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世界自閉症啓発デー(4月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界自閉症啓発デー(4月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

4月2日は「世界自閉症啓発デー(World Autism Awareness Day)」。今回は「世界自閉症啓発デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界自閉症啓発デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や子供向けのサービスを提供する企業の方はぜひ参考にしてみてください。

「世界自閉症啓発デー」の意味・由来とは?

4月2日は「世界自閉症啓発デー」です。2007年に国連総会において、カタール王国王妃の提案により決議されました。全世界の人々に自閉症を理解してもらうことを目的としています。

日本においても世界自閉症啓発デー・日本実行委員会が組織され、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として設定。この期間には自閉症をはじめとする発達障害についてのさまざまなシンポジウムやランドマークのブルーライトアップなどの啓蒙活動が行われています。

「世界自閉症啓発デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界自閉症啓発デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界自閉症啓発デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界自閉症啓発デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界自閉症啓発デー」を元に発信をする流れ

「世界自閉症啓発デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界自閉症啓発デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界自閉症啓発デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界自閉症啓発デー」を広報PRに活かした事例

「世界自閉症啓発デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界自閉症啓発デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界自閉症啓発デー」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.羽田空港で自閉症や発達障害の啓発のための展示イベント開催

羽田空港の旅客ターミナル運営を主要事業とする日本空港ビルデング株式会社は、4月2日の「世界自閉症啓発デー」と発達障害啓発週間に合わせて啓発イベントを開催することをプレスリリースで配信。特設スペースで、羽田空港が取り組んでいるダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの事例を紹介する展示を行いました。

プレスリリースのアイキャッチに印象的なイベント告知の画像を配し、一目で概要を把握できるよう工夫されています。また、「世界自閉症啓発デー」のポスター画像も挿入し、記念日の目的をしっかり説明しているのもGOOD。そのうえで自社の取り組みを紹介するイベントを告知しているため、伝えたいことが明確になっています。「世界自閉症啓発デー」に合わせた啓発活動を行う際に、参考になる事例です。

参考:【羽田空港】世界自閉症啓発デー・発達障害啓発週間 関連イベント「HANEDA BLUE WEEK」(無料)羽田空港で初開催!

事例2.「自閉症キッズの特性を理解して将来の自立へ導く方法」特集を公開

発達障害の子どもに関する専門サイト「パステル総研」を運営する株式会社パステルコミュニケーションズは、サイトに4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせた特集を公開したことをプレスリリースで発表。特集では「自閉症キッズの特性を理解して将来の自立へ導く方法」として、家庭ですぐに実践できる対応策を紹介しています。

プレスリリースでは、インパクトのある特集タイトルを大きく配した画像を掲載しているのがGOOD。また、本文は手紙のような形で綴られており、読み手に寄り添ったメッセージになっています。発達障害の子どもの自立という社会性の高いテーマもメディアフックとなった参考事例です。

参考:4月2日世界自閉症啓発デー『自閉症キッズの特性を理解して将来の自立へ導く方法』特集公開〜自閉症に関する記事アクセストップ3発表も〜

事例3.自閉症啓発のメタバースイベントを開催

IT関連のさまざまサービスを提供する木村情報技術株式会社は、4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせて産学連携のメタバースイベントを開催するとプレスリリースで発表。木村情報技術は自社オリジナルのメタバース空間「KIMULAND(キムランド)」を提供します。

メタバースという近年特に話題性のあるテーマをメディアフックに、「自閉症啓発デー」と絡めたイベントを開催している点がユニークな広報PR施策です。プレスリリースにはメタバース内のイメージ画像をたくさん挿入し、読み手の興味・関心を高める効果を演出。さらにイベント主催者の先生からのコメントも掲載し、背景や思いをしっかり伝えているのもGOODです。

参考:3月31日(日)および、4月2日(火)の「世界自閉症啓発デー」に、産官学連携による「自閉症啓発」メタバースイベントを開催します

「世界自閉症啓発デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

4月2日の「世界自閉症啓発デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。教育業界や、子ども向けのサービスを展開する企業の方にとっては、事業と関連させやすい記念日です。また、自社の社会的な取り組みと絡めて啓発活動を行うのもよいでしょう。

ご紹介した事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界自閉症啓発デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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