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SACの日
7月30日は「生サーモンの日」。今回は「生サーモンの日」の意味や由来を解説します。
また、「生サーモンの日」をきっかけに広報RP活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、サーモンをはじめとする魚類製品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
7月30日は「生サーモンの日」です。サケ・マスなどの魚類の養殖・加工・販売を手掛ける、株式会社モウイジャパンによって制定されました。
日付は「な(7)ま」と「サー(3)モン(0)」の語呂合わせを組み合わせたのが由来。新鮮さが強みの同社の人気商品「モウイ・サーモン」の魅力を発信し、より多くの人々に味わってもらうことが記念日制定の目的です。
また、同社は30の語呂合わせにちなんで毎月30日を「サーモンの日」とし、「生サーモンの日」も含めた広報PR活動を行っています。
回転寿司のチェーン店から各地のホテルまで、幅広い企業が取り扱う定番食材でもあるため、プレスリリースを発表したり、期間限定のキャンペーン情報に絡めたりといった企画に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「生サーモンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「生サーモンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「生サーモンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「生サーモンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「生サーモンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「生サーモンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「生サーモンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「生サーモンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「生サーモンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社ライドオンエクスプレスホールディングスは、グループ企業が展開する宅配寿司「銀のさら」の期間限定商品についてプレスリリースを配信。「いま!これ!勝負ネタ」として、Webサイトのみで「境港サーモン」と「炙り境港サーモン」を販売します。
プレスリリースでは、期間限定で販売する商品をメニュー表のような写真配置とキャプションでわかりやすく紹介。記念日に絡めた発信ではありませんが、興味・関心を高めるサーモン寿司の画像の掲載方法や、限定性をタイトルに入れるなどのメディアフックを取り入れた参考事例です。
参考:名峰大山から湧き出るミネラル豊富な伏流水で育った逸品WEB限定で『境港(さかいみなと)サーモン』を期間限定で販売2024年3月18日(月)~なくなり次第終了
サーモン養殖事業などを展開する株式会社オカムラ食品工業は、シンガポールと台北で開催された「天皇誕生日祝賀レセプション」のイベントレポートをプレスリリースで配信。子会社であるOkamura Trading Singapore Pte., Ltd.とOkamura Trading Taiwan Co., Ltd. が参加し、養殖「青森サーモン」と加工「いくら醤油漬け」を提供しました。
プレスリリースには、職人が寿司を提供しているブースの写真を掲載し、イベントの盛り上がりを伝えています。「生サーモンの日」にちなんだプレスリリースではありませんが、イベントレポートを通しての自社商品の広報PRへとつなげた好事例です。
参考:【イベントレポート】青森サーモンといくら醤油漬けを天皇誕生日祝賀レセプションに出品
勝山市観光まちづくり株式会社は、事業協力を行う勝山淡水漁業生産組合の淡水で養殖したサーモンの販売開始をプレスリリースで配信しました。さらに、勝山市の特産品としてブランド化するにあたり、ロゴやビジュアルデザインを発表。
プレスリリースでは、目を引く美しいサーモンと川の写真をメイン画像に置き、淡水で育てる養殖サーモンの取り組みについて紹介。養殖場の特徴や記者発表情報も写真とともに掲載しているのがGOOD。ロゴの解説やビジュアルデザインの紹介を丁寧に記載している点も参考になります。この事例は記念日を絡めた配信ではありませんが、サーモンブランドを展開する際には、「生サーモンの日」を活用するのも一案です。
参考:勝山市初の試み!山間部の淡水で養殖したサーモンが遂にブランド化。勝山市の新たな特産品「勝山 やまのサーモン」販売開始!
7月30日の「生サーモンの日」は、サーモンや生サーモンに注目が集まりやすい日です。寿司や鮮魚の販売に携わっている方や、サーモンを中心とした食品の開発・製造を手掛ける企業の方にとっては特に、「生サーモンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「生サーモンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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