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刺身の日(8月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日刺身の日(8月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月15日は「刺身の日」。今回は「刺身の日」の意味や、日付の由来を解説します。

また、「刺身の日」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や魚介類を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「刺身の日」の意味・由来とは?

8月15日は「刺身の日」です。制定した時期や組織は明確でないものの、日本の記念日のひとつとして広く知られています。

日付は、1448(文安5)年8月15日の日記に、現代と同様の刺身に関する記載があったことが由来。中原康富(なかはらのやすとみ)が記した『康富記』に、「鯛なら鯛とわかるやうにその魚のひれを刺しておくので刺し身、つまり『さしみなます』の名の起り」といった日記が残っています。

1399(応永6年)6月10日付けの文献が初出であるという説もありますが、現在の「刺身の日」の由来として有力なのは、8月15日の『康富記』です。

日本食文化として世界的にも有名な刺身は、飲食業界の広報PR活動に有用といえます。魚介類を中心に、刺身の認知を拡大する効果も期待できるでしょう。

「刺身の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「刺身の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「刺身の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「刺身の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「刺身の日」を元に発信をする流れ

「刺身の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「刺身の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「刺身の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「刺身の日」を広報PRに活かした事例

「刺身の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「刺身の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「刺身の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.日本各地で育つブランドサーモンの全国養殖産地マップが発売

水産業専門の日刊紙『みなと新聞』を刊行する株式会社みなと山口合同新聞社は、全国のサケ・マス養殖産地をまとめた「ご当地サーモン産地マップ」を発売。詳細をプレスリリースで配信しました。

お刺身や寿司ネタとして人気の高いサーモンはノルウェーやチリからの輸入物が中心である中、近年は日本各地でブランド名を冠した養殖サーモンが続々と登場。「ご当地サーモン産地マップ」は日本のサーモン養殖業界の現状を調査し、地図と一覧表にまとめて集約したものです。

プレスリリースでは注目産地のマップをメイン画像に設定し、どんな人におすすめの内容なのかを示したうえで、主な掲載内容を紹介。商品のイメージが伝わりやすくGOODです。「刺身の日」にちなんだ発信ではありませんが、水産業界の発展に寄与する情報をプレスリリースで配信した参考事例といえます。

参考:広がるご当地サーモン 全国養殖産地マップ刊行

事例2.本物そっくりな刺身をモチーフにした前髪クリップをカプセルトイで販売

株式会社イオンファンタジーは、カプセルトイ「前髪クリップ〜お刺身編〜」を2023年6月16日より販売することをプレスリリースで発表。アミューズメント施設「モーリーファンタジー」や「PALO」、カプセルトイ専門「TOYS SPOT PALO」などに設置する同社のオリジナルキャッシュレスカプセルトイマシン「かぷえぼ」限定のカプセルトイです。

プレスリリースでは、商品の特徴や概要を端的にまとめて説明し、マグロトロ、エビ、ホタテのほか、醤油小皿など全12種類の画像を掲載。実際に前髪にクリップをつけた写真も併せて紹介することで、よりイメージしやすいように工夫されています。「刺身の日」にちなんだ事例ではありませんが、「刺身」をアイテムにしたプレスリリースの画像の活用方法が参考になる事例です。

参考:思わず食べたくなる!本物そっくりなお刺身デザインの『前髪クリップ』が6月16日(金)より「かぷえぼ」のカプセルトイになって順次展開

事例3.アパレル企業×福島県のプロジェクトで養殖サーモンを販売

株式会社ビームスが展開する日本の魅力を発信する「BEAMS JAPAN(ビームス ジャパン)」は、福島県と共同で県の魅力を発信するプロジェクト「ふくしまものまっぷ」の第40弾とし、福島県西白河郡で林’養魚場が開発する「阿武隈川メイプルサーモン」の関連商品を発売。冷凍刺身や燻製などの加工食品を、Tシャツなどの雑貨とともに、ビームス ジャパン 新宿店とビームス公式オンラインショップにて販売することをプレスリリース配信しました。

プレスリリースでは、武隈川メイプルサーモンの紹介から「ふくしまものまっぷ Vol.40 阿武隈川メイプルサーモン」の実施概要を掲載。冷凍刺身や燻製、サーモンをモチーフにしたTシャツなどの販売商品を写真ととも紹介しています。記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、刺身に関する広報PRや地域との共同プロジェクトの発信の参考になる事例といえるでしょう。

参考:福島で養殖される「阿武隈川メイプルサーモン」をBEAMS JAPANで6月29日より販売

「刺身の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

日本人にとって、刺身は身近な料理のひとつ。8月15日の「刺身の日」を題材に、グルメ関連の広報PRが考案できるでしょう。お酒が進む暑い時期でもあるため、ドリンクを含むほかの居酒屋メニューとあわせて発信するのもおすすめです。

また、漁業が盛んな地域であれば、「刺身の日」にちなんで地元の食材を紹介したり、イベント・キャンペーンを開催したりといった方法もあります。

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