父の日
6月6日は「かえるの日」です。今回は「かえるの日」の意味や由来について解説します。
「かえるの日」は比較的認知度の高い記念日で生活者の関心も高いため、広報PRのきっかけとして活かしやすいのが特徴。事例をいくつかご紹介しますので、かえるをモチーフにした商品を扱う企業はぜひチェックしてみてください。
「かえるの日」の意味・由来とは？
6月6日は「かえるの日」です。制定したのは、「かえる友の会」。その会員である作家の矢島さら氏の発案により、かえるの泣き声である「ケロケロ」の語呂合わせで、6月6日を「かえるの日」と決めたのだそうです。
「かえるの日」に決まったイベントは開催されていませんが、「かえる友の会」は各地でかえるに関する情報交換のイベントや、河鍋暁斎記念美術館内にて「かえる展」などを実施しています。
なお、「かえるの日」を6月6日としているのは日本のみ。2009年には「世界かえるの日」が3月20日に制定されており、両生類の普及・啓発・保全活動を行う日とされています。
「かえるの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「かえるの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「かえるの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「かえるの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「かえるの日」を元に発信をする流れ
「かえるの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1．「かえるの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2．コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3．自社サービスやプロダクトと「かえるの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4．発信するコンテンツを作成する
STEP5．媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「かえるの日」を広報PRに活かした事例
「かえるの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「かえるの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例、かえるに関連する広報PR事例を紹介します。
事例1．キャラの力を社会とつなぐ。共感広がる「かえる」の発信設計
公益財団法人日本自然保護協会は、「かえるのピクルス」が同協会の自然保護大使に就任したことをプレスリリースで発表。長年愛されてきたキャラクターが、全国の自然を守る活動のメッセージ発信を担う取り組みです。
注目すべきは、ぬいぐるみ商品の売上の一部を保全活動に寄付するという、ファンとの共創型の仕掛け。キャラクターの世界観に共感を寄せるファンにとって、ただの「購入」ではなく「参加」となる構図が設計されています。
また、協会との共同イベントや公式Xでの情報発信など、多角的な広報展開も。シンプルなプレスリリースですが、商品訴求にとどまらず、「誰と組み、何を届けるか」にまで踏み込んだ発信設計は、記念日活用に限らず、広報PR全体のヒントとなる好事例です。
事例2．中古スマホを「カエル」言葉とキャラの切り口で親近感を演出
株式会社ゲオは、タレントの朝日奈央さんとカエルのキャラクターが共演するTVCM『中古スマホがお得にカエル』篇を展開したことをプレスリリースで発表。本CMでは、「買える」「変える」「帰る」といった言葉遊びを通じて、中古スマホの利便性やお得感をユーモラスに伝えています。
カエルのキャラクターを活用した親しみやすい演出し、視覚的なインパクトと語呂合わせを組み合わせることで、視聴者の記憶に残りやすく、ブランドメッセージの浸透を図っています。プレスリリースでは、撮影エピソードやインタビューを盛り込みながら放映するCMを紹介。記念日に関する事例ではありませんが、読み手の興味・関心を高めるプレスリリースの構成が参考になります。
参考：朝日奈央さんが初共演のカエルキャラと息ぴったりで中古スマホの“かえる”魅力をアピール！GEO 新TVCM『中古スマホがお得にカエル』篇 9月23日(月)放送開始
事例3．シリーズ10万部を突破した絵本を2024年5月5日の新聞に掲載
株式会社マイクロマガジン社は、絵本『オレ、カエルやめるや』を2024年5月5日の中日新聞・北陸中日新聞・東京新聞に掲載したことをプレスリリースで配信しました。
「シリーズ10万部突破」という文言をプレスリリースのタイトルに入れ、読者の興味関心を高めているのがGOODポイント。「かえるの日」に絡めた事例ではないものの、プレスリリースには絵本の内容を画像で掲載し、ユーモアな作品であることをビジュアルとともにわかりやすく紹介しているのが参考になります。
参考：シリーズ10万部突破！ちょっぴり生意気なカエルくんと、そのお父さんの陽気な会話が楽しい絵本『オレ、カエルやめるや』を中日新聞・北陸中日新聞・東京新聞に掲載いたしました
「かえるの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
かえるが好きな方は多いため、「かえるの日」は広報PRのきっかけとして活用しやすい記念日です。かえるをモチーフにした新製品の発売をお知らせするのはもちろん、プレゼントキャンペーンを実施するのもおすすめ。「かえるの日」はSNS上での認知度が高い記念日なので、Twitterを活用して広報PRを行うことも検討してみてください。
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