証券取引所の大納会
11月28日は「太平洋記念日」。今回は「太平洋記念日」の意味や由来を解説します。
また、「太平洋記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に観光業界の方や、太平洋に関する商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「太平洋記念日」の意味・由来とは?
11月28日は「太平洋記念日」です。1520年の11月28日に、ポルトガルの探検家であるフェルディナンド・マゼラン氏が太平洋に出たことを記念する日として、広く知られています。
当時マゼラン氏が挑戦していたのは、世界一周の航海。のちに「マゼラン海峡」と名付けられる南米大陸最南端の海峡を越え、はじめて太平洋に出ました。このとき、マゼラン氏が「平穏な海(El Mare Pacificum)」と表現したことが、「太平洋(Pacific Ocean)」の由来となっています。
日本列島が周縁部に位置する太平洋は、全地表が約3分の1にあたる世界最大の海洋です。歴史にまつわる商材の紹介はもちろん、太平洋クルーズのプレスリリースを発表したり、太平洋を題材にした書籍を紹介したりといった広報PRに活用できるでしょう。
「太平洋記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「太平洋記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「太平洋記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「太平洋記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「太平洋記念日」を元に発信をする流れ
「太平洋記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「太平洋記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「太平洋記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「太平洋記念日」を広報PRに活かした事例
「太平洋記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「太平洋記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「太平洋記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.太平洋をイメージしたウォッチブランドの新シリーズを発売
美容商品から輸入時計まで幅広い商品の企画を手掛ける株式会社リベルタは、ウォッチブランド「Luminox(ルミノックス)」の新モデルについてプレスリリースを配信しました。「PACIFIC DIVER SERIES」という名の通り、太平洋のビーチやヤシの木などをイメージしたデザインを特徴としています。
「太平洋記念日」の事例ではありませんが、PACIFIC(太平洋)の文言を強調し、本シリーズならではのデザインとバリエーションを訴求したのがGOODです。新商品の発売情報と併せて、期間限定のプレゼントキャンペーンについても触れています。
参考:【腕時計ルミノックス】~人気のパシフィックダイバーシリーズ新作~太平洋に映えるカラフルなクロノグラフにSSブレスモデル登場!
事例2.Webページリニューアルと周年記念キャンペーンに関するプレスリリース
株式会社ICMは、高級クルーズ個人旅行専門デスク「iCruise(アイ・クルーズ)」ブランドの設立5周年を記念し、期間限定キャンペーンを開催することを発表しました。Webページのリニューアルによる機能拡充についてもプレスリリースで紹介しています。
こちらも「太平洋記念日」の事例ではありませんが、太平洋をはじめさまざまなエリアでのクルーズ商品を扱う企業として、記念日に絡めたプランを発信したり、さらに自社の周年記念に絡めたりといった広報PR施策も検討できるでしょう。ブランドロゴや、クルーズがイメージできる写真を掲載したビジュアルもGOODなプレスリリースです。
参考:高級クルーズ専門”iCruise”設立5周年記念キャンペーンスタート
事例3.アジア太平洋に関するSDGs国際フォーラム
公益財団法人・地球環境戦略研究機関(IGES)は、第15回持続可能なアジア太平洋に関する国際フォーラム「ISAP(アイサップ)2023」の開催情報を発表しました。2023年12月19日に全体会合、10月から翌1月にテーマ別会合の実施を告知するプレスリリースです。
「太平洋記念日」とは少し違った切り口ですが、開催概要がわかりやすいタイトルや、「確変的ダイナミクス」を紹介したシンプルな構成が参考になります。アジア太平洋を中心とする国際的な取り組みや、オンライン配信コンテンツの広報PR施策などにも活用してみてはいかがでしょうか。
「太平洋記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月28日の「太平洋記念日」は、太平洋を発見した歴史や、クルーズ旅行を想起させるきっかけになる日です。観光業界の方や、太平洋に関する情報を発信している方にとっては特に、「太平洋記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「太平洋記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】