
酒酵母の日
2月3日は「絵手紙の日」。今回は「絵手紙の日」の意味や由来を解説します。
また、「絵手紙の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に郵便・宅配業界の方や、アートに関する広報活動を行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
2月3日は「絵手紙の日」です。「絵手紙」に関するさまざまな活動を行う一般社団法人・日本絵手紙協会が制定しました。由来は絵手紙の「ふ(2)み(3)」と読む語呂合わせとされ、絵手紙をかいて送ることを世界中に呼びかける日です。
絵手紙は、季節の風物などの絵に短い言葉を添えた手紙で、書き手の感性や人柄が感じられる魅力的なものであることから、趣味とする人もいます。
記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「絵手紙の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「絵手紙の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「絵手紙の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「絵手紙の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「絵手紙の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「絵手紙の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「絵手紙の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
これから「絵手紙の日」や手紙に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、ポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「絵手紙の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
日本イーライリリー株式会社は、がんと診断された方やその家族・友人を対象にした、絵画・写真・絵手紙コンテスト『第15回 リリー・オンコロジー・オン・キャンバス がんと生きる、わたしの物語。』の応募登録を開始したことをプレスリリースで発表しました。同社によって2010年に設立された、がんと告知されたときの不安やがんとともに生きる決意などをアートで表現する場です。
プレスリリースでは、同コンテストが作品をつくる過程が自身の気持ちを整理する「アートセレピー」としての側面を持つことなど、開催の意義や目的についても解説。昨年度受賞者の作品とコメントが掲載されている点もGOODです。「絵手紙の日」に関連する発信ではありませんが、事業に絡めたコンテストを開催する際のプレスリリースとして、参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:がん患者さん、ご家族、ご友人が対象の絵画・写真・絵手紙コンテスト「第15回リリー・オンコロジー・オン・キャンバス がんと生きる、わたしの物語。」応募登録を開始
関西国際空港直結のホテル日航関西空港は、2024年11月3日に『タオル筆で描く 年賀状ワークショップ』を開催することをプレスリリースで発表しました。タオル筆の考案者で泉佐野市在住の絵てがみ作家・宮脇泰彦氏を講師に招き、オリジナル年賀状を作成します。
メールやSNSの普及により年賀状離れが進む現代だからこそ、タオル筆の力強く優しい筆致を通して、大切な人へ1年の感謝と新年ご挨拶を心のこめて伝える機会にできればとの思いから企画されました。
プレスリリースには作品やワークショップのイメージ画像をアイキャッチに配置。「絵手紙の日」に直接関連する事例ではありませんが、必要な情報が網羅されており、イベント開催の際のプレスリリースとして参考になります。
参考:【ホテル日航関西空港】『タオル筆で描く 年賀状ワークショップ』を11月3日(日・祝)に初開催
阪急電鉄株式会社は、2010年から毎年開催している、地域の魅力を再発見・発信するイベント「阪急ええはがきコンテスト」の入賞作品をプレスリリースで発表しました。応募総数986点の中から厳正な審査の結果、最優秀賞や第15回特別賞をはじめとする入賞77作品を決定。入賞作品の展示を2024年12月9日から阪急大阪梅田駅で展示を行うとともに、上位入賞の18作品を絵はがきにして広く配布します。
「ええはがき」とは「大阪ええはがき研究会」が提唱する、まちの魅力を発信する絵はがきのこと。写真やスケッチに加え、作者の思いを伝えるコメントや撮影・スケッチした場所の地図が載っているのが特徴です。
プレスリリースには最優秀賞作品2点の写真と作品に対する受賞者の思い、選評を掲載。駅での展示以外に、ホームページやSNSでも作品を紹介するなど、自社の活動が広まる工夫がされている点がGOODです。こちらも「絵手紙の日」に関連する事例ではありませんが、「絵手紙」をフックにした広報PR施策を考える際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:地域(まち)の魅力再発見 「第15回 阪急ええはがきコンテスト」 入賞77作品が決定しました!
「絵手紙の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
2月3日の「絵手紙の日」は、絵手紙の文化や手書きの温かみ、オフラインの交流を想起させる取り組みを行うきっかけになる日です。郵便事業者の方はもちろん、アナログな交流をコンセプトに地域おこしを行う方や、手書きのアートなどにちなんだ製品開発やイベントを行っている企業の方は「絵手紙の日」を切り口として、自社のサービス・取り組みについて伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「絵手紙の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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