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4月24日は「植物学の日」。今回は「植物学の日」の意味や由来を解説します。
また、「植物学の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントもピックアップ。実際に広報PRに取り入れている広報事例と、魅力的な活動内容を紹介しています。
広報やマーケティングネタを探している方、特に植物関連の事業を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
4月24日は「植物学の日」です。植物学者として多数の功績を残した牧野富太郎博士の誕生日であることから、この日が記念日に制定されました。また、博士の氏名から「マキノの日」と呼ばれることもあります。
幼少期から植物に興味を持ち、94歳で生涯を終えるまで研究を続けた牧野博士。ふるさとの高知県には、博士の業績を称える「高知県立牧野植物園」が開園しています。
全国的なイベントは少ないものの、植物を扱う博物館や植物園といった施設であれば、「植物学の日」にちなんで有用な広報PRを考案できるでしょう。
「植物学の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「植物学の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「植物学の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「植物学の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「植物学の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「植物学の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「植物学の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「植物学の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
KNT-CTホールディングス株式会社は、近鉄グループホールディングス株式会社と高知県が締結した協定に基づいた企画として、「高知県立牧野植物園・南園」の見学ツアーを展開することを発表しました。植物園を貸し切り、ライトアップされた園内を周るガイド付きのツアー商品です。
「植物学の日」に関する事例ではありませんが、牧野富太郎の写真を掲載したうえで、高知県立牧野植物園の特徴や植栽について紹介したのがGOOD。ツアー商品をプレスリリースで提案することで、植物に関心がある生活者を中心に広く情報を届けています。
株式会社ナツメ社は、新しい書籍『神秘的で美しい花図鑑』の販売についてプレスリリースを発表しました。105種類の花々の名前・生態・歴史などを掲載した植物図鑑です。
記念日に関する事例ではありませんが、プレスリリースでは「ユニークな特徴を持つ花105種」と掲載内容を紹介し、牧野富太郎と関連のある種類もピックアップ。本書ならではの視点で魅力を発信したのがGOODです。ページ写真を豊富に掲載し、写真の美しさや丁寧な解説なども視覚的に訴求しています。
参考:不思議な魅力をまとう花々に心がときめく『神秘的で美しい花図鑑』が3月17日に発売!
阪神電気鉄道株式会社は、同社が運営する六甲高山植物園での開花情報を公開。今回のプレスリリースでは、牧野富太郎ゆかりの植物「アリマウマノスズクサ」の開花情報とともに、名前の由来や牧野博士にまつわる歴史なども解説しています。
多くの植物を扱う植物園ですが、特定の種類・人物にまつわるプレスリリースを発信することで、メディア関係者や生活者へアプローチする機会を増やしているのがGOODです。記念日にちなんだ事例ではありませんが、実際に開花した植物の写真も掲載し、興味・関心を高めています。
参考:六甲高山植物園 牧野富太郎が和名をつけた神戸ゆかりの「アリマウマノスズクサ」が開花!
4月24日の「植物学の日」には、博物館・植物園といった施設で広報PRを企画できます。植物だけでなく、植物学の父・牧野富太郎博士にフォーカスしたイベントを開催してもよいでしょう。
公式ブログでイベント内容を紹介したり、TwitterなどのSNSで発信したりすることで、潜在顧客への認知拡大も期待できます。
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