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国際腐敗防止デー(12月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日国際腐敗防止デー(12月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月9日は「国際腐敗防止デー」。今回は「国際腐敗防止デー」の意味や由来を解説します。

また、「国際腐敗防止デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、企業の関連事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に国際デーや経済犯罪といったテーマに携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「国際腐敗防止デー」の意味・由来とは?

12月9日は「国際腐敗防止デー(International Anti-Corruption Day)」です。2003年12月9日、メキシコのメリダで開催された国際連合総会で「国連腐敗防止条約」が署名されたことから、記念日として制定されました。

国際機関の職員や公務員による汚職・腐敗行為を防止し、組織犯罪を撲滅することがおもな目的。教育・健康・福利厚生に必要な資源が有意義に用いられるよう、条約を通して世界各国でさまざまな取り組みを行う国際デーです。

毎年12月9日の「国際腐敗防止デー」には、国連薬物犯罪オフィス(UNODC)の事務局長が、公式サイトからメッセージを発信しています。国際的な企業でなくとも、贈収賄・横領の危険性を呼びかけたり、安全性の高いビジネスモデルを発信したりといった広報PRに活かせるでしょう。

「国際腐敗防止デー」をきっかけに広報PR活動する効果

「国際腐敗防止デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「国際腐敗防止デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「国際腐敗防止デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「国際腐敗防止デー」を元に発信をする流れ

「国際腐敗防止デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「国際腐敗防止デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「国際腐敗防止デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「国際腐敗防止デー」を広報PRに活かした事例

「国際腐敗防止デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「国際腐敗防止デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「国際腐敗防止デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.腐食・汚職がテーマの英国サスペンスドラマを無料配信

株式会社WOWOWプラスは、Prime Video「シネフィルWOWOW プラス」の公式YouTubeの配信情報についてプレスリリースを公開。汚職警官に立ち向かうサスペンス『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』のシーズン1を、期間限定で無料公開することを発表しました。

プレスリリースには作品イメージがわかる画像を掲載し、無料配信以外のエピソードに触れたのもGOOD。「国際腐敗防止デー」とは異なる事例ですが、キーワードと親和性の高いコンテンツ情報として発信するきっかけになるのではないでしょうか。

参考:【ドラマ全話無料】警察組織内部の腐敗と戦う汚職特捜班を描く、最上級の英国犯罪ドラマ『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』S1をYouTubeで期間限定全話無料公開!

事例2.調達方針の制定をプレスリリースで発表

株式会社オリエントコーポレーションは「サステナビリティに配慮した調達方針」を制定し、プレスリリースで発表しました。法令順守や腐敗防止、人権尊重など、方針の内容を項目に分けてまとめています。

「国際腐敗防止デー」の事例ではありませんが、メディア関係者をはじめとする幅広い層に、自社の取り組みや理念を伝えるよい機会です。タイムリーなプレスリリース配信によって、より効果的な認知拡大に寄与した有用な広報PR施策といえるでしょう。

参考:「サステナビリティに配慮した調達方針」制定のお知らせ

事例3.腐敗防止に取り組む関係者が議論するオンライン企画

一般社団法人・グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンは、「腐敗防止年次フォーラム2023」の開催情報をプレスリリースで発表しました。腐敗防止に取り組む関係者が集い、「腐敗防止マネジメントの最前線」をテーマに議論するオンライン企画です。

トークテーマとイベント名がわかるシンプルなプレスリリースタイトルと、取り組みの目的を訴求した内容がGOOD。こちらも「国際腐敗防止デー」のプレスリリースではありませんが、開催の約1ヵ月前に情報を発信することで潜在層へ認知を広めた好事例です。

参考:腐敗防止マネジメントの最前線~ 腐敗防止年次フォーラム2023開催のお知らせ

「国際腐敗防止デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月9日の「国際腐敗防止デー」は、国際デーのなかでも、企業の腐敗問題・防止策といった取り組みに注目が集まりやすい記念日です。

組織のガイドライン更新を検討している人や、SDGsなどサステナビリティにまつわる取り組みに携わっている方にとっては特に、「国際腐敗防止デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「国際腐敗防止デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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