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日本遺産の日(2月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日日本遺産の日(2月13日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月13日は「日本遺産の日」。今回は「日本遺産の日」の意味や由来を解説します。

また、「日本遺産の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に日本遺産に関するイベントや商品開発に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「日本遺産の日」の意味・由来とは?

2月13日は「日本遺産の日」。文化庁および、全国の日本遺産認定地域から構成される日本遺産連盟が制定した日本の記念日です。

日付は、「に(2)ほん、い(1)さん(3)」と読む語呂合わせが由来になっています。日本遺産への理解と関心を深め、有形・無形の文化財の魅力を国内外に発信することが、記念日制定のおもな目的です。

2020(令和2)年2月13日には、文化庁が「日本遺産の日」を記念したシンポジウムを開催しました。優れた文化財を認知してもらうことだけでなく、継続的な整備・活用も重要です。

「日本遺産の日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、地域ならではの文化財を紹介したり、日本遺産に絡めたプレスリリースを発信したりといった広報PRに有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「日本遺産の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「日本遺産の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「日本遺産の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「日本遺産の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「日本遺産の日」を元に発信をする流れ

「日本遺産の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「日本遺産の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「日本遺産の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「日本遺産の日」を広報PRに活かした事例

「日本遺産の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「日本遺産の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「日本遺産の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.全国の日本遺産と観光情報を紹介するムック本

旅行・ライフスタイル情報を提供する株式会社JTBパブリッシングは、新刊『るるぶ日本遺産』の発売をプレスリリースで告知しました。日本各地の日本遺産を取り上げ、104のストーリーとグルメ・ショップ・宿などを紹介するムック本です。

プレスリリースのタイトルはシンプルですが、「知れば知るほどおもしろい」「ニッポンの深層部」と興味を引く文言をつけているのがGOODポイント。また、掲載内容がイメージしやすいよう、ページの一部を画像で紹介した点も参考になります。記念日にちなんだ事例ではありませんが、日本遺産に関する情報発信の際の見本となるプレスリリースの構成ではないでしょうか。

参考:知れば知るほどおもしろい。ニッポンの最深部を楽しむガイドブック!『るるぶ日本遺産』1月31日(水)発売

事例2.「炭鉄港」の魅力を発信するサイトを公開

北海道の炭鉄港推進協議会は、日本遺産である「炭鉄港」の広報PR活動として公開した専用ページにちての情報をプレスリリースで配信。ANAあきんど札幌支店と連携し、ANA公式サイト内に新設するプロジェクトです。

プレスリリースでは、公開サイトのキャプチャをアイキャッチに設定し、公開日時や掲載概要といった情報を記載したのがGOODポイント。「日本遺産の日」に関する発信ではありませんが、公開当時に合わせてプレスリリースを配信することで、認知拡大効果に寄与した事例です。

参考:ANA公式サイトにおける日本遺産「炭鉄港」PRページの公開について | 北海道のプレスリリース

事例3.日本遺産・びわ湖への誘致を目的としたプレスリリース

一般社団法人・StudioBiwakoは、民間企業等から構成される「びわ湖の魅力発信推進協議会」が、サステナブルなインバウンドガイドツアー研修を実施することをプレスリリースで配信。日本遺産のひとつであるびわ湖を活かした、インバウンドツアーやそれを案内する研修事業に関する情報です。

都市圏からアクセスがよいこと、比叡山などの自然に囲まれていることなど、びわ湖ならではの魅力を写真とともに紹介したプレスリリースがGOODです。ガイドツアーの内容や参加者のコメントにも触れることでインバウンド旅行客にアプローチし、多くの注目を集めた広報PR事例。日本遺産の魅力を伝える取り組みを発信する際に、写真の掲載方法や構成が参考になるプレスリリースです。

参考:日本遺産びわ湖でサステナブルなインバウンドガイドツアー研修を実施

「日本遺産の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月13日の「日本遺産の日」は、日本各地にある文化財に注目が集まりやすい日です。歴史をテーマにした商材を扱っている方や、日本遺産に関する企画を検討している方にとっては特に、「日本遺産の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「日本遺産の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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