るなどがよいでしょう。いずれにしても、何も言わずに一方的に贈るのをやめることは避けなければなりません。

3.のし(熨斗)は紅白蝶結びの水引をかける

お中元やお歳暮にはのしを付けるのがマナーです。のし紙の表書きは「御中元」「御歳暮」とし、水引はお中元・お歳暮いずれも紅白5本蝶結びを選びます。贈り主の表記は、水引の下部に記入します。万が一お中元・お歳暮の時期を過ぎてしまってから贈る場合は表書きを変える必要があります。

7月15日までをお中元の時期とする地域での7月16日以降は「暑中御見舞」「暑中御伺い」、立秋を過ぎたら「残暑御見舞」「残暑御伺い」とします。8月15日までをお中元の時期とする地域なら、8月16日以降は「残暑御見舞」「残暑御伺い」とします。お歳暮が過ぎた場合は「寒中御見舞」「寒中御伺い」などに変えて贈るとよいでしょう。

4.郵送する場合は送り状も用意する

本来お中元やお歳暮は、持参するものですが、贈り先が多かったり、遠方だったりした場合、直接渡すのは簡単ではありません。最近ではお中元やお歳暮を配送することも一般的になっているため、特に失礼にあたるわけではありません。ただし、品物だけを送ることは、先方への挨拶を省略しているのと同じことにあたり、マナー違反といえます。

お中元やお歳暮を配送する場合は、贈ったことを伝える送り状も用意する必要があります。送り状は品物に添えるか、品物が先方に届く前に送るかのいずれかです。贈り物がフルーツなどの生ものの場合は、到着日を記載しておくと相手にとって親切です。

5.どちらか一方を贈る場合はお歳暮を贈る

お中元・お歳暮は本来ならどちらも贈ることが望ましいとされていますが、どちらも贈らなければならないという決まりはありません。予算の都合や先方の事情なども考慮した結果、一方だけを贈ることにした場合はお歳暮だけを贈るようにします。上述したように、半年間のお礼の意味を持つお中元よりも、一年通してのお礼の意味を持つお歳暮を贈るほうがよいとされるからです。

6.相手が喪中の場合はのし紙や時期に配慮する

基本的に企業自体に喪中はありませんが、取引先の社長や役員が亡くなった場合、お中元やお歳暮を贈ってもよいかどうか悩むケースもあるかもしれません。お中元やお歳暮は、「お礼や健康祈願」の意味を持つ贈り物です。お祝いとは異なるため、たとえ取引先の社長や役員が亡くなった場合でも贈ることは問題ないとされています。

ただし亡くなってから四十九日以内の忌中を避けて贈る・のし紙には白無地の奉書紙と黒白の水引を使用するなどの配慮は必要です。忌中を避けたことでお中元やお歳暮を贈る時期が過ぎてしまう場合は、先に述べたように表書きを変えて贈るようにしましょう。

ビジネス向けお中元・お歳暮ギフトの選び方

企業宛ての贈り物は、相手が複数人である前提のため、個人向けギフトとは選び方が大きく異なります。ポイントは「迷惑にならず、受け取りやすく、社内でシェアしやすいか」です。贈り物自体の価値以上に、相手の手間を増やさない配慮が企業贈答では重視されるため、ギフトの選定は慎重に行う必要があります。

会社宛てに喜ばれるギフトの条件:個包装・日持ち・シェアしやすさなど

ビジネス向けギフトの鉄則は「分けやすさ・保存しやすさ・管理しやすさ」です。社内の複数人に配れる個包装のお菓子、常温保存が可能な食品、賞味期限が長いものは喜ばれる傾向があります。

反対に、生物や大きすぎる商品は保管場所や配布の負担が大きく、相手に気を遣わせてしまうことがあります。受け取る側の業務負担まで想像した選定が、企業贈答における最も重要な気遣いといえます。

目的別・シーン別に見たおすすめカテゴリ:食品・飲料・日用品・体験・カタログ等

食品・飲料は社内でシェアしやすく定番ですが、同ジャンルが重なりやすい欠点があります。差別化したい場合は、オフィス用品や高品質な日用品、選べるカタログギフトなどの「実用性の高いギフト」がおすすめです。

また、体験型ギフトや福利厚生に変えられるギフトサービスも人気で、相手企業のニーズに合わせて選択できる点が強みです。

贈り物の目的が「感謝を伝えること」なのか「関係深化なのか」に応じて選ぶカテゴリを変えると、より印象に残りやすくなります。

2025年のお中元におすすめの贈り物

お中元のシーズンは7〜8月です。暑い時期であるため、涼しさを感じられるものや傷みにくいものがよいでしょう。また取引先のオフィスに贈る場合は、社内で分けることができるよう、個別に包装された菓子類などが適しています。

部署内で分け合ってもらえる「ジュレやスイーツ」の限定セット

株式会社ロイズコンフェクトは夏の贈り物に最適な、厳選された果肉を使用した限定ジュレのセットや、ジュレと焼き菓子やチョコレート菓子を組み合わせた詰め合わせを、ロイズ直営店・ロイズ通信販売にて期間・数量限定で販売。みずみずしくさわやかで、夏を感じられるフルーツジュレや、バラエティに富んだお菓子をカラフルに詰め合わせたセットです。贈り先の人たちで分け合ってもらうのにも適しています。

参考:【ロイズ】夏にぴったりの涼やかなジュレ。お中元や暑中見舞いに、持ち歩きも安心の詰め合わせを6月4日に発売。

涼を感じてもらえる涼菓ギフト

株式会社榮太樓總本鋪は、公式オンラインストアにて「2025年夏ギフト特集」を公開しました。人気のあんみつや水羊羹、黒みつゼリー、冷やしぜんざい、わらび餅など、季節限定の江戸涼菓を豊富にラインアップしており、贈り物やお中元として利用しやすい詰め合わせがそろっています。長年親しまれている定番商品に加え、ひとくちタイプや缶入りの水羊羹など、受け取った側が手軽に楽しめる仕様の商品が多い点も特徴です。また、あんみつ詰合せは期間限定で送料無料となっており、夏のご挨拶に選びやすいギフトとなっています。

参考:【涼菓を贈る夏のご挨拶】榮太樓公式オンラインストアにて「夏ギフト特集」を公開中

品質と定番性を押さえた中元向けビールギフト

キリンビール株式会社は、2025年の中元ギフトセットを17種類で展開。定番の「キリン一番搾り生ビール」に加え、反響の大きかった「キリンビール 晴れ風」を中元用として初めてラインアップに加えています。「一番搾り」と「トロピカーナ100%ジュース」を詰め合わせたセットなど、家族で楽しめるギフトも登場。ビールギフトでは“品質の良いもの”“定番として安心して贈れるもの”が選ばれやすく、そのニーズに応えたラインアップとなっています。

参考:中元ギフトとして初めてとなる「キリンビール 晴れ風」を加えた17種類のラインアップ 2025年キリンビール中元ギフトセット発売

専属コンシェルジュが丁寧にサポートする法人向けお中元サービス

アディッドバリュー株式会社が運営する法人専用ギフト総合サービス「okurimono -おくりもの-」では、2025年版のお中元特集を公開し、早割キャンペーンを開始しています。同サービスでは、法人ごとに専属の“贈りものコンシェルジュ”がつき、商品選定や見積書作成、大口注文の登録代行などを丁寧にサポート。個包装・大容量のギフトや、1個から注文できる商品、オリジナルのロゴ帯・ロゴシール対応など、法人ならではのニーズに合わせたラインアップが揃っています。お中元準備にかかる負担を減らしつつ、相手への気持ちをしっかり届けられるギフトサービスといえるでしょう。

参考:法人様専用ギフト総合サービス「okurimono -おくりもの-」 法人様向けに【お中元特集2022】早割キャンペーン開始!

2025年のお歳暮におすすめの贈り物

お歳暮はその年の締めくくりとなるシーズンに贈ります。お中元同様に、取引先オフィスに贈るのであれば、社内で分け合える品物を選ぶとよいでしょう。取引先の社長や役員に個別で贈る場合は、縁起物などをモチーフにした商品を選んでもよいかもしれません。

お歳暮イメージ

縁起の良い干支菓子を年末年始の贈り物に

株式会社船橋屋は、2025年11月1日より、来年の干支「午(うま)」をかたどった「干支最中(午)」を数量限定で販売します。国産もち米を使った香ばしい最中皮と、北海道産大納言あずきの特製餡を組み合わせた商品で、年末年始の贈り物やお年賀として使いやすい縁起菓子です。自分で餡を詰めて楽しむ“手詰めタイプ”のため、家族団らんの場でも喜ばれる一品。干支をモチーフにした菓子は季節感が伝わりやすく、お歳暮のギフトとしても選びやすいのではないでしょうか。

参考:来年の干支“午”がかわいい最中に!「干支最中(午)」を2025年11月1日(土)より販売開始

贈り先が“本当に食べたい一品”を選べる和牛カタログギフト

小川畜産食品株式会社とオニオン新聞社が共同開発した「Wagyu Selection by OGAWA × onion」は、4つの銘柄和牛と多彩なメニューを自由に組み合わせて選べるカタログギフトです。松阪牛・前沢牛などの銘柄に加え、焼肉・すき焼き・ステーキなど37種類のラインアップから選択でき、贈り先が好みの部位や食べ方を選べる点が特徴です。ギフトカードだけでなく、住所不要で送れるeギフトにも対応しており、年末年始の贈り物として活用しやすい仕様。お歳暮で“特別感のある一品を贈りたい”“相手の好みに合わせたい”というニーズに応える、贅沢な和牛ギフトといえるでしょう。

参考:松阪牛・前沢牛など4大銘柄×メニューを自由に組み合わせ可能 “肉のプロ”が贈る、全37通りの極上和牛ギフト 「Wagyu Selection by OGAWA × onion」が誕生

産地直送ECで旬の海鮮や鍋を贈るお歳暮ギフト

株式会社産直が運営するECサイト「産直テーブル」では、“産直テーブル歳末大感謝祭”として、カニやブランド蟹「咲氷蟹」、数の子たっぷりの松前漬け、海鮮縁起物セット、もつ鍋・水炊きなどの鍋セット、おせちなど、年末年始に活躍する商品を特集として展開しています。旬の食材を産地から直送で届けられるため、定番のカタログギフトとはひと味違う、「食卓で楽しめるお歳暮」を提案したいときに活用しやすいサービスといえます。

参考:全国の名産品の通販事業を手掛ける「産直」ECサイト「産直テーブル」 “産直テーブル歳末大感謝祭”2024年11月15日(金)~12月26日(木)展開︕

お中元・お歳暮を受け取ったときのマナー

お中元・お歳暮は贈るだけでなく、受け取る場合もあるでしょう。贈る際のマナーがあると同様に、受け取る際にもマナーはあります。マナーを知らないと、相手に失礼であるだけでなく、後々の信頼関係にも響いてしまうかもしれません。お礼の方法やお返しの品を贈る場合、どのようなことに気を付けるべきでしょうか。ここでは、お中元やお歳暮を受け取ったときに守るべきマナーについて説明します。

1.すぐにお礼をする

お中元やお歳暮を受け取ったら、こちらも必ず何か品物を贈らなければならないという決まりはありません。しかし、品物を贈らなくてもよいということは「お礼をしなくてもよい」ということではありません。お中元やお歳暮を受け取ったら、できるだけ早くお礼を伝えるようにしましょう。取引先に対しては、お礼状を書くのがマナーです。お礼状の書き方は下記を参照してみてください。

2.お返しを贈る場合は時期や内容を配慮する

取引先からお中元やお歳暮を受け取った場合、贈り物でお返しすることを検討することもあるでしょう。そのような場合は、時期をずらして「残暑御見舞」「残暑御伺い」「寒中御見舞」「寒中御伺い」などの名目で贈ります。このときに、もらったものと同じ贈り物を選んだり、相手より高価なものを選んだりするのは失礼にあたります。お返しを贈る際は、時期や贈り物の内容に配慮し、相手に負担をかけない気遣いが大切です。

ビジネスシーンでお中元やお歳暮をいただいたときのお礼状の書き方

お礼状を送りたいけど、どのように書けばよいのかわからないという人もいるかもしれません。お礼状はあくまで「感謝の気持ちを伝える」ことが前提です。明確にこのように書かなければならないという決まりがあるわけではありませんが、書き方の流れを知っておくと相手に失礼のないお礼状を書くことができるでしょう。お礼状を書く際は、次の文例を参考にしてみてください。

頭語/結語
お礼状の冒頭には頭語を書きます。頭語とは「こんにちは」などの挨拶の意味を持つものです。本文の最後には必ず結語を書かなければなりません。結語は「さようなら」にあたるものです。頭語と結語は対で使う決まりがあります。相手によって頭語と結語を選ぶ必要があります。取引先へ送るお礼状であれば、丁寧な手紙を出す場合に使われる「謹啓・謹言」「恭啓・敬白」「謹呈・謹白」などのセットを使用するとよいでしょう。

時候の挨拶
本文のはじめには季節に合わせた挨拶を書きます。時候の挨拶はお礼状を送るタイミングによって変わります。同じ月の中でも、初旬・中旬・下旬で使える挨拶文が変化するため注意が必要です。お中元シーズンであれば7月は「大暑の候、盛夏の候、猛暑の候」、8月は「晩夏の候、立秋の候、残暑の候」、お歳暮シーズンなら「孟冬の候、歳末の候、師走の候」などの季語の後に「ますますご清栄のこととお喜び申し上げます」といった挨拶文を続けます。

お礼と感謝の言葉
次に、お中元やお歳暮をもらったことに対するお礼と、日頃の感謝を伝えます。「このたびはご丁寧に結構な品をご恵贈賜りありがとうございました」などのお礼と併せ、「弊社のほうこそ大変お世話になっておりますのに、このようにお気遣いいただき恐縮に存じます」といった一文があってもよいかもしれません。

贈り物に対する感想
必須ではありませんが、もらった品物に対する感想を添えると感謝の気持ちがより相手に伝わりやすくなります。例えば贈り物が食品であれば、「さっそく賞味いたしました」「社内全員で美味しくいただきました」などの一言があるとよいでしょう。

健康息災を願う言葉
締めくくる前に、これからの健康や息災など相手を気遣う一文を書きます。これは「結びの挨拶」ともいいます。こちらもお礼状を贈るタイミングによって、文章を書き分ける必要があります。お中元の時期であれば、7月なら「炎暑の折から」、8月なら「暑さ厳しき折」、お歳暮の時期なら「今年も残り僅かとはなりましたが」「歳末ご多忙の折」などの後に「ご自愛くださいませ」や「皆様方のご無事息災を心よりお祈りいたします」と健康や息災を願います。「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます」というように、取引先のこれからの発展や活躍を祈る一文にするのも一案です。

日付や差出人
結語の後に、日付と差出人名を記載します。日付はお礼状を書いた日にちを書きます。月日だけでも問題はありませんが、ビジネスシーンにおけるお礼状の場合は、年月日を書くようにしたほうがよいでしょう。このとき、西暦ではなく和暦で書くことが一般的とされています。差出人名は自分の名前をフルネームで書きます。ビジネスにおけるお礼状では、会社名を記載するのも忘れないようにしましょう。なお、パソコンを使用してお礼状を書く場合でも、日付や差出人だけは手書きにしたほうがよいとされています。

お中元やお歳暮を贈って末永く良好な関係を築きましょう

お中元やお歳暮は、日頃お世話になっている企業や、今後も付き合いを続けていく相手に対して贈るものです。お中元やお歳暮の意味、贈る際・受け取る際のマナーを知り、きちんと対応することで、相手の信頼が得られ末永く良好な関係を築くことができるでしょう。相手のことを考えながら最適なギフトを選び、日頃の感謝や健康、企業の発展を祈る気持ちを伝えましょう。

お中元・お歳暮に関するQ&A

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この記事のライター

椙本しのぶ

椙本しのぶ

マーケティング・人事・不動産の記事を書くフリーライターとして活動した後、新しい分野にチャレンジしたいと考え、2022年PR TIMESへジョイン。日々の学びを活かした役立つ記事を提供したいと思っています。プライベートでは現役・引退競走馬の支援活動をしています。

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