証券取引所の大納会
8月24日は「愛酒の日」。今回は「愛酒の日」の意味や、日付の由来を解説します。
また、「愛酒の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、企業に取り入れている広報事例をご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、日本酒などのアルコール飲料を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「愛酒の日」の意味・由来とは?
8月24日は「愛酒の日」。国民的な歌人のひとりとして知られる若山牧水(わかやま ぼくすい)が酒豪であったことから、記念日となっています。日付は牧水の誕生日が由来です。
牧水は1日に一升程度のお酒を飲み、肝硬変で亡くなるほど無類の酒好きでした。生前にはお酒に関する歌を多く読み、また旅好きでもあったことから、現在でも全国各地に歌碑が設置されています。
「愛酒の日」に限定したイベントは少ないものの、日本酒やビールといったアルコール飲料の広報活動に有用です。居酒屋やバーなどの飲食店でも、効果的な広報PRとして活かせるでしょう。
「愛酒の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「愛酒の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「愛酒の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「愛酒の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「愛酒の日」を元に発信をする流れ
「愛酒の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「愛酒の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「愛酒の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「愛酒の日」を広報PRに活かした事例
「愛酒の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「愛酒の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、お酒に関するプレスリリースは、今後「愛酒の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.福井県の酒造とコラボし、一合缶をオリジナルラベルで販売
日本酒ブランド「ICHI-GO-CAN®」を展開する株式会社Agnaviは、「地味にすごい、福井」という文言とともに新シリーズを発売。お酒の専門店「リカーワールド華」を運営する株式会社華にて、福井県4蔵とコラボレーションした一合缶を販売するプロジェクトです。
各商品には、県をイメージさせる恐竜やカニをデザインした福井限定ラベルを採用。販売店舗をまとめた表だけでなく、商品がひと目でわかるビジュアルも交えながら紹介したプレスリリースがGOODな広報PR事例です。
参考:【新商品】地味にすごい、福井!福井県4蔵とICHI-GO-CAN®︎がコラボ!北陸最大級のお酒の専門店、『リカーワールド華』にて7月7日(金)より販売開始。
事例2.アーティストと観客がほろ酔いで音楽を楽しむコンサート
株式会社サンライズプロモーション東京は、2023年11月22日に開催される「加藤登紀子 ほろ酔いコンサート2023」についてプレスリリースを配信しました。本人がほろ酔いになって歌うだけでなく、観客もロビーでお酒を楽しめるのがユニークなポイント。
プレスリリースはシンプルな内容ですが、同氏の写真だけでなく「ご本人コメント」欄を設けているのがGOODです。ファンはもちろん、コンサートの存在を知らない潜在層に向けてアプローチすることで、より多くの人へ認知を広めています。
参考:加藤登紀子「ほろ酔いコンサート2023」福岡公演 11/22にキャナルシティ劇場で開催
事例3.県内最大級の地酒イベントの開催情報をプレスリリース配信
株式会社ZIP-FMは、「秋酒祭 愛知〜AUTUMN SAKE FEST 2023〜」「秋酒祭 岐阜〜岐阜の地酒に酔う2023〜」の開催情報をプレスリリースで発表しました。愛知県内最大級を誇る日本酒イベントで、2023年は岐阜県での開催も決定。
2017年に初開催された歴史の浅いイベントですが、概要に触れる前に現地での入場料金や試飲の条件などを訴求しています。過去に開催された様子がわかりやすい写真を掲載し、最後にイベント名や会場などを網羅した構成が参考になるプレスリリースです。
参考:9/30・10/1愛知県内最大級の日本酒イベント「秋酒祭 愛知~AUTUMN SAKE FEST 2023~」開催決定!さらに10/28・29「秋酒祭 岐阜~岐阜の地酒に酔う2023~」も開催決定!
「愛酒の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
8月24日の「愛酒の日」には、アルコール飲料をメインとした広報PR活動ができます。日本酒のほか、ビールやウイスキー、カクテルなどあらゆるジャンルから切り込めるでしょう。
新商品のプレスリリースだけでなく、自社商品のおいしい飲み方や、食事との合わせ方を紹介するのもおすすめ。また、「愛酒の日」にちなんでアンケートを実施し、調査リリースとして発信するのも一案です。
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