PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
宇宙の日(9月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日宇宙の日(9月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月12日は「宇宙の日」。今回は「宇宙の日」の意味と日付の由来を解説します。

また、「宇宙の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に宇宙にまつわる映画・書籍などの作品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「宇宙の日」の意味・由来とは?

9月12日は「宇宙の日」です。アメリカが「国際宇宙年(ISY)」を提唱した1992年に、宇宙や地球環境への意識を高めることを目的に発案・制定されました。

日付は一般公募で決定され、宇宙飛行士の毛利衛氏が、日本人としてはじめて宇宙に飛び立った出来事に由来しています。加えて、1992年の「92(きゅうじゅうに)」と、9月12日の「912(きゅうじゅうに)」が同じ読みになることも、理由のひとつです。

JAXAでは、毎年「宇宙の日」にちなんで、小中学生を対象とした作文絵画コンテストを開催したり、各事業所の施設を一般公開したり、積極的な取り組みを行っています。日本では広く知られている記念日でもあるため、宇宙に関連する商品・サービスの広報PRに活かせるでしょう。

「宇宙の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「宇宙の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「宇宙の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「宇宙の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「宇宙の日」を元に発信をする流れ

「宇宙の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「宇宙の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「宇宙の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「宇宙の日」を広報PRに活かした事例

「宇宙の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「宇宙の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。

事例1.「宇宙の日」に期間限定アトラクションが登場

株式会社リトプラは運営する次世代型テーマパーク「リトルプラネット」で9月12日の「宇宙の日」より、ロケット開発をテーマにした期間限定アトラクション「ASTRO DELIVERY(アストロデリバリー)/お絵かきロケット宅配便」の開始をプレスリリースで発表しました。

お絵かきと宇宙ロケット開発を組み合わせた新アトラクションで、子どもが描いたロケットを専用スキャナーで読むと、3Dロケットとなりスクリーンに登場します。プレスリリースでは、子どもが実際に遊んでいるイメージ画像をアイキャッチに掲載するほか、アトラクションの特徴やポイントをわかりやすく説明しています。

記念日に合わせて開始することで、よりニュースバリューを高めた広報PR事例といえるでしょう。

参考:9月12日「宇宙の日」にスタート!ロケット開発がテーマの新アトラクション、リトルプラネットに期間限定で登場

事例2.今年最大の天体ショーを解説したガイドを発売

PC・ITジャンルをメインに出版・メディアを展開する株式会社インプレスは、『紫金山・アトラス彗星完全ガイド(C/2023 A3)』の発売についてプレスリリースを配信。大彗星のしくみから観察・撮影までを徹底解説したガイドブックです。

プレスリリースでは、今年最大の天体ショーを天文宇宙関係のイラスト、天体写真の仕事を中心に幅広く活躍中の沼澤茂美氏が詳しく解説していることを記載。『紫金山・アトラス彗星完全ガイド』の概要をはじめ、紙面イメージや本書の構成など項目を分けて必要な情報を掲載しているのがGOODです。

「宇宙の日」にちなんだプレスリリースではないものの、新彗星「紫金山・アトラス彗星」をより多くの人に興味・関心を高めるため、書籍の画像を用いて魅力を伝えた構成が参考になります。

参考:大彗星のしくみから観察・撮影まで徹底解説この秋、大注目の紫金山・アトラス彗星に迫ったムックを8月19日に発売

事例3.打ち上げられた衛星が初交信に成功

人工衛星、人工衛星搭載機器などの研究開発、製造を行う株式会社QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」との初交信が8月17日に成功したことをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、QPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」の発射やエンジニアチームの画像を掲載しており、初交信に成功した様子がイメージしやすくGOOD。記念日に関連した発信ではありませんが、今後の展開について記載することで未来への期待を膨らませるなど、プロジェクトへの興味・関心を高めた好事例といえるでしょう。

参考:2024年8月17日(日本時間)にQPS-SAR8号機「アマテル-Ⅳ」が打上げられ、初交信に成功しました

「宇宙の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「宇宙の日」は、宇宙や天文学といった分野に注目が集まりやすい記念日です。宇宙に直接関係する企業でなくても、映画や漫画など、宇宙を題材にした作品を取り扱っている方であれば、「宇宙の日」に絡めた広報PRが考案できるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「宇宙の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

【関連記事】

今から準備できる、おすすめテーマ