
国際幸福デー
9月23日は「動物虐待防止の日」。今回は「動物虐待防止の日」の意味や由来を解説します。
また、「動物虐待防止の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に動物に関する商品・サービスを提供する企業の方や動物愛護活動に注力する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月23日は「動物虐待防止の日」です。動物愛護週間(9月20日〜26日)の真ん中にあたる23日は、「人と動物の優しい共生社会を築き、命の慈しみを大切に育む日」として2016年に非営利一般社団法人日本動物虐待防止協会により制定。同協会では、動物たちが虐待などで無意味な苦痛に晒されることのない社会の構築を目指し、さまざまな活動を行っています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「動物虐待防止の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「動物虐待防止の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「動物虐待防止の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「動物虐待防止の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「動物虐待防止の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「動物虐待防止の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「動物虐待防止の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「動物虐待防止の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。「動物虐待防止の日」に合わせたプレスリリースではなくても、動物に関連する商品・サービスの広報PR活動のヒントとなるはずです。
動物虐待を防止するミッションを掲げ設立された特定非営利活動法人 どうぶつ弁護団は、市民シンポジウムを開催することをプレスリリースで配信しました。「動物虐待問題、そして動物を護るために何ができるのか」について真剣に考えたいという思いから開催。
プレスリリースでは、プログラム内容やシンポジウム詳細を記載。当日、講師を務める杉本彩さんからのコメントを画像で掲載し、シンポジウム実施の意義を届けています。「動物虐待防止の日」に直接関連付けた事例ではありませんが、「動物虐待の予防によって、人と動物にやさしい社会を目指します」という同法人のミッションが読み手に伝わる構成が参考になります。
参考:9/8(日)市民シンポジウム開催決定! 「動物虐待問題について真剣に考える」at ステージフェリシモ(神戸)
株式会社ペトリコウェルは、犬に優しい優良ブリーダーだけとつながるマッチングサイト『Breeder Families』をリリースしたことをプレスリリースで発表。ユーザーに「正しい情報」と「安心してブリーダー/子犬を選べる場所」を提供します。
プレスリリースでは、サイトの特徴を3項目に分けて画像とテキストで紹介。さらに、同社創業の思いや、今後の動物業界についても記載しています。記念日にちなんだ事例ではありませんが、「犬に優しい世界を創る」未来への期待を募るなど、読み手が同社を支援したくなるようまとめられた構成が参考になります。
参考:動物福祉に本気、犬に優しい優良ブリーダーだけと繋がるマッチングサイト『Breeder Families』をリリース
猫と猫オーナーのために無農薬栽培にこだわったお花のみを取り扱うオンラインフラワーショップ「ネコハナ」を運営する株式会社ネコハナは、花束のラインナップ拡充およびグッズの販売開始。グッズの売り上げの10%を保護猫団体へ寄付するなど、ネコハナを通して猫たちの快適な生活をサポートします。
プレスリリースでは販売開始するグッズの紹介をはじめ、ネコハナの思い「猫と人が共に快適に暮らせる世界を作る」を掲載。記念日に関するプレスリリースの配信ではありませんが、猫オーナーや動物好きの方へ認知を広めるだけでなく、猫との共生発展へ期待を募らせた好事例です。
参考:猫にとって安全性の高い花のみを扱うオンラインフラワーショップ「ネコハナ」が花束のラインナップ拡充およびグッズの販売を開始いたします
「動物虐待防止の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「動物虐待防止の日」は動物愛護週間の中日にあたるため、「動物虐待防止の日」を含め1週間を通したイベントやキャンペーンを行いやすいといえます。動物に関する商品・サービスを提供する企業、動物愛護活動に取り組む企業は、9月23日の「動物虐待防止の日」に合わせたプレスリリースを配信するのも一案です。
記念日をうまく活用し、より多くの人に自社の活動を周知してみましょう。
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