PR TIMES MAGAZINE|広報PRのナレッジを発信するWebメディア
記事検索
title

【PR TIMESノウハウ】プレスリリースの取り下げ・削除をしたい場合、確認する情報とその理由

プレスリリースは公式の発表情報として扱われ、企業の歩みを記す役割も担っています。そのためPR TIMESで配信するプレスリリースの公開期限は特に設けられておらず、配信後はいつでも閲覧可能です。

一方で、プレスリリースを配信する際は誤りがないよう慎重に事前確認をしたとしても、中には配信後に事情が変わったり、ミスが発覚するケースもあるでしょう。何らかの重大な理由によって、一度配信したプレスリリースを取り下げたい場合は、どうしたらよいのでしょうか。

本記事では、PR TIMESでプレスリリースを配信後に取り下げや削除をしたい場合の手続き方法や、手続き時に確認することを紹介します。

PR TIMESで配信したプレスリリースの取り下げ・削除をしたい場合の手続き方法

PR TIMES上で配信したプレスリリースを取り下げ・削除したい場合、「プレスリリースを非公開にする」という扱いで、PR TIMES上や管理画面上で非表示にすることができます。

ただし一度配信したプレスリリースの取り下げ・削除は、自分で行うことはできません。取り下げや削除をするには、PR TIMESのサポート&サクセスデスクまで連絡する必要があります

<サポート&サクセスデスクお問い合わせ先>

お問い合わせフォーム:https://tayori.com/form/536e9f54c53fb0fa255e36237e66a8c50e2cd625
TEL:03-6625-4684

PR TIMESのサポート&サクセスデスクに連絡いただく場合、該当プレスリリースのURLをメモしておきましょう。管理画面から開いたプレスリリースのページはあくまでも管理画面のページになるため、第三者からは確認できません。PR TIMESのサイトで公開されているプレスリリースページのURLを把握しておきましょう。

なお、プレスリリースを予約配信設定し、まだ配信していない状態であれば、管理画面から自分で取り下げられます。その場合は該当リリースの編集画面に入り、下書き保存をし直しましょう。

予約配信中に下書き保存に戻ると、予約配信が解除されるので注意が必要です。修正が完了したら、改めて予約配信のボタンを押して、配信日時を設定しましょう。

プレスリリースの取り下げ・削除をする際に確認する主な5つの項目と確認している理由

プレスリリースを取り下げ・削除にあたって、PR TIMESのサポート&サクセスデスクが確認する事項があります。PR TIMESの担当者が確認する主な5つの事項を、それぞれ解説します。

1.企業IDと該当リリースの配信日時・タイトル

サポート&サクセスデスクにプレスリリースの取り下げ・削除の要請があった場合、PR TIMESでは、まずは取り下げ・削除をするプレスリリースを確認します。

サポート&サクセスデスクでは、企業IDからアカウントを特定しています。中には、同じ企業名で複数の登録がある場合もあるため、企業IDで特定できるとスムーズに案内が進みます。

企業IDは、管理画面にログインすると画面右上に表示されるので、事前に用意しておくとよいでしょう。また、企業IDは企業ページのURL末尾の数字と同じなので、こちらでも確認できます。どうしてもわからない場合には、問い合わせ時に確認してみてください。

管理画面の右上に表示▽

PR TIMESの管理画面

企業ページのURLに表示▽

PR TIMESの管理画面

始めに企業IDで該当するアカウントを特定し、その上で該当するプレスリリースの配信日時タイトルを確認しています。

2.取り下げ・削除の理由

次に、プレスリリースの取り下げ・削除をしたい理由を確認します。当日に配信したプレスリリースをすぐに取り下げたい場合や、以前に公開したプレスリリースの公開を中止したい場合など、状況によって様々な理由があることでしょう。

サポート&サクセスデスクでは、取り下げたい理由に応じて、その後の対応方法をご案内しています。

<取り下げ・削除の理由の例>

  • 記載内容に重大な誤りがあった
  • 情報解禁日より前に配信してしまった
  • 商品・サービスの販売を終了した
  • タレントやキャラクターとの契約期間が終了した

取り下げ・削除対応としてとるべきアクションが変わる場合があるため、まずは理由を伝えましょう。

プレスリリースの原文転載記事は一度削除すると、再度公開することはできません。そのため、削除・取り下げの理由に応じて、削除が必要かを確認しています。

プレスリリースを再度公開する可能性がある場合は、転載先の削除は行わないこともあります。判断に迷う場合には、サポート&サクセスデスクと相談することもできます。

3.プレスリリース原文転載先の記事削除

PR TIMESでプレスリリースを配信すると、PR TIMESが提携しているパートナーメディアへ転載記事としてプレスリリース原文が掲載されます。プレスリリースを取り下げ・削除するにあたって、この転載記事の削除が必要かを確認します。

各パートナーメディアへの転載は、プレスリリースの配信内容に応じて順次行われています。取り下げ・削除にあたって、サポート&サクセスデスクに連絡すると、転載が開始されているかをチェックできます。

1営業日以内に配信したプレスリリースを取り下げ・削除する場合は、まだ転載が始まっていない可能性もあります。その場合は、その段階で転載を停止することができます。

既に転載が済んでいる時は、転載先も削除するかを確認しています。重大なミスがある際など、転載先の記事も削除したい場合は、サポート&サクセスデスクに伝えましょう。一度公開された転載記事の削除は100%反映されることをお約束できるわけではありませんが、最大限希望に添えるよう対応しています。

4.SNS投稿の削除

PR TIMESで配信したプレスリリースは、PR TIMESのサイト上やパートナーメディアだけでなく、PR TIMESが運用するX(旧Twitter)やFacebookの公式アカウントでも投稿されます。

プレスリリースを取り下げ・削除をするにあたって、これらのSNS投稿も削除するかを確認します。削除をするか否かは、取り下げ・削除の理由に応じて決める場合が多いです。

プレスリリース原文転載記事と同様に、PR TIMESの公式SNSアカウントの投稿も、一度投稿したものを削除すると基本的には再度投稿することができません。そのため、取り下げ・削除の理由に応じて、削除が必要かを確認しています。

こちらも、プレスリリースを再度公開する場合には、URLはそのまま有効となり、削除をする必要がない場合もあります。判断に迷う場合には、サポート&サクセスデスクへ相談してみましょう。

5.掲載を再開する可能性

最後に、掲載を取り下げしたプレスリリースを、再度公開をする可能性があるかを確認しています。

プレスリリースの記載内容に重大な誤りがある場合や、公開タイミングを誤ってしまった場合など、一度取り下げをして再度公開する場合もあるでしょう。

サポート&サクセスデスクでは、掲載を再開する可能性がある場合にはそれに応じた対応方法を提案しているため、日時を改めて公開する場合には、サポート&サクセスデスクへ伝えてください。

プレスリリースの取り下げ・削除を依頼する前にやっておきたい3つのこと

では最後に、プレスリリースの取り下げ・削除を依頼する前に確認しておきたい3つのことを紹介します。

1.内容の修正で対応できるかを確認する

プレスリリースの内容に誤記があり、その内容が誤字脱字や、軽度な入力漏れなど、「ミスではあるが発表内容に大きな影響がない」場合には、プレスリリースの管理画面から修正できます。

管理画面の「プレスリリース一覧」から、該当プレスリリースの右サイドにある「編集」ボタンを押して、直接本文の該当箇所を修正しましょう。

配信後のプレスリリースを修正する方法は、こちらの記事で確認できます。

2.後で確認したい場合は内容を保存しておく

PR TIMESで配信したプレスリリースを一度取り下げ・削除をすると、PR TIMESのサイト上だけでなく管理画面上からも閲覧や編集をすることができなくなります。

公開している誤ったプレスリリースを取り下げて、改めて訂正リリースを流す場合、元のプレスリリースの記載内容を確認することがあります。「元の記載内容がわからなくなってしまった!」ということのないよう、取り下げる前にPDFでダウンロードすると安心です。

3.PR TIMES以外でも公開していないか確認する

PR TIMES上での配信と合わせて、コーポレートサイトなどでプレスリリースを同時に公開していたり、メディアへ事前に個別連絡をしている場合もあるでしょう。

その場合には、そちらの取り下げ・削除も必要です。一度落ち着いて、情報を提供した箇所や公開している経路を確認し、関係者がいる場合は順番に連絡をしていきましょう。

プレスリリース配信前のチェックは念入りに

一度公開したプレスリリースを取り下げ・削除する理由はいくつか考えられます。記載内容や配信タイミングの誤りなど、未然に防げるものもあれば、タレントやキャラクターとの契約終了など、事前の約束で決まっているものもあるでしょう。

プレスリリースは公式の発表情報であり、メディアだけでなく、生活者や取引先など多くの人が目にするものです。特に、配信から間もない期間で取り下げや削除をすることはメディアを含む関係者にとって混乱を招く恐れがあります。

配信前に未然に防げるミスは回避できるよう、プレビュー画面の確認や社内のダブルチェック、メールのテスト配信機能などを活用することも有効です。

正しく適切な情報を丁寧に積み重ねていくことは、企業への信頼感に繋がります。プレスリリースの配信も、一つひとつ着実に発信していきましょう。

PR TIMESで配信したプレスリリースの取り下げ・削除に関するQ&A

PR TIMESのご利用を希望される方は、以下より企業登録申請をお願いいたします。登録申請方法料金プランをあわせてご確認ください。

PR TIMESの企業登録申請をするPR TIMESをご利用希望の方はこちら企業登録申請をする

この記事のライター

根本 智帆

根本 智帆

2016年にPR TIMES入社。化粧品・グルメ・美術館など様々な業界のPRパートナーとして、企画を立てたり、実行したり、イベントを開催したりしています。手探りで挑戦する広報さんや自分自身と向き合ってきたからこそ伝えたい、広報・PRやPR TIMESに関する情報をPR TIMES MAGAZINEで発信していきます。お茶とワインが好きです。

このライターの記事一覧へ