
心の介護に向き合う日
3月10日は「サボテンの日」。今回は「サボテンの日」の意味や由来を解説します。
また、「サボテンの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に多肉植物を取り扱っている方や、サボテンを用いたケア用品を製造・販売している方は、ぜひ参考にしてみてください。
3月10日は「サボテンの日」です。岐阜県瑞穂市で大規模なサボテン園を経営する、株式会社岐孝園によって制定されました。
日付は、「サ(3)ボテン(10)」と読める語呂合わせから。また、3月はサボテンが花を咲かせるシーズンであることも由来となっています。
記念日制定のおもな目的は、サボテンに関する情報を発信し、その特徴や魅力をより多くの人に知ってもらうことです。毎年3月10日前後には、植物を販売する企業を中心に、「サボテンの日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催。
近年では特にサボテンの注目度が高まっており、植物園や花屋だけでなく、雑貨店での取り扱いも多く見られます。サボテンそのものの広報PRに加え、サボテンの成分を活かした商品の紹介にも有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「サボテンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「サボテンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「サボテンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「サボテンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「サボテンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「サボテンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「サボテンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「サボテンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「サボテンの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社伊豆シャボテン公園は、静岡県の「伊豆シャボテン動物公園」にて、2024年10月12日~11月26日に「第11回おもしろサボテン品評会」を開催することをプレスリリースで配信しました。珍しい秘蔵植物や珍奇なサボテンなど10株を展示し、来園者の投票で順位が決定します。
プレスリリースには、ねじり飴を彷彿とさせるサボテンや希少な多肉植物など、会場に展示する植物の画像を掲載。見た目に特徴があるものを紹介する際は、画像を多く載せることでよりイメージがより伝わってGOODです。記念日を絡めた例ではありませんが、サボテンに関する事業を行う企業ならではの広報PR活動といえます。
参考:伊豆シャボテン動物公園で「第11回おもしろサボテン品評会」開催!
プラントの鉄部・配管の塗装業を中心に行う武井工業株式会社は、ガーデニング商品のECサイト「タケフォルニアガーデン」を開設。オープンの数日後にプレスリリースを配信し、サボテンを中心とした取り扱い商品を紹介しました。
「サボテンの日」に関する事例ではありませんが、「手間いらず」「新たな挑戦」など、潜在・顕在層を問わず多くの人の興味を惹くタイトルが特徴的です。実際に所有している多数のサボテンを写真で紹介し、自社が誇るアイテム数や今後の展望にも触れています。
参考:プラント塗装業・武井工業株式会社 手間いらずの“サボテンガーデニング”で新たな挑戦 ECサイト『タケフォルニアガーデン』開始
医薬品原料・原薬や有用植物原料の輸入を行う綿半トレーディング株式会社は、生物系特定産業技術研究支援センターが公募した「令和5年度オープンイノベーション研究・実用化推進事業」で、学校法人中部大学との共同研究を開始。詳細をプレスリリースで配信しました。
サボテンの野菜・加工原料としての有用性を日本に定着させるための基盤技術の開発を目的とした研究です。プレスリリースでは研究における両者それぞれの役割のほか、課題や今後の展望についても具体的に記したのがGOOD。「サボテンの日」に絡めた事例ではないものの、難しい用語を使わず誰が読んでも理解できるプレスリリースの書き方が参考になります。
参考:中部大学と「サボテン等多肉植物の活用に向けた潜在能力の発掘と解明」についての共同研究開始
3月10日の「サボテンの日」は、多肉植物やサボテンに注目が集まりやすい日です。植物を扱う企業の方や、サボテンにちなんだ製品を販売する企業の方にとっては特に、「サボテンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「サボテンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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