ベルトの日
11月5日は「縁結びの日」。今回は「縁結びの日」の意味や由来を解説します。
また、「縁結びの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に恋活・婚活業界の方や、恋愛をテーマとした商品を手がける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「縁結びの日」の意味・由来とは?
11月5日は「縁結びの日」です。島根県の「神話の国 縁結び観光協会」によって制定されました。
現在の暦で11月に相当する旧暦10月が「神無月」(島根県では「神在月」)と呼ばれ、全国から出雲の地(島根県)に神々が集まる日とされていることから、人々の良いご縁が結ばれることを願って定められています。
日付は、「いい(11)ご(5)えん」という語呂合わせにちなんで11月5日となりました。縁結びの神を祀る全国の神社では、「縁結びの日」に合わせイベントが行われることもあります。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「縁結びの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「縁結びの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「縁結びの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「縁結びの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「縁結びの日」を元に発信をする流れ
「縁結びの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「縁結びの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「縁結びの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「縁結びの日」を広報PRに活かした事例
「縁結びの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「縁結びの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「縁結びの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「縁結び神社・パワースポット特集」の特設ページを公開
電話占いサービス「電話占いカリス」を運営する株式会社ティファレトは、占い師監修の「縁結び神社・パワースポット特集」の特設ページをWebサイト内でオープン。特設ページの一部をプレスリリースで紹介しました。
プレスリリースでは、特設サイトで紹介されている縁結びにに関する神社・パワースポット16選から、2ヵ所をピックアップ。画像を大きく載せ、見どころを伝えています。続きを促すように、特設サイトのURLを掲載しているのもGOOD。「縁結びの日」に関連した発信ではありませんが、今回の事例のように特設サイトのオープン合わせて、プレスリリースを配信した参考になる広報PR事例です。
参考:【縁結び神社・パワースポット特集】この春本気で叶えたい恋があるあなたに捧ぐ…占い師が本気で選んだ縁結びスポットをご紹介!
事例2.「縁結びの日」に「いいご縁の日プロジェクト」を始動
公益社団法人島根県観光連盟は、「ご縁の聖地」と呼ばれる出雲路(松江市・出雲市・安来市)にて、「いいご縁の日プロジェクト」「縁結びの日」である11月5日より始動することを発表しました。
プレスリリースでは、プロジェクトの詳細を掲載。出雲路ならではの観光地や名物をモチーフにした絵馬とおみくじがセットになった「えまみくじ」をはじめ、島根県産品のカタログギフトが当たるプレゼントキャンペーンなど、見どころを紹介しています。プロジェクトの魅力が伝わる構成がGOOD。「縁結びの日」と絡めた参考事例です。
参考:島根県・出雲路(いずもじ)「ご縁の聖地」で いいご縁(115)を 「いいご縁の日プロジェクト」11月5日始動
事例3.お寺で開催する保護猫の譲渡会「お寺で猫の縁結び」
保護猫カフェの運営を行う株式会社ネコリパブリックは、岐阜県羽島市の本覚寺での保護猫譲渡会を実施することをプレスリリースで配信しました。同日開催のスタッフによるコンシェルジュツアーや、チャリティーバザーの収益が保護猫活動に役立てられることについても紹介をしています。
プレスリリースでは以前の譲渡会の様子や参加予定の猫の写真を複数掲載しており、イベントの雰囲気がイメージしやすい点がGOOD。今後のスケジュールを記載し、次回以降の譲渡会にもつなげています。記念日に関連した発信ではありませんが、縁結びと絡めて「お寺で猫たちの縁結び」と題した保護猫の譲渡会のタイトルが目を引く好事例です。
参考:お寺で猫たちの縁結び!?岐阜県羽島市で保護猫譲渡会開催!お買い物が保護猫活動に役立つチャリティーバザーと、コストコ再販店NECOSもやってくる!
事例4.日本酒好きのための婚活イベントを開催
清酒製造業を営む株式会社一ノ蔵は、結婚相談所ブライダルパートナーズとタッグを組み、日本酒好きの独身者のための婚活イベント「第3回 日本酒縁結び会」を開催することをプレスリリースで発表。一ノ蔵の日本酒11種類と「日本酒縁結び会」のためだけに作られた特製弁当をきっかけに、良いご縁を結ぶ企画です。
画像は、キャンペーンビジュアルのみを使用したシンプルなプレスリリースではありますが、開催概要がわかりやすくまとめられている点がGOOD。10組中8組のマッチングという昨年の実績が具体的な数字で掲載されているのも参考になるポイントです。記念日にちなんだ発信ではありませんが、過去の具体的な数字で成果を示すことで、イベントへの信頼度を高めた参考事例です。
参考:一ノ蔵協賛 ~日本酒好きのための婚活イベント「第3回 日本酒縁結び会」2024年2月17日(土)東京にて開催
「縁結びの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「縁結びの日」は、恋愛に注目が集まり、恋活・婚活やパワースポットを想起させるきっかけになる日です。
恋活・婚活サービスを手がける企業の方や、神社・占いにかかわる企業の方にとっては特に、「縁結びの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「縁結びの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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