
緑茶の日
10月28日は「速記記念日」です。今回は、「速記記念日」の意味や由来について解説します。
また、「速記記念日」をきっかけに広報PRの取り組みを行う際のポイントもご紹介。文房具の企画・開発を手掛ける企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月28日は「速記記念日」です。日本速記協会により、明治15年10月28日に制定されました。日本語速記術の創始者と呼ばれる田鎖綱紀氏が、速記符号の講習会を開いたことが制定の由来です。
速記の歴史は非常に古く、世界で最古の速記資料は西欧で発見されています。それから近代速記法が生まれ、速記符号も発明されました。日本語速記法は、その後に誕生しています。
「速記記念日」は日本独自の記念日で、例年、同日には日本速記協会が「速記交流会」を開催しています。さまざまな速記を一度に体験できる興味深いイベントです。
「速記記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「速記記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「速記記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「速記記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「速記記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「速記記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「速記記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「速記記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「速記記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
AI議事録ツールを提供するNishika株式会社は、提供するAI議事録サービスSecureMemoCloudに、23業界の用語に対応したAI文字起こし機能を搭載すると、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、対応する業界をすべて記載し、ターゲットが明確になっている点がGOOD。専門用語が誤字変換されるという課題に対し、正しく変換されることがわかるビフォーアフターの画像を掲載して伝えているのもポイントです。記念日に特化した事例ではありませんが、速記から議事録サービスへとつなげるプレスリリースとして参考になります。
参考:【23業界に対応】AI議事録ツールSecureMemoCloudが、業界特化型のAI文字起こし機能を提供開始
メディア制作・運用を起点としたBtoBマーケティング支援を行う株式会社スタジオユリグラフは、AIライティングアシスタント「Xaris」に新機能を追加したと、プレスリリースで発表しました。動画や音声ファイルを読み込むだけで、これまで時間のかかっていた文字起こしが手軽に行えます。
プレスリリースでは、実際の新機能の画面を掲載し、操作のイメージができるように展開している点がGOOD。また、この機能の活用シーンを具体的に紹介しているのもわかりやすいです。記念日に合わせた事例ではありませんが、AIライティングツールを紹介するプレスリリースとして参考になります。
参考:音声ファイルを一瞬でテキスト化! AIライティングサポートツール「Xaris(カリス)」に文字起こし機能を実装
10月28日の「速記記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「速記記念日」と聞くと、速記に関係ある新情報じゃないとだめというイメージがあるかもしれませんが、大きな枠でいえば、手書きやメモ、文房具なども速記と関連があります。それらの新情報を発信する際にPRフックを作りたい場合は、「速記記念日」を掛け合わせた広報PRの取り組みを考えてみてはいかがでしょうか。
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