スポーツに関するプレスリリース事例10選【作成時の5つのポイント】

企業や団体の公文書となるプレスリリースは広報活動の基本とも言えます。従来はメディアに向けた配信やビジネスシーンにおける用途が主でしたが、近年では生活者も目にする機会が増えるなど、プレスリリースの持つ役割や可能性は拡がっています。

特に、スポーツに関するプレスリリースは、メディアだけでなく生活者の注目も高い内容です。

本記事ではスポーツに関するプレスリリースの事例10選と共に作成時の5つのポイントを解説します。

スポーツに関するプレスリリース事例10選

スポーツに関する情報といってもプロのアスリートや団体の情報から、生活者に関わりのあるイベントなどの事項まで内容は様々です。

実際に配信された10の事例をもとに、切り口や配信機会を参考にしてみてください。

事例1.プロ団体の選手の契約情報

チームにどのような選手が所属しているかは、協賛企業や応援してくれるサポーターにとっても重要な情報です。選手の入団や移籍、ケガなどによる休養、復帰情報はタイムリーに発信していきましょう。

NSGグループの事例

NSGグループのプレスリリース「【新潟医療福祉大学 女子バレーボール部】 鈴木 沙彩選手(健康スポーツ学科4年)V2ブレス浜松へ加入!」では自社の所属選手のチーム加入について発表されています。こちらのプレスリリースでは、プロフィール情報だけでなく、選手のコメントも盛り込まれていることがポイントです。

選手の顔写真、プロフィール、所属チーム概要などの基本情報に加えて当事者のコメントも添えて、どのような想いで入団したのか、どんな活躍を期待しているのか、チームの今後の方向性なども伝えられると良いでしょう。

事例2.プロ団体と企業の提携

スポーツ業界では企業がチームのスポンサーになったり、選手がスポーツウェアブランドとコラボレーションしたりするなど様々な形で契約が結ばれます。

企業にとっては商品やサービスの売り上げや認知度の向上に繋がるなどの効果があるのに対し、チームにとっても企業がスポンサーとなって出資することで練習環境が整うなどのメリットがあります。企業とスポーツは互いに良好な関係を築くことで両者ともに大きな発展へと繋がり、またその情報も両者のステークホルダーにとっても有益なものとなります。

また、提携をプレスリリースで発信することによって、チームを応援するファンが企業を知るきっかけになったり、スポーツ支援を行う企業の考えや姿勢を提示できます。チームにとっても「企業に支援される=注目されている・期待されている」というポジティブな状態であることをアピールできるので、提携も配信の機会にしましょう。

爽健グローバルの事例

爽健グローバルが配信したプレスリリース「笑顔道整骨院グループ、プロサッカーチーム「横浜FC」とオフィシャルコンディショニングパートナー契約の継続を決定」ではプロサッカーチームとオフィシャルコンディショニングパートナーとして契約を継続することを発表しました。

プレスリリースを作成する際は、こちらのプレスリリースのように両者が手を取り協力し合う様子がうかがえる画像素材や、両者の概要、契約に至った背景など、両者で話し合いながら内容をまとめていきましょう。

事例3.試合に関するお知らせ

リーグやシーズンが近づくと試合に関する情報が多く発生します。生活者にとっては、スポーツ関連の中で最も注目する情報ではないでしょうか。

試合に関する情報は、出場者や開催場所をまとめた概要に加え、観戦チケットの販売情報やテレビの中継情報など、内容は多岐に渡ります。内容を整理して項目ごとに分けて記述するなど、わかりやすい構成になるよう意識しましょう。

日本国際広報戦略機構の事例

日本国際広報戦略機構が配信したプレスリリース「日本カーリング界トップチームによる無観客での強化試合の開催について」では、合宿にて強化試合の開催を発表しました。

昨今では新型コロナウイルスの影響で中継のみなのか、有観客の場合は感染予防対策は取っているのかなども重要な項目となります。また放送や配信がある場合は、試合日時とは別途案内も必要です。こちらのプレスリリースのように、項目に分けて読みやすいようすっきりまとめましょう。

また、試合前で画像を用意することが難しい場合も、会場の熱気が伝わるような過去の試合の様子を収めた画像を使用するなど工夫しましょう。

事例4.応援キャラクター・マスコット

プロ・アマ問わずマスコットキャラクターを設けているスポーツチームは多く存在します。試合会場で盛り上げてくれる応援団の様な役割から、チームの一員として発表会など公の場に登場するなど、チームを象徴する存在となっているでしょう。

近頃はマスコットキャラクターをきっかけにスポーツに興味をもって試合観戦に足を運ぶ人も現れるなど、スポーツ界を盛り上げる立役者にもなっているので、応援キャラクターやマスコットの存在も積極的に配信していきましょう。

セレクション・インターナショナルの事例

セレクション・インターナショナルが配信したプレスリリース「つば九郎 グッズ!2020年新ラインナップが新入荷!」ではグッズの新たなラインナップの入荷情報を発信しています。

多くのマスコットキャラクターはその容姿が魅力のため、関連するプレスリリースは画像素材を豊富に用意しましょう。こちらのプレスリリースのように配信元がマスコットキャラクターの所属するチームとは異なる場合も多くあります。誤って所属チームに連絡が入ってしまわないよう、問い合せ先をしっかり明記するようにしましょう。

事例5.社会貢献活動やパートナー契約などの経営情報

応援してくれるサポーターやスポンサーの存在によってスポーツ業界も発展を遂げます。生活者と直接触れ合うことで、スポーツの楽しさを知ってもらうきっかけになったり、地域創生に繋がったりするため、社会貢献活動を行うチームも多いでしょう。

社会貢献活動を始めとする、交流や活動は多くの人に知れわたることで広く共感を呼び、サポーターやスポンサーとして参画する企業が増えるなど好循環を生みます。

アイナックコーポレーションの事例

アイナックコーポレーションが配信したプレスリリース「INAC神戸の選手が子供たちに栄養の大切さを伝える講師に!オンライン紙芝居の動画を提供、全国の小学校を対象に申込受付を開始」では、エデュケーショナルパートナー契約を結ぶネスレとの新たな取り組みについて発表しました。

情報発信する際は活動に至った背景や想い、なぜその地域やプログラムを選んだのかスポーツとの関連性を伝えられると、各ステークホルダーとの良い関係性構築に繋がります。

今回新たな取り組みを発表したこちらのプレスリリースのように、パートナー契約を締結した際のプレスリリースや公文書が別にある場合は、リンクを貼るなど合わせてご案内できると良いですね。

事例6.スポーツグッズ関連

スポーツは生活者にとって身近なライフスタイルとしての側面も持っています。グッズの情報もスポーツ関連のプレスリリースとして積極的に発信しましょう。

オフィス黒﨑の事例

オフィス黒﨑が配信したプレスリリース「【新商品】リュックにもすっぽり!新しい日常スタイル!コンパクトスケートボード「FOXEN」」ではクラウドファンディングで支援を募っているスケートボードについて配信しています。

こちらのプレスリリースのような生活者が楽しめるスポーツアイテムに関するものは、通常の生活雑貨のプレスリリースのように画像や商品概要が必須となります。それ以外にスポーツ関連ならではの項目として、運動する上での安全性や注意点などもまとめられているのでぜひこちらのプレスリリースを参考にしてみてください。

事例7.フィットネスジム・施設情報

多くの生活者が健康維持のために利用しているフィットネスクラブは、一番身近なスポーツとも言えるでしょう。

ティップネスの事例

ティップネスから配信されたプレスリリース「来春オープンの「フィットネスクラブ ティップネス駒沢大学」12月25日(金)より入会受付開始!」では、新たにオープンするフィットネスクラブの入会受付開始について発表されています。

フィットネスクラブはマシンを使用したトレーニングから、施設によってはダンスやヨガのプログラムが受講できるものもあります。施設概要やプログラム情報、利用方法や会員登録のプラン紹介など情報量が多くなるため、内容をしっかりと整理してわかりやすくまとめるのがポイント。こちらのプレスリリースはフロア紹介は図解、エリア特徴は画像、料金体系は表、と画像素材や記述方法が工夫されています。

withコロナ時代となった現代では安心して利用いただけるよう、感染予防対策をどのように取っているかを明記することも重要ですね。

事例8.関連する飲食物

スポーツ選手や日常的にトレーニングをしている生活者にとって馴染み深いスポーツ用飲食物。グルメだけでなくスポーツ情報としても意識してみましょう。

ウエニ貿易の事例

ウエニ貿易のプレスリリース「トレーニング後にすぐ飲むための1食分プロテイン「マイルーティーン MAX」4フレーバーのミニパックとシェイカーのセット WEB販売限定で2月5日(金)発売開始!」では、プロテインのWEB限定販売について配信しています。

読み手にとっては通常のグルメ商材とは異なって、なぜトレーニングに最適なのか効果や効能が気になるポイント。調査結果など信ぴょう性のあるデータを引用して訴求力を高め、誇大広告とならないよう注意しましょう。どんなシーンで利用するのが最適か、イメージ画像も添えられると尚良いですね。

事例9.関連する生活雑貨

スポーツには道具や食品以外に、タオルや汗拭きシートなど様々な生活雑貨もあります。

NHTHの事例

NHTHから配信されたプレスリリース「【累計販売数 10万枚突破】スポーツウェアメーカー開発の日本製高機能フェイスマスクから、顔立ちが美しいアジャスター付き立体型フェイスマスクが誕生。」では、高機能フェイスマスク販売について発表されています。

スポーツウェアをはじめとした生活雑貨は、事例8の飲食物と同様、通常の商品概要に加えてなぜスポーツシーンに適しているのか機能面を打ち出しましょう。デザインや価格、販売方法などの基本情報や、素材や機能などの特徴を箇条書きにするなどしてすっきりまとめることを心掛けると良いですね。

こちらのプレスリリースのメイン画像のように、商品単品だけでなく使用・着用した画像素材を用意するのもポイントです。

事例10.調査結果

スポーツに関連した意識調査や市場調査などもプレスリリースとして配信しましょう。

アノマリーの事例

アノマリーの配信したプレスリリース「ダンスやスポーツもDXの時代か、「自身の動きをデータで視覚化したい」ダンサーやスポーツマンは96.4%!」ではダンスまたはスポーツにプレイヤーとして携わっている方を対象とした「動きの知財化」に関する調査結果が発表されています。

調査リリースでは、調査概要として対象者や回答者の情報、調査結果やそこから読み取れる分析結果をまとめ、グラフや画像素材を使用して読みやすくメリハリのある構成にすることがポイントです。

こちらのプレスリリースの終わりでは、無形資産が重要視されるにあたって人の「動き」を知財化していくことの重要性を謳っています。このような調査結果によって新たなビジネスが生まれたり、スポーツに携わるプレイヤーを支援するきっかけになるなどスポーツ業界の活性化への糸口となることもあるでしょう。どんな目的で調査を行っているか、にまで記述できると良いでしょう。

スポーツに関するプレスリリースを作成するときの5つのポイント

最後に、スポーツに関するプレスリリースを作成するときの5つのポイントを紹介します。

ポイント1.選手名を挙げる

契約や試合に関する情報では、選手の名前を具体的に挙げましょう。スポーツには種目だけでなく選手のファンも多く存在します。著名な選手に関する情報はニュースバリューも高いためタイトルにも盛り込みましょう。

ポイント2.画像を使用する

選手や運動中の人物、臨場感ある試合の様子など画像素材を必ず用意しましょう。

構成にメリハリがついて読みやすくなるだけでなく、雑貨や飲食物の場合でもイメージ画像を用いることで、スポーツ関連の商品だということが伝わりやすくなります。

ポイント3.分かりやすさを意識した構成にする

事例3の試合に関するお知らせや事例7のフィットネスクラブの情報など、伝えたい内容が多岐に渡る場合は、構成を立てるときにすっきりと要点をまとめることが大切です。

箇条書きにしたり、表にしたりするなど、読み込まなくても情報が正しく伝わるようにすることがポイントです。

また、専門用語は注釈をつけるなどの配慮もしておきましょう。

ポイント4.問合せ先を整理する

スポーツ団体と企業の提携、選手と企業のコラボレーション企画、有観客の試合開催、試合中継など関わる企業・団体が複数に及ぶケースも多いため、問い合せ先を明記するようにしましょう。

内容によって問い合わせ先が異なる場合は「〇〇に関するお問い合わせはこちら」と誘導を入れることも大切です。

ポイント5.効果やメリットを明記する

スポーツは身体や健康に深く関わりのあるものです。生活者が体験できるスポーツや、スポーツに関連した生活雑貨や飲食物の場合、効果や得られるメリットを明記すると良いでしょう。

その際、誇大広告にならないよう、薬機法を確認するなど細心の注意をはらいましょう。

スポーツに関するプレスリリースは情報のまとめ方と画像素材を意識しよう

本記事では、スポーツに関する様々な切り口のプレスリリースを事例と合わせてご紹介しました。

スポーツに関するプレスリリースでは、選手やチーム情報や施設・開催概要など関連情報も多くなるため、読みやすい構成や内容のまとめ方に工夫しましょう。また想起しやすいイメージ画像や臨場感あふれる画像の準備も忘れずに。

本記事で紹介したように、スポーツに関するプレスリリースは配信できる場面が多々あります。積極的に情報発信して、チームだけでなく業界も盛り上げていきましょう。

この記事のライター

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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