
フォーの日
8月15日は「終戦の日(終戦記念日)」。今回は「終戦の日」について解説します。また、「終戦の日」をきっかけに平和に関する取り組みや想いを発信する広報PR事例を紹介します。
8月15日は「終戦の日」です。1945(昭和20)年の8月15日、日本が無条件降伏をしたことで、第二次世界大戦が終結しました。戦争が終わった日として「終戦記念日」、追悼と平和への意志を込めて「戦没者を追悼し平和を祈念する日」とも呼ばれています。
日本での「終戦の日」は8月15日ですが、世界的に統一されているわけではありません。たとえばアメリカでは、日本がポツダム宣言の降伏文書に調印した9月2日を「対日戦勝記念日(Victory over Japan Day)」としています。
同じ歴史を二度と繰り返さないようにと願を込めて、さまざまな企業が「終戦の日」にちなんだイベントを企画。若い世代へ啓発するだけでなく、著名人の体験談を紹介したり、書籍として発表したりといった取り組みが見られます。
「終戦の日」に合わせて多くのメディアが戦争や平和に関する内容を報じます。「終戦の日」に関する平和を願う想いや自社で関連するの取り組みをしている場合は、プレスリリースで想いを届けてみてください。
「終戦の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「終戦の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.想いや情報を届けたい内容を決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「終戦の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
記念日に関するプレスリリースの配信の詳細は以下の記事からご確認ください。
ここからは「終戦の日」に関する取り組みをプレスリリースで配信した事例を紹介します。
音声プラットフォーム「Voicy」を運営する株式会社Voicyは、「Voicy 終戦の日 ’24」と題した特別企画の実施を決定し、プレスリリースで発表。2024年8月15日の「終戦の日」に合わせて、戦争と平和にまつわるコンテンツを期間限定で公開します。
通常有料で提供しているものの中から、複数のコンテンツを日替わりで無料公開。「終戦の日」に合わせて展開することで、より多くの人が戦争・平和について考える機会へつなげています。プレスリリースでは各企画のスケジュールと概要をまとめ、登壇者やトークテーマなどを紹介しています。
参考:「終戦の日」に、平和を考えるキッカケに。有料放送などが無料で聴ける特別企画「Voicy 終戦の日 ’24」を8月13日(火)より実施
株式会社朝日出版社は、『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』『戦争まで』の2冊を30%オフで販売することをプレスリリースで発表しました。2024年8月15日の「終戦の日」、79回目を迎える記念日に先駆けて、「戦争について考える」電子書籍の割引フェアをスタート。
プレスリリースでは本企画の概要がひと目でわかる画像を掲載し、本の表紙や価格も明記しています。今回取り扱う書籍について詳細を紹介しています。本を通じて戦争や平和の情報を届けることで、多くの人が考えるきっかけを生み出しています。
参考:私たちにとって「戦争」とは? 歴史学者・加藤陽子先生のロングセラーの電子版が8月6日(火)より各ストアで30%オフ!
中村キース・ヘリング美術館は、ワークブック『キース・ヘリングと平和をえがこう』の無料配布についてプレスリリースを配信しました。子どもたちが自由な発想で将来を考えることを目的としたワークブックです。
プレスリリースではイベント会場で配布するほか、小中学校や図書館など教育機関への無料配布も実施。平和について学び、子どもたちが取り組みやすいワークブックの構成が特徴的で、プレスリリースでは作業の例も写真とともに紹介しています。
参考:キース・ヘリングの作品と活動を通して戦争と平和について子どもたちが学び、自由な発想で将来を発想するためのワークブック「キース・ヘリングと平和をえがこう」刊行・無料配布
8月15日の「終戦の日」は、日本において特に重要な記念日のひとつです。書籍で取り上げたり、戦中体験者のエピソードを紹介したり、戦争を知らない世代に向け世界平和への祈りや想いを届けましょう。
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