月ロケットの日
4月23日は「地ビールの日」。今回は「地ビールの日」の意味や由来を解説します。
また、「地ビールの日」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や飲食店を経営している企業、地ビールメーカー、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
「地ビールの日」の意味・由来とは?
4月23日は「地ビールの日」です。1999年(平成11年)に、日本地ビール協会を中心とした「地ビールの日選考委員会」によって制定されました。
日本に生まれつつある「ビール文化」を大きく育てることを目的としており、日付は公募により決定。この日は、ドイツで「ビール純粋令」が施行された日で、ドイツでは「ビールの日」となっていることから、多くの人がこの日に応募したそうです。
「地ビールの日」は、「ビールの日」や「クラフトビールの日」とも呼ばれています。
「地ビールの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「地ビールの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「地ビールの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「地ビールの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「地ビールの日」を元に発信をする流れ
「地ビールの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「地ビールの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「地ビールの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「地ビールの日」を広報PRに活かした事例
「地ビールの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「地ビールの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「地ビールの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.AIが考案したクラフトビール「AIビール」を販売
編集者によるクリエイティブエージェンシー株式会社かくしごとは、代官山のクラフトビール専門店「ビビビ。」にて、AIがレシピを考案したクラフトビール「AIビール」の販売開始をプレスリリースで配信しました。同社がコンセプト設計・AIディレクションをし、AIによるクラフトビールのレシピ開発、ビジュアル制作を実現。墨田区の人気ブルワリー「ミヤタビール」のオーナーの宮田昭彦氏が監修した「AIビール」です。
プレスリリースにはインパクトのあるアイキャッチを掲載し、AI(ChatGPT)がレシピを考案したクラフトビールであることを訴求。なぜ「クラフトビール×AI」なのか、背景を載せたうえで、企画チームやブルワリーの声を記した展開がGOODです。記念日に関する事例ではありませんが、ビールの新たな広報PRとして参考になるプレスリリースではないでしょうか。
参考:AI考案のクラフトビール「AIビール」が4月9日より代官山「ビビビ。」で販売開始
事例2.和歌山県のクラフトビール10種類が飲み放題のイベントを開催
和歌山ターミナルビル株式会社が運営するホテルグランヴィア和歌山は、2024年5月15日に開催するイベント情報についてプレスリリースを配信。和歌山県のクラフト生ビールの飲み放題が楽しめる「クラフト生ビールの祭典」です。
今回は「JAPAN BREWERS CUP 2024 IPA 部門」で1位を受賞したNOMCRAFT BREWING『OCTOPUS KING』など全4社10種類のビールが登場。記念日にちなんだ事例ではありませんが、プレスリリースではイベントの見どころや概要についてわかりやすくまとめているのがGOODです。参加ブルワリー4社の紹介やイメージ写真で雰囲気を伝えているのも参考になるポイントです。
参考:【ホテルグランヴィア和歌山】和歌山県のクラフト生ビール10種類が飲み放題!第5弾「クラフト生ビールの祭典」和歌山のブルワリー4社が集結!
事例3.車内でクラフトビールを楽しめる列車を2日間限定で運行
クラフトビールのイベント「京都湯上がりクラフトビール祭2024~Afterbathcraftbeer~ABC祭」を主催する株式会社メゾネットは、近畿日本鉄道との初コラボレーション企画についてプレスリリースを配信。2024年5月4日・5日の2日間、観光列車「つどい」とのコラボ列車「京都湯上がりクラフトビール列車『つどい』」を運行します。
プレスリリースには、コラボ列車では醸造所「大和醸造」のクラフトビールが飲めるほか、イベントオリジナルラベルビールのお土産などを用意していることを紹介。タイトルをひと目見ただけで、クラフトビールと列車の初コラボであることや開催日がわかるようにまとめられているのも参考になるポイントです。
「地ビールの日」にちなんだプレスリリースではありませんが、新規性や限定性、意外性などの複数の要素を盛り込みニュースバリューを高めた好事例といえるでしょう。
参考:前代未聞!京都湯上がりクラフトビール列車「つどい」が運行!京都湯上がりクラフトビール祭と近畿日本鉄道が初コラボ!2024年5月4日(土・祝)、5日(日・祝)限定
「地ビールの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「地ビールの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
地ビールやクラフトビールに関したイベントやキャンペーンはもちろん、ビールに関した調査リリースを出すのも一案です。地ビールを製造・販売している企業は積極的に発信するとよいでしょう。また、地ビールのおともとしての食品もPRできそうです。
今一度、「地ビールの日」をきっかけに自社製品やサービスの広報PRを検討してみてはいかがでしょうか。
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