
折りたたみ傘の日
3月16日は「折りたたみ傘の日」。今回は「折りたたみ傘の日」の意味や由来を解説します。
また、「折りたたみ傘の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に製造業・輸入販売業や、折りたたみ傘の開発・販売に携わっている方はぜひ参考にしてみてください。
3月16日は「折りたたみ傘の日」です。製造情報システムの開発・販売、インテリアグッズの企画・輸入販売などを手掛ける株式会社イマオコーポレーションによって制定されました。
同社は、輸入商品のひとつとしてドイツの折りたたみ傘「Knirps(クニルプス)」を取り扱っています。これはHans Haupt(ハンス・ハウプト)氏が、世界で初めて発明し、特許を取得したもの。特許取得日である1928年3月16日が、記念日の日付の由来です。
Knirpsは折りたたみ傘の代名詞ともいわれるブランドですが、日本国内でも多くの企業が折りたたみ傘を販売しています。特定のブランドにかかわらず、新商品のプレスリリースと記念日を絡めて発信したり、開発情報を公開したりといった広報PR施策に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「折りたたみ傘の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「折りたたみ傘の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「折りたたみ傘の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「折りたたみ傘の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「折りたたみ傘の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「折りたたみ傘の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「折りたたみ傘の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「折りたたみ傘の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「折りたたみ傘の日」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。
洋傘やレザー用品のファッション商品を取り扱うムーンバット株式会社は、「ミラクルテック」と名付けた新商品の発売情報をプレスリリースで発表しました。「世界最小級傘」と表した手のひらサイズの折りたたみ傘です。
プレスリリースでは、サイズ感がわかるよう、2パターンの写真を掲載したのがGOODポイント。開発背景に加え、商品特徴・商品概要と項目にわけてわかりやすくまとめた構成も参考になります。「折りたたみ傘の日」の事例ではありませんが、プレスリリース配信により多くの注目を集めた広報PR施策です。
参考:約11.7㎝、手のひらサイズの折りたたみ傘誕生!“一番小さく折りたためる傘”を目指して開発 世界最小級傘「ミラクルテック」2月1日より発売
自社製品の企画・開発・販売などを手掛ける有限会社三美は、クラウドファンディングサイト「Makuake」にて新たに取り扱う折りたたみ傘についてプレスリリースを配信しました。「もう絶対に傘を折りたくない人のための【20本骨】超耐風・超大型ワンタッチ傘」を先行販売し、即日目標金額を達成。
クラウドファンディングのスタートだけでなく、目標達成情報を発信することで、人気度をアピールしたのがGOODです。プレスリリースではサイズ感がわかる写真のほか、商品の特徴・魅力がイメージしやすいGIF画像を複数掲載。「折りたたみ傘の日」にちなんだプレスリリースではありませんが、画像とともに商品の詳細が丁寧に紹介された参考事例です。
参考:悪天候に負けない安心の傘!【20本骨】超耐風・超大型ワンタッチ傘がMakuakeにて先行販売開始し即日目標金額を達成、ファッション部門にて6位、アウトドア部門で8位を獲得しました。
株式会社阪急阪神百貨店は、阪神梅田本店にて開催の「阪神 傘まつり」についてプレスリリースを配信しました。梅雨のシーズンに合わせて、傘1万本を集結させた販売プロジェクトです。
開催期間と梅雨シーズンに加え、「父の日」を掛け合わせて商品ラインナップに訴求したのがGOOD。プレスリリースでは、販売商品の一例としてユニークな商品を写真とともに紹介しています。傘を使う機会が多いシーズンや記念日に絡めた訴求ポイントが、「折りたたみ傘の日」の広報PRとして活かすヒントになるでしょう。
3月16日の「折りたたみ傘の日」は、折りたたみ傘や折りたたみ日傘に注目が集まりやすい日です。折りたたみ傘の開発・販売に携わっている方、店舗やイベントで折りたたみ傘を取り扱う企業の方にとっては特に、「折りたたみ傘の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「折りたたみ傘の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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