
世界ダウン症の日
2月20日は「アレルギーの日」。今回は「アレルギーの日」の意味や由来を解説します。
また、「アレルギーの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に医療業界の方や医薬品業界の方、アレルギーに関連する製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
2月20日は「アレルギーの日」です。財団法人日本アレルギー協会が、免疫学者の石坂公成氏と照子氏によりアレルギーを起こす原因となるIgE(免疫グロブリン)を発見した、1995年(平成7年)2月20日を記念日に制定しました。
さらに、毎年2月17日から23日の1週間を「アレルギー週間」としています。財団法人日本アレルギー協会は「アレルギー週間」に、全国で医療相談や講演会などの啓発普及活動を実施。
日本では花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなどに代表されるアレルギー疾患に悩まされる患者数が増加し、国民病として重要視されています。アレルギーに関する商品・サービス広報PR施策に活かせるでしょう。
「アレルギーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「アレルギーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「アレルギーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「アレルギーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「アレルギーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「アレルギーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「アレルギーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「アレルギーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「アレルギーの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
森永製菓株式会社は、原材料にアレルギー物質である小麦と乳を使用していない焼菓子「米粉でつくったミニムーンライト」を数量限定で発売することをプレスリリースで発表しました。長年の焼菓子開発で培った知見や技術を活かし、小麦粉不使用でありながら、「ムーンライト」の特長であるサクサクとした食感を実現しています。
プレスリリースでは、商品のイメージと特長をわかりやすく記載。アレルギー物質である小麦と乳を使わない製品開発に至った背景や開発者の思いを紹介しながら、興味・関心を高めている点もGOODポイントです。「アレルギーの日」に絡めた事例ではありませんが、アレルギー関連の商品を発売する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:選べるうれしさ、一緒に食べるたのしさを届けたい 原材料にアレルギー物質「小麦」「乳」 不使用※「米粉でつくったミニムーンライト」10月22日(火)より発売
製菓・製パン用の材料やレシピなど2万点以上を取り扱うECサイト「cotta(コッタ)」を展開する株式会社cottaは、米粉のトレンドやニーズについて解説する「米粉の購買データから読み解くトレンドと急成長の実態」をオンラインにて開催。加工食品メーカーの企画開発担当者や販売促進及びマーケティング担当者向けのウェビナーの詳細をプレスリリースで配信しました。
注目が高まりつつある米粉に着目し、自社サイトの購買データとあわせて解説する内容です。シンプルなプレスリリースですが、ウェビナーの開催を端的にまとめた本文構成やひと目で内容がわかるタイトルの付け方などがGOODです。記念日にちなんではいないものの、開催の約1ヵ月前にプレスリリースを配信したことで多くの人に認知されるとともに、参加人数の増加にも貢献した事例といえるでしょう。
参考:米粉ブームの再来で勢いが止まらない!米粉のトレンドやニーズについて徹底解説加工食品メーカー向けウェビナー開催
妊活~未就学児の親向けに発信する医療やヘルスケアの情報サイト「はぐふる」を運営する株式会社CMCエクスメディカは、医師専門家による性教育情報を発信している「命育」を運営するSiblings合同会社と共同セミナーを開催。第1回のテーマは「アレルギー」と「性教育」となる乳幼児の健康オンラインセミナーの案内をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、セミナーのテーマや開催日などの詳細を記載。1部でアレルギー、2部で性教育についてのセミナーを行い、それぞれ専門家を招いて実施することを紹介しています。講演内容を伝わりやすいように箇条書きで記しているのがGOOD。「アレルギーの日」に関する広報PRではないものの、アレルギーに関して親が注意すべきことや性の知識の伝え方など、各回でどのようなことが学べるのかがわかりやすい参考事例です。
参考:【はぐふる】乳幼児の保護者向け「アレルギー」×「性教育」のWEBセミナー開催決定【2024年2月20日(火)】
「アレルギーの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「アレルギーの日」は、ちょうどスギ花粉が多く飛ぶ季節で、アレルギーへの注目度が高い時期でもあります。アレルギー予防等に関連する製品やサービスを提供している場合は、積極的に発信するとより効果がある日といえるでしょう。
「アレルギーの日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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