用意しておくとメディア関係者にも広報担当者にも便利な「プレスキット」。メディア関係者とのやりとりにおいて、プレスキットを用意しておけば、急な素材の提供依頼にも慌てずスムーズに応えることができます。
そんなプレスキットを、PR TIMES上で設定することができるのはご存じですか。この記事では、PR TIMESの企業ページのプレスキットを活用するメリットや設定方法、設定のポイントを解説します。
プレスキットとは?
「プレスキット(メディアキット)」とは、メディア関係者向けに作成する、自社や事業に関するプロモーション用の資料や画像・動画素材などをまとめたものです。
ロゴ画像や人物画像、ガイドラインなど、取材や執筆にあたり必要な情報を事前に用意しておくことで、メディア関係者の記事やコンテンツ制作のための手間を省くことができ、掲載や取材される可能性を高めることにつながります。
さらに、プレスキットを用意しておくことで、丁寧なコミュニケーションの印象を残すことができ、リピート取材につながるという効果も期待できます。
事前にプレスキットを準備しておくことで、急な問い合わせや素材提供の依頼に対して、迅速に対応できる体制をつくっておきましょう。
プレスキット機能の概要
PR TIMESのプレスキット機能は、ロゴや画像などをアップロードし、メディアや読み手に素材として提供できる機能です。アップロードした素材は、PR TIMESの企業ページにプレスキットとして表示されます。

プレスキットの素材として登録できるのは
- ロゴ
- 画像
- ガイドライン
- 資料
- プロフィール
の5種類です。
設定した画像は誰でもダウンロードすることができ、迅速な素材提供ができるようになります。プレスキットのページのリンクを共有して、直接提供することも可能です。
メディア関係者・広報担当者双方の手間を短縮できるため、提供できる素材は広く設定しておくことをおすすめします。
プレスキット機能の活用メリット
1. メディアとのコミュニケーションがスムーズになる
プレスリリース配信の際のコミュニケーションがスムーズになります。プレスリリースと一緒に企業ページのリンクを共有しておくだけで、プレスリリースに使っている素材以外の画像素材をメディア関係者に共有可能です。
また、「ロゴをいただけますか」「商品の画像をいただけますか」といったオーダーにもスムーズに答えることができます。最大10MBまで画像をアップロードできます。
2. プレスリリースにプラスした企業の情報として
企業ページにプレスキットを設定しておくことで、企業ページを訪れた人々に自社の情報や魅力を伝えることもできます。商品画像やオフィスの画像など、自社らしい雰囲気のものをアップしておくと、プレスリリースにプラスした情報を伝えることができるでしょう。
3. メディア関係者以外とのコミュニケーションにも活用
イベントで登壇したり、資料を作成したりするなど、自社の情報を共有したい際にもロゴや画像の情報がまとまっていると便利です。リンクを共有するだけで、統一した情報を自社の全員が共有したい相手に提供できます。
PR TIMESでプレスキットを設定する方法
プレスキット機能では、画像のアップロードや文章の設定だけで簡単にプレスキットを作成することができます。管理画面内で表示されるレイアウトのイメージを確認しながら、設定してみてください。
1. プレスキット編集画面にログインする
プレスキットは企業向け管理画面から設定することができます。
まずは企業向け管理画面にログインをします。ログイン後、サイドメニューの「企業ページ」をクリックし、「プレスキット」タブをクリックします。
プレスキット機能の概要が表示されるので、さらに「プレスキットを作成する」をクリックしましょう。

プレスキットを作成するを押すと、編集画面に入ることができるので、こちらで追加・更新したい情報を設定します。編集画面上で、実際の表示イメージを確認しながら設定することができます。

2. ロゴを設定する
ロゴは表示エリアへのドラッグ&ドロップ、もしくはファイルを選択する場合は「こちら」をクリックすることでアップロードが可能です。ロゴは最大50枚までアップロードできます。会社のロゴや商品、サービスのロゴを登録しましょう。
アップロードしたロゴには、ファイル名と説明文を設定することもできます。ファイル名は最大50文字まで、説明文は200文字までです。ファイル名だけでなく、ロゴに関しての思い入れや説明など、伝えたい情報を入れましょう。
アップロード可能なロゴのファイル形式やサイズ
ファイル種別:jpg・png
カラーモード:RGB・CMYK
ファイルサイズ:1KB以上、10MBまで
ファイルの大きさ:300×100px以上

なお、ロゴ・画像・ガイドラインのタイトルは、アップロード時のファイル名が表示されます。設定する前に、ファイル名をわかりやすい名前に変更しておきましょう。
ファイル名は50文字まで、ひらがな・カタカナ・漢字・英語・数字を使用できます。同じ画像でファイル種別が違う場合などは「PR TIMESロゴ_JPG」「PR TIMESロゴ_PNG」のように、ファイル名で違いがわかるようにすると親切です。
3. 画像を設定する
画像もロゴと同様に表示エリアへのドラッグ&ドロップ、もしくは「ファイルを選択する」をクリックすることでアップロードできます。画像の最大枚数も50枚までです。

「画像」には、商品のイメージ画像や使用イメージ、オフィスの内観・外観、メンバーの写真など会社やサービスの情報が伝わる素材をまとめて入れておきましょう。
こちらもロゴと同様に、ファイル名と説明文を追加することができます。ファイル名は最大50文字まで、説明文は200文字までです。画像に関してのキャプションや説明文を入れておくと丁寧ですね。
アップロード可能な画像のファイル形式やサイズファイル種別:jpg・png
カラーモード:RGB・CMYK
ファイルサイズ:1KB以上、10MBまで
ファイルの大きさ:500×500px以上
4. ガイドラインを設定する
ガイドラインは直接入力とPDFをアップロードするの2種類が選べます。自社でガイドラインを持っていない、という人でも、デフォルトの文案を表示していますので、そちらを参考にカスタマイズしてご利用いただけます。
テキスト編集したい場合は、テキストエリアを直接選択して編集、PDFをアップロードしたい場合はドラッグ&ドロップ、もしくは「こちら」と記載のあるリンクから設定ができます。

プレスキットのガイドラインには何を設定する?
ガイドラインではプレスキットを使用する人に対して、提供素材に関する注意事項を伝えることができます。悪用を防止することが主な目的のため、ガイドラインに反する使用を抑止し、注意喚起する内容が一般的です。
クレジットの併記が必要な場合は記載しましょう。またロゴ使用の際に余白を入れる、などの細かい指定がある場合には、どのくらいの余白なのかを図解した資料をガイドラインとして提供することがベターです。ガイドラインの用意があると、企業側としても使ってほしい形式を保つことができるほか、メディア関係者としても企業側に使用条件を確認する手間を省くことができます。
5. 設定を保存する
公開状態になっていることを確認して、最後にプレスキットを「保存」します。保存をしないままでは、せっかく設定したプレスキットの情報が更新されないままになってしまうので、忘れずに保存しましょう。

プレスキットを活用して、円滑に情報を提供しよう
いざ、画像や素材を探すとなると欲しい画像が意外とまとまっていなかったり、マッチしたサイズが見つからなかったり、というシーンもあるかもしれません。普段からプレスキットを設定・有効活用して、メディア関係者やステークホルダーと良いリレーションを築くきっかけをつくってみてはいかがでしょうか。
【関連動画】
<編集:PR TIMES MAGAZINE編集部>
PR TIMESのプレスキット機能に関するQ&A
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