
駆け落ちの日

11月18日は「音楽著作権の日」。今回は「音楽著作権の日」の意味や由来を解説します。
また、「音楽著作権の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に音楽業界の方や、音楽著作権に関する商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月18日は「音楽著作権の日」です。1939(昭和14)年、音楽著作物の保護や利用の円滑化を図るために活動する、一般社団法人・日本音楽著作権協会(JASRAC)によって制定されました。
日付は、同協会が1939年11月18日に設立された出来事にちなんでいます。2019年には設立80周年を迎え、同年11月18日に東京都内で記念式典が執り行われました。
音楽著作権は、コンテンツの作曲者や作詞者の権利を守る重要な法律のひとつ。音楽業界を中心に、著作物について情報を発信したり、著作権に関するサービスのプレスリリースを発信したりといった広報PR活動にも活かせるでしょう。
「音楽著作権の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「音楽著作権の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「音楽著作権の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「音楽著作権の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「音楽著作権の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「音楽著作権の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「音楽著作権の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「音楽著作権の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「音楽著作権の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
著作権管理事業や音楽配信事業などを展開する株式会社NexToneは、新サービス「Virco」のプレスリリースを配信しました。音楽出版社の著作権管理業務をDX化し、業務の効率化や透明化を実現するクラウドサービスです。
「音楽著作権の日」にちなんだ事例ではありませんが、自社ならではの機能や利用者のメリットなどを発信することで、新規性・独自性を効果的に伝えています。サービスの概要だけでなく、今後の展開にも触れています。市場での利用イメージを想起させた点もGOODです。
参考:音楽出版社の著作権管理をDX化する新クラウド「Virco」提供開始
一般社団法人・日本音楽著作権協会(JASRAC)は、第11回JASRAC音楽文化賞をプレスリリースで発表しました。音楽活動を行っている個人や作品などを称え、音楽文化の発展を促すことを目的としたプロジェクトです。
プレスリリースでは3組の受賞者をピックアップしたうえで音楽文化賞の概要を紹介し、さらに顕彰理由や受賞者の実績などをまとめています。「音楽著作権の日」の事例ではありませんが、メディア関係者を中心に多くの人が取り組みに注目するプレスリリースに仕上がっているといえるでしょう。
参考:日本音楽著作権協会(JASRAC)は、第11回JASRAC音楽文化賞を発表しました
動画編集ソフトや製図ソフトなどを開発・提供する株式会社ワンダーシェアーソフトウェアは、2024年9月17日と18日に、動画編集をする人1,010人を対象に自社調査を実施。「AI活用による動画編集のスキルセット」についてアンケートを取り、プレスリリースで結果を発表しました。
こちらも「音楽著作権の日」に関する事例ではありませんが、AIが普及する現代ならではの、トレンドをうまく取り入れた広報PR施策といえます。アンケート結果を可視化したグラフを掲載し、興味・関心を引いたビジュアルもGOODな事例です。
参考:AI時代の動画制作で問われる、人間ならではの感性とスキルとは?
11月18日の「音楽著作権の日」は、楽曲の著作権に注目が集まりやすい日です。音楽業界の方だけでなく、著作権に関するシステムを開発・運用している方にとっては特に、「音楽著作権の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「音楽著作権の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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