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さくらねこの日(3月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日さくらねこの日(3月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月22日は「さくらねこの日」。今回は「さくらねこの日」の意味や由来を解説します。

また、「さくらねこの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、広報PRの実例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に動物業界の方や、捨て猫のボランティア活動に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「さくらねこの日」の意味・由来とは?

3月22日は「さくらねこの日」です。2019年、猫の殺処分ゼロを目指して活動する、公益財団法人・どうぶつ基金によって制定されました。

日付は「さ(3)くら」と「ニャン(2)ニャン(2)」の語呂合わせを組み合わせて、3月22日としたのが由来です。

不妊手術を終えた印として、耳先を花びらの形のように少し切り取ることで「さくら耳」を持つ猫が「さくらねこ」と呼ばれています。

飼い主のいない猫を捕獲(Trap)し、不妊手術(Neuter)をして元の場所に戻す(Return)ための「TNR活動」を多くの人に知ってもらうことが、記念日制定の目的です。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「さくらねこの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「さくらねこの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「さくらねこの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「さくらねこの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「さくらねこの日」を元に発信をする流れ

「さくらねこの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「さくらねこの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「さくらねこの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「さくらねこの日」を広報PRに活かした事例

「さくらねこの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「さくらねこの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「さくらねこの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「さくらねこの日」に合わせて、保護猫や命について考える短歌コンテスト

公益財団法人・どうぶつ基金は、「さくらねこ短歌コンテスト」と題したプロジェクトを実施しました。さくらねこや、飼い主のいない猫のことを考えるきっかけにするための企画で、大賞・優秀賞作品は3月22日の「さくらねこの日」に発表。

さくらねこや保護猫の受け入れに興味がある人はもちろん、新たに考えるきっかけを作っているのがプロジェクトの魅力といえます。プレスリリースには、「さくらねこ短歌コンテスト 概要」のテーマにて「さくらねこ」に関する解説も記載。記念日にちなんだ広報PR施策だけでなく、読み手に伝わるように情報をまとめた構成がGOODです。

参考:さくらねこ短歌コンテスト開催!~2月15日から作品募集開始~

事例2.保護犬・猫と飼い主候補者をつなぐ譲渡会を実施

パナソニック株式会社は、パナソニックセンター東京で開催する「パナソニック保護犬猫譲渡会2024」についてプレスリリースを配信しました。これまでの約2倍に拡大した譲渡会コーナーで、保護犬・猫と飼い主候補者とをつなぐ役目を果たします。

一見、保護犬猫とは関連性の低い企業ですが、「人や社会が幸せになることを目指す」「おなじ家でクラス動物たちも家族」とプレスリリースに明記し、企画の背景に触れているのがGOODポイント。記念日に関する事例ではありませんが、企業としての取り組みを積極的に発信するプレスリリースは、メディアフックにもなっています。

参考:「パナソニック保護犬猫譲渡会2024」、4/27(土)、28(日)にパナソニックセンター東京で開催~譲渡会コーナースペースを約2倍に。写真展やチャリティマーケットも同時開催

事例3.保護猫カフェのクラウドファンディング開始をプレスリリースで発表

一般社団法人・和は、保護された成猫たちと家族との出会いを目的にオープンした「ねことカフェ|大阪天王寺店」について、プレスリリースを配信しました。2023年11月にオープンしたカフェですが、支援企業の事業見直しにより白紙になったため、クラウドファンディングを実施。

プレスリリースには新しい店舗ということもあり、清潔感のある内装や猫たちの様子を豊富な写真で紹介しているのがGOODポイントです。記念日にちなんだ広報PRではありませんが、「望みをかけ」と切実なタイトルをつけるなど、窮地からのサービス展開を記したプレスリリースは多くの人の目に留まり、支援者の増加も期待できる好事例といえるでしょう。

参考:ご縁を繋ぐ保護猫カフェ【ねことカフェ】が望みをかけREADYFORでクラウドファンディングを開始!

「さくらねこの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月22日の「さくらねこの日」は、飼い主がいない猫や動物の保護活動に注目が集まりやすい日です。TNR活動に携わっている方や、動物保護に関する情報発信を担う企業・団体の方にとっては特に、「さくらねこの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「さくらねこの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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