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昭和基地開設記念日(1月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日昭和基地開設記念日(1月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月29日は「昭和基地開設記念日」。今回は「昭和基地開設記念日」の意味や由来を解説します。

また、「昭和基地開設記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や南極に関連する研究などを行っている企業、南極大陸に関連する製品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「昭和基地開設記念日」の意味・由来とは?

1月29日は「昭和基地開設記念日」です。1957年(昭和32年)のこの日、日本の南極観測隊が南極・オングル島に上陸し、「昭和基地」開設を決定した上陸式が行われたことに由来しています。

「昭和基地」の名称は、建設された時の元号「昭和」にちなんでおり、当時の建物は全部で5棟あったそうです。南極観測船「宗谷」の老朽化・退役により、1962年(昭和37年)に昭和基地は閉鎖し観測も中止。その後、砕氷船「ふじ」の就役によって1966年(昭和41年)に基地は再開され現在に至っています。

「昭和基地開設記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「昭和基地開設記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「昭和基地開設記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「昭和基地開設記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「昭和基地開設記念日」を元に発信をする流れ

「昭和基地開設記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「昭和基地開設記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「昭和基地開設記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「昭和基地開設記念日」を広報PRに活かした事例

「昭和基地開設記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「昭和基地開設記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「昭和基地開設記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.『南極犬物語』の改訂版をプレスリリースで発表

株式会社ハート出版は、『南極犬物語〈新装改訂版〉』の刊行情報をプレスリリース配信しました。犬ゾリ隊の一員として、南極観測船「宗谷」で活躍したカラフト犬たちを描いた物語の改訂版です。

プレスリリースでは、書籍の内容がイメージできるようページ写真を掲載し、さらに改訂版ならではの魅力を訴求したのがGOOD。「昭和基地開設記念日」に関する事例ではありませんが、関連性が高く、書籍をはじめとする新商品の広報PR活動のひとつとしても参考になるプレスリリースです。

参考:クサリに繋がれた状態で置き去りにされたタロとジロなど15頭の犬たち。日本初の第一次南極犬ゾリ隊

事例2.南極地域観測隊員の出身地にて表敬訪問を実施

福岡県直方市は、第66次南極地域観測隊隊員が直方市長を訪問したことを発表。直方市出身の山岳ガイドが表敬訪問を行い、その様子とともに訪問者プロフィールや概要などをプレスリリースで紹介しました。

「昭和基地開設記念日」に関する事例ではありませんが、今回の表敬訪問に合わせてプレスリリースを配信することで、市や観測隊の認知拡大効果に寄与しています。訪問者と市の関係性はもちろん、訪問者の人物像がわかるプロフィールをピックアップした構成もGOODな好事例です。

参考:第66次南極地域観測隊隊員が直方市長を表敬訪問しました

事例3.第1次南極地域観測隊の食事を再現するプロジェクトに協力

株式会社エターナルホスピタリティグループは、傘下である株式会社鳥貴族が実施する企画展「南極飯!」のプレスリリースを配信しました。東京農業大学「食と農」の博物館にて、第1次南極地域観測隊が食べたといわれるオオトウゾクカモメの焼き鳥を再現するプロジェクトに協力。

こちらも「昭和基地開設記念日」の事例ではありませんが、焼き鳥店を展開する企業ならではの取り組みを発信することで、幅広い層にアプローチできています。「昭和基地開設記念日」のような記念日と掛け合わせることで、さらなる認知拡大・利用促進効果が期待できるのではないでしょうか。

参考:鳥貴族、東京農業大学「食と農」の博物館にて開催中の企画展「南極飯!」にてオオトウゾクカモメの巨大焼き鳥の再現に協力

「昭和基地開設記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「昭和基地開設記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「昭和基地開設記念日」には、南極大陸に注目が集まります。映画や本の題材にもなったことがある南極大陸は、地球が抱えるさまざまな環境問題の基礎となる情報を得られる場所でもあるため、世界中から常に注目されている場所でもあります。自社が南極大陸に関わる取り組みをしていたり、製品やサービスを現地に提供していたりする場合も、積極的に発信するとよいでしょう。

「昭和基地開設記念日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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