ナンの日
8月9日は「かばんの日」。今回は「かばんの日」の意味や由来を解説します。
また、「かばんの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に製造業の方や、かばんを中心に取り扱う企業の方は参考にしてみてください。
「かばんの日」の意味・由来とは？
8月9日は「かばんの日」です。かばんの製造や小売りをはじめ、かばん産業の事業者が集まる一般社団法人・日本かばん協会によって制定されました。
日付は、英語でかばんを意味する「BAG」を「バ（8）ッグ（9）」と読む語呂合わせが由来。技術力や品質、素材のよさなど、日本製のかばんならではの魅力を知ってもらい、かばん産業を発展させることが目的です。
同協会は、毎年「かばんの日」に合わせてかばんのプレゼントキャンペーンを実施しています。
キャンペーン企画はもちろん、新商品のプレスリリースに絡めたり、「かばんの日」にちなんだイベントを開催したり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「かばんの日」をきっかけに広報PR活動をする効果
「かばんの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「かばんの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「かばんの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「かばんの日」を元に発信をする流れ
「かばんの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1．「かばんの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2．コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3．自社サービスやプロダクトと「かばんの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4．発信するコンテンツを作成する
STEP5．媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「かばんの日」を広報PRに活かした事例
「かばんの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「かばんの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「かばんの日」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。
事例1．リュック型バッグを展開してごっこ遊びができる新商品
総合雑貨メーカーの株式会社ハックは、ごっこ遊びができる新商品「バッグで遊ぼう」シリーズの発売情報を公開。リュック型のバッグを開くと、お医者さんや大工さん、ペットショップ屋さんになりきれるコンパクトな子ども用玩具です。
プレスリリースでは、商品詳細として、シリーズごとに商品画像と特徴を紹介しています。画像に何点セットかを入れることで、商品の情報がわかりやすくGOOD。記念日にちなんだ事例ではありませんが、メディア関係者へ情報が届きやすい発売の約2ヵ月前にプレスリリース配信は、広報PR活動のうえで見本となる配信タイミングです。
参考：カバンを開けばどこでも「ごっこ遊び」憧れの大工さんやペットショップ屋さん、お医者さんになりきろう！「バッグで遊ぼう」シリーズが8月新発売
事例2．かばんのサイズに合わせて底板が切れる製品を開発
使いやすさと面白さをザインする仕掛人101合同会社は、「バッグのそこが大事」と名付けたバッグの底板の開発情報をプレスリリースで発表しました。自分のバッグに合わせて底板のサイズを調整できる、自由度の高いアイテムです。
方眼線に合わせてハサミで簡単にカットできるだけでなく、隠しポケットや消臭ネームといった汎用性がユニークなポイント。開発に至ったきっかけや完成までの経緯にも訴求し、企業としての取り組みを積極的に発信したプレスリリースがGOODです。「かばんの日」に関する事例ではありませんが、単なる販売開始の情報だけではなく「開発」を視点にした発信は目を引きます。
参考：「バッグのそこが大事」 自分のバッグに合わせて簡単にバッグの底板が作れる。消臭・隠しポケット付きの機能性底板
事例3．写真と動画で新シリーズ展開をプレスリリース配信
生活雑貨メーカーの株式会社マーナは、「Shupatto」の新シリーズ展開を発表しました。今回発売するのは、「ライトアウトドア」シリーズから誕生した「Shupatto パッカブルバッグ」と「Shupatto 保冷バッグ」の2種類。
プレスリリースでは、ラインナップがひと目でわかる商品写真を1枚目に掲載し、続いてYouTube動画を掲載することで利用シーンをアピールしています。画像が豊富なプレスリリースに仕上がっており、文字では伝わりにくい部分にもうまく訴求している点が参考にしやすい広報PR事例です。
参考：一気にたためるバッグ「Shupatto 」に、お出かけを楽しむ方に向けた「ライトアウトドア」シリーズが登場。
「かばんの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「かばんの日」は、かばんに注目が集まりやすい日です。かばんの製造・販売に携わっている方や、かばんをはじめとする収納関連用品の開発を手掛ける企業の方にとっては特に、「かばんの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「かばんの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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