
日刊新聞創刊日
6月15日は「暑中見舞いの日」。今回は「暑中見舞いの日」の意味や由来を解説します。
また、「暑中見舞いの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に生活者へダイレクトに製品やサービスを提供している企業は、ぜひ参考にしてみてください。
6月15日は「暑中見舞いの日」です。1950年のこの日、当時の郵政省が初めて「暑中見舞用郵便葉書」を発売したことに由来して記念日となっています。
暑中見舞いは、猛暑期になかなか会えない人やお世話になった人の健康を気遣い丈夫に過ごしてほしいとの願いを届ける夏の挨拶状のことで、江戸時代に生まれた習慣といわれています。
「暑中見舞いの日」は6月ですが、実際に暑中見舞いを送るのは、二十四節気の「小暑(7月7日頃)」から「立秋の前日(8月7日頃)」にかけてが通例とされています。さまざまな企業がこのシーズンに合わせたイベントやキャンペーンを行っています。
「暑中見舞いの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「暑中見舞いの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「暑中見舞いの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「暑中見舞いの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「暑中見舞いの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「暑中見舞いの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「暑中見舞いの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「暑中見舞いの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例をピックアップ。暑中見舞いに関する広報PRを紹介します。
株式会社郵便局物販サービスは、「ムーミン 季節のはがきとお揃いグッズ夏」の販売を2023年5月8日より開始。プレスリリースで商品の紹介をしました。
はがきは、郵便局限定商品で伊予和紙を使用。プレスリリースには、はがき・レターセットそれぞれの商品の魅力が伝わる画像を掲載しています。夏らしいムーミンの絵柄やセット内容は、暑中見舞い・残暑見舞いに使いやすい商品であることアピールされている事例です。
ソースネクスト株式会社は、自社サイト上で3ブランド・4タイトルの住所録・はがき作成ソフトの最新版の発売に関するプレスリリースを発信しました。暑中見舞いなど四季折々の挨拶のはがきはもちろん、来年の年賀状デザインにも使えることが特長。ダウンロード版とパッケージ版を同額の価格設定にしていることや、3ブランドのうちひとつは唯一のMac用はがき作成ソフトであることを掲載しています。
記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、最新版のはがき作成ソフトの魅力を伝えることで、暑中見舞いなどの挨拶状への関心を高める効果が見込める広報PRです。
参考:四季折々のあいさつに年中使えるはがき作成ソフト「筆まめ®」「筆王®」「宛名職人®」の最新版 3月1日(火)新発売
株式会社高島屋は、お中元や暑中見舞いにぴったりな夏ギフトの店頭販売を5月31日より順次実施することをプレスリリースで発表。
プレスリリースでは、今年のギフトのラインナップのポイントをまとめています。オンラインストアの詳細を記したうえで、一部の商品の特徴を画像つきで紹介。高島屋の「2023 髙島屋 夏の贈りもの」への取り組みや生活者が購買するために参考にしやすい平均単価などを記載しています。読み手に寄り添った好事例です。
参考:【高島屋 2023年 夏の贈りもの】中元、帰省手土産、暑中見舞いとして喜ばれる夏ギフト。5月31日(水)から 店頭で順次スタート!
はがきや動画による暑中見舞いに関するプレスリリースを事例として紹介しました。本来、暑中見舞いはお世話になった人への挨拶を目的とする習慣です。形に捉われず、自社に合った形で暑中見舞いを送るとよいでしょう。
「暑中見舞いの日」に合わせ、イベントやサービスに関するキャンペーンを実施したり、プレスリリース、ハッシュタグを使ってSNSの発信などを行ったりするのも一案です。記念日をうまく活用し、自社の広報PR活動を盛り上げてみてはいかがでしょうか。
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